松田美智子のレビュー一覧

  • 新潟少女監禁事件 密室の3364日

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    9年2ヶ月15日。
    9歳から19歳までの長い期間、監禁されていた少女。

    その犯人S被告の裁判記録。

    裁判で最終判決が下るまで3年を費やした。

    第一審での判決は懲役14年。
    S被告、弁護側が控訴し、第二審判決は懲役11年。
    その後、上告し、最終判決は懲役14年となった。

    S被告の裁判での答え方や、態度や表情には、読んでいる方にまで不快感が込み上げてきた。

    殺害までに至らなかったこと、ストックホルム症候群になっていないことが、せめてもの救いだったのでは。

    にしても、日本の法律には歯痒さを感じずにはいられなかった。

    平成24年現在、30歳前半の被害者であった少女が、幸せに暮らしているこ

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    2018年01月30日
  • 新潟少女監禁事件 密室の3364日

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    裁判傍聴だけで書かれたものをルポルタージュといっていいものか。時に著者の主観的な批判が邪魔になるが、自己中心的で身勝手極まる犯行の過程を知ればそれだけ被害女性の苦しさが伝わって来る。

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    2011年05月04日
  • スティックミキサーで朝・昼・晩ごはん

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    最近料理に目覚め、スティックミキサーを買った。

    それで、本書。
    スティックミキサー自体にもレシピ本は付いていたが、紹介の料理点数が少ないから。スティックミキサーで作る料理本を探したが本書だけ。フードプロセッサーならたくさんあるが。
    ただ、内容は料理初心者にはいまひとつ。材料に必ずといってくらい、一般家庭にはないようなものが入っている。

    スティックミキサーは使い方簡単。あまりあれこれ悩まず使ってみるのがいいかもしれないと思った。もっとも便利だと思ったのが、ポタージュ系のスープ。鍋の中で具材を「つぶし」「きざみ」「まぜる」ことができるからだ。
    今後は生クリームやメレンゲを使ったスイーツも作って

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    2011年12月03日
  • 大学助教授の不完全犯罪

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    昭和48年に起きた、立教大助教授教え子殺人事件(その後、犯人の助教授は妻と娘、息子とともに崖から飛び降りて一家心中)をもとにしたノンフィクションノベル風ノンフィクション。愛人である教え子を騙して「旅に出るから心配しないで」などと手紙を書かせたり、失踪した(ことになっている)彼女をいかにも心配している風情で、憔悴した両親のもとを尋ねたり、へたな小細工はするくせに、殺害直後、むかし一度だけ関係をもった年上の大学関係者を呼び出し、ある種のあまえなのかなんなのか、彼女に口裏あわせを頼む(女性は速攻ほかの大学関係者に報告)という間抜けをやらかす、タイトル通りの不完全にもほどがある不完全犯罪。「やっちゃっ

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    2010年11月14日
  • ゴンゾウ 伝説の刑事

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    内容:ダメ警官という意味のゴンゾウと呼ばれている備品係の黒田が

    頑張って捜査して、真犯人を捕まえる話

    感想:

    この本は今までの推理小説とまったく違って、

    真犯人に到達するまでの推理とかはほとんどと言っていいほど無く

    元捜査課・現備品係の黒田とその黒田について来た部下

    などなどその他もろもろの人間関係がとても濃くて、面白かったです。

    ちょこっと読むつもりが夢中になって読んでいたので

    すごく読みやすい作りになっていてオススメです。

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    2009年10月04日
  • 女子高校生誘拐飼育事件

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    ノンフィクションと書いてはいるけど、実際の事件をベースにしたノベルには変わりないと思われます。遠藤周作の「海と毒薬」と同じですね。ところが、この本の場合、ノンフィクションであることを前面に出しているので一瞬ルポかと思われますが、ただのノベルです。
    半分はエロ小説ですね。フランス書院系ではなくて、パラダイムのゲームノベルやマドンナメイトの軽いエロ小説系です。
    そして、最後の最後で不快な気分にさせられるのがあとがき。どうも偏向レンズをとおしたものの見方をしているようにしか見えません。奈良の事件と並べるってのがそもそもの間違いかと。比較するのであれば、小学校ぐらいで誘拐されて、何年も監禁されていた方

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    2009年10月04日