カール・エリック・フィッシャーのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
アルコールと煙草漬けの両親に育てられ、自身もアルコール依存症のリハビリを受けたことのある精神科医が、経験談を交えながら酒や薬物に依存する人びとと社会の歴史を辿っていく。
依存症の経験を持つ医師が依存症治療の歴史をまとめた、いわゆる当事者研究というやつで、まずいきなり結構ヘビーな著者フィッシャーの入院体験とカミングアウトから始まる。
でもカタい本ではない。とてもフランクな語り口で、アルコールが自分をダメにしていると認められなかった逡巡の日々を綴ったエッセイとしても面白いし、酒と薬物という切り口で見たアメリカ史としても超面白い。最近読んだなかではレベッカ・ソルニットの『ウォークス』に編集意図が -
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Posted by ブクログ
ネタバレ依存症当事者の精神科医著。
自身の体験も絡めつつ、依存症を取り巻く治療の変遷、政策と問題点、依存症に対する社会的な価値観とそれらがどう作られてきたのかまで深く掘り下げて書かれていてとても面白かった。
↓特に好きだった所
「依存症供給産業」が安全だと信じこませるために、その悪影響への疑いを持たせる。悪影響がある人と無い人がいて、薬物の影響ではなく個人の責任とした。p.35
依存症者は病人であり、法が「病気を犯罪とし、病人が病気であるからと罰せられることを許す」とした。それは「残虐な行為」である。p225.1
私自身が回復し始めたころ、特に問題はなかったが、それ以上ではなかった。p309.23 -
Posted by ブクログ
ネタバレ「歴史が示してきたように、依存症はごく普通のことである。人生の喜びと痛みを伴う道筋であり、苦痛に対処するという人間の大切な仕事を大切な仕事を体現している。依存症が人間性の一部であるなら、それは解決すべき問題ではない。私たちは依存症をなくすことはできないが、それとうまくつきあう方法を見つける必要がある。ときには優しく、ときには力強く、しかし決して敵対的ではない方法で。なぜなら、自分自身の本質に戦争を仕掛けても何も生まれないのだから。」
本書は、アルコール中毒で治療を続けながらも医師として治療を行ってきた筆者の半生とともに依存症の歴史を外観していく。
歴史を語りながらも主観的な描写に否応無く感情 -
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