吉田育未のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
全く知らない、それでいて素晴らしい本との出会いがあるから、書店通いはやめられない。とても大好きな作品になった。今年出会えてよかった1冊。
家族にも自分自身にも様々な問題やトラウマを抱えた2人の女性が、それぞれに自分のやりたい事や生きていく道を模索しながら愛し合う、ラブストーリーであり成長譚でもある本作。2人が歩んできたこれまでの人生は決して明るく穏やかなものではないけれど、物語全体に漂う空気感はどこか静謐で、ハーブの爽やかで透明な香りが漂っていて、それでいて相手を求める渇きともいえる愛情を携えていて。読んでいて心が洗われていくような、不思議な感覚があった。
愛の前では人はいくらでも間違う。き -
Posted by ブクログ
「新しい家族」という文句は意外とよく耳にしたりもするが、そのどれとも違う在り方だった。知らない家族の在り方、知らないジェンダー、知らないセクシャリティ、知らないフェティシズム、知らない痛み、知らない葛藤、知らない可能性。この辺は私はそこそこ「知ってるほう」と持ってたが、世には当たり前に知らないことがあるのだという気づき。そこに考えが及ばないのに積極的に何か表明することが、いかに暴力的な行為になりうるか、学生のとき考えていたみたいなことを久しぶりに思い出した。
子どもという概念を通して、no-futurismに満ちた未来を見る。そこに新たな光を見出してみる。私も伝統的な、親たちが辿ってきた人生