ニナ・ラクールの作品一覧

「ニナ・ラクール」の「イエルバブエナ」ほか、ユーザーレビューをお届けします!

作品一覧

  • イエルバブエナ
    完結
    3.5
    全1巻1,375円 (税込)
    原題:Yerba Buena その香りが、その空間が、そのひとときが、わたしを癒してくれる。 傷ついても、過去に囚われても──── サラは衝撃的な別れをきっかけに、16歳で家から逃げ出した。 向かった先はロサンゼルス。懸命に自立を目指し、数年後に人気のバーテンダーとなった。 エミリーは将来のプランが定まらず、自信が持てない大学生。 フラワーアレンジメントの仕事で訪れたレストラン<イエルバブエナ>で、バーテンダーたちにカクテルの作り方を教えていたサラと出会う。 ふたりは惹かれ合うが、トラウマや家族のしがらみ、喪失の記憶に囚われてしまう。 心の傷と向き合い、前に進むために必要なものは何か。 もがきながら自分の道を見つけるふたりの女性のラブストーリー。 【レビュー】 作り込まれたカクテルのように、さまざまな香りがじわじわと花ひらく……あらゆる感覚に訴えかける、細部まで色鮮やかなごちそうだ。・・・・・・ラクールの技がまぶしい・・・・・・ほろ苦さ、しょっぱさ、甘さが一気に押し寄せる。 ――ニューヨークタイムズ・ブックレビュー 『イエルバブエナ』は、現代の複雑な愛についての考察である……サラとエミリーを苦しめるトラウマ、そして彼女たちの希望と回復が、穏やかで優しさに満ちた目で観察され、静かな散文に見事に表現されている……登場人物が魅力的な美しいフィクションだ。完璧なカクテルのように、飲み終わった後もずっと、記憶に残るだろう。 ――サンフランシスコ・クロニクル 『イエルバブエナ』はご褒美のようで慎ましく、親密なのにとらえどころがない、これらが完璧に調和し素敵な香りが漂います。ミステリアスで魅力的なだれかがミックスした、見事なカクテルのよう。大切な作品です。 ――ケイシー・マクイストン ニューヨーク・タイムズ・ベストセラー小説『One Last Stop』、『赤と白とロイヤルブルー』著者 あなたの心が抱える真実と、あなた自身を守るための嘘。あなたを築いた道と、あなた自身が築く道。立ち止まることと、修復すること。本書はこれらのことが描かれた、極上の物語です。ニナ・ラクールは、彼女にしかできないやり方で、心を満足させ、感動的で、ずっと記憶に残るラブレターを書いたのです。人生のあらゆる“はじまり”へのラブレター。ほんとうに美しい。 ――コートニー・サマーズ ニューヨークタイムズ・ベストセラー小説『Sadie』、『ローンガール・ハードボイルド』著者
  • イエルバブエナ

    Posted by ブクログ

    親密さと澱みの雰囲気が常に流れている作品だった。傷ついて、傷を見ないふりして、癒やそうとして、その最中にまた傷ついて、そしてだんだん傷を受け入れてゆく、そんな過程を見させてもらったように思う。

    0
    2024年03月24日
  • イエルバブエナ

    Posted by ブクログ

    ジャケ買い。
    マットな感触良し。背表紙、裏表紙の配色も良い。

    2人の女性の物語だけど、前半は接点なく、1人ずつの話が交互に進んでいく。そして内容がヘビー。

    半分過ぎてやっと出会い、かと思ったら離れたり。その過程の心理がよく描かれていた。10代の頃のトラウマを乗り越える過程が、読んでいてきついと感じる人もいるかもしれないけど、希望が見える終わり方で良かった。

    ラクールさんの本はこれが日本語初翻訳らしい。

    0
    2024年09月17日

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