中空麻奈のレビュー一覧

  • ユーロ連鎖不況

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    著者はBNPパリバの著名なエコノミスト。
    2011年刊行と少し古いが、ギリシャに始まった不況とそれにどう欧州諸国が動いたかを解説。
    それに続いて本当に伝えたかったのは財政赤字が続く日本(当時は民主党政権だったが)への警鐘。経済再生を掲げて借金をするのではなく、財政再建をすべきだと解く。
    小難しい政権主導の経済政策をわかりやすく解説したうえで持論を展開する良書。

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    2017年05月02日
  • 図解 ソブリンリスク早わかり

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    とてもわかりやすかった。
    原因、現状、未来予測、それらに対する対処法なども丁寧に考察、説明されており
    ソブリンリスクに波及する様々な因果を世界全体と比較して言及されており、大変勉強に役立った。

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    2014年08月06日
  • 早わかりサブプライム不況 「100年に一度」の金融危機の構造と実相

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    世界一簡単かどうかは知らないけどわかりやすかった!
    サブプライムの基本的な仕組み、アメリカに流れ込むマネーの仕組み、CDSについてなどなど。
    ちょい古いけど。よくわかんなかったことが色々わかったー!

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    2012年09月01日
  • ユーロ連鎖不況

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    著者の中空さんはクレジット(信用:この場合は債権に対する信頼など)の専門家としてのキャリアの持ち主で、メディアにもちょくちょく出てきている様なので既にご存じの方も居られるかと思います。

    本書は中空さんの手による、借金という観点から観た世界経済の解説と日本国債の問題点の指摘、そしてこの問題解決に向けて日本人はどの様に動き出すべきかと言う提言が載っている本です。


    内容としては、まず、金利が上がればどの様な状況が引き起こされるのかについて、想定される事態の簡単な解説から始まり、以降5つの日本国債大丈夫論の紹介とそれぞれに対する反論が解説され、

    そして、2007年のサブプライムショックの解決の

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    2011年06月21日
  • 早わかりサブプライム不況 「100年に一度」の金融危機の構造と実相

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    ネタバレ

    [ 内容 ]
    米国が震源地で「100年に一度」といわれる金融危機は、株大暴落を経て世界同時不況に発展しようとしている。
    危機が増殖していた時も、市場がパニックに陥った時も、常に日本マネーが狙われたのはなぜか。
    気鋭の証券アナリストが未曽有の危機の全貌をわかりやすく解説した決定版。

    [ 目次 ]
    第1章 世界一簡単に「サブプライム問題」を解説する
    第2章 「金詰まり」のマグマが蓄積された
    第3章 なぜリーマン・ブラザーズは破綻したのか
    第4章 世界同時不況で起こること
    第5章 世界は米国のために動いている?
    第6章 日本はどこへ行く

    [ POP ]


    [ おすすめ度 ]

    ☆☆☆☆☆☆☆ 

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    2011年06月06日
  • ユーロ連鎖不況

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    ユーロ経済というよりも、それを例にした日本のソブリンリスク分析の章のアメリカ系格付け機関の日本に対する定性的な格付けかさ上状況の記載は自分にとって新鮮だった。日本国債のリスク、日本の大手金融機関に預金を預けておくことのリスクとリターンの不合理性は、大前研一氏、野口悠紀夫氏の指摘とまったく同趣旨。女性の方らしく、国債暴落時の具体的なシナリオの描写が具体的で身近な視点で描写されていた。
    ただし、グラフや図表の使い方が一般の新書レベルとしてはわかりにくい。もう少し金融レポート調ではなく、要点だけにフォーカスした図表の使い方が望まれる。

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    2011年02月06日
  • 早わかりサブプライム不況 「100年に一度」の金融危機の構造と実相

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    意外と知らないサブプライムローン、リーマンショックの仕組みについて書かれています。今さらながらなぜ世界同時不況に陥っていったのかを知りたい人はせひどうぞ。

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    2011年01月22日
  • 早わかりサブプライム不況 「100年に一度」の金融危機の構造と実相

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    分析は平易に書かれていて、おおよそ作者の意図してることは成功している。

    ただ、後半になるにつれてのダレは、僕のせいか?

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    2009年10月04日
  • 早わかりサブプライム不況 「100年に一度」の金融危機の構造と実相

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    この本を読んだきっかけは、これほどまでに新聞やテレビを賑わせている「サブプライム問題」の中身をイマイチよくわかっておらず、十分な説明ができないところにあった。一部専門的な話もあり、100%を理解したとは思わないが、アメリカの金融機関の仕組み、体制などから、日本の金融機関との比較など、基本的な部分から勉強になる本であった。

    第1章の「世界一簡単にサブプライム問題を解説する」というタイトルについては、少しオーバーな気もしたが、この1章だけでもサブプライム問題の概要は知ることができるので、一般常識程度に知る分には十分かと考える。

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    2009年10月04日
  • ユーロ連鎖不況

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    日本の財政赤字問題、なぜ日本は財政破綻しないか、なぜ日本の国債は買われるのか等々、以前から気になっていた疑問にドンピシャで答えてくれる。ただ、金融の知識が少なすぎて容易には理解出来ない点も多い。もう少し知識を増やしてもう一度読み直したい一冊。

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    2013年07月08日
  • 早わかりサブプライム不況 「100年に一度」の金融危機の構造と実相

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    サブプライム問題の構造について。整理されているので、時系列で追っていただけの当時の理解がさらに深まる。

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    2012年11月16日
  • 早わかりサブプライム不況 「100年に一度」の金融危機の構造と実相

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    優しく語りかけるようにサブプライムの全貌が解き明かされる。第1章のタイトルは「世界一簡単にサブプライム問題を解説する。」いきなり大上段。これに対しては、筆者の意気込みを感じていただければと軽くかわされてしまっている。軽いノリが随所に散りばめられており、クスリクスリとほくそ笑みながら読んだ。口述のような親しみやすさでグングンひきつけられた。サブプライムがしっかり身に付いた。

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    2012年08月13日
  • ユーロ連鎖不況

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    全体を通して筆者が伝えようとしているのはユーロのことと言うよりも、「日本の財政赤字を早急に削減する方策を実行すべし」ということであると考えられる。
    本書で用いられているデータは筆者が次節の都合の良い用に持ちだした資料という側面はあるものの、実際日本国の赤字残高は累積する一方だ。
    このような時勢にあっては、比較衡量を長々と続けている場合ではなく、即刻実効性のある政策を導入せねばならない。
    以上のような基本的であるが意外と日ごろの雑多な生地に埋もれてしまいがちなことに気づかせてくれる書である。

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    2012年01月11日
  • 早わかりサブプライム不況 「100年に一度」の金融危機の構造と実相

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     100年に一度の金融危機で不況真っただ中の今、サブプライムローン問題などと騒いでいるが、そもそもサブプライムってどういう意味なのであろうか?それをわかりやすく解説してくれているのがこの本だ。さらに、この不況の中で、市場がパニックになってしまうと、なぜ日本マネーが狙われてしまうのかも解説してくれている。この不況が起きてから何となくそれに関する本が増えているような気がする。それはおそらく、これからどうすれば分からない人へのアドバイスでもあると思う。ただ、世界が苦しむとそれは日本につながる。これからまたひどくなることは、考えたくもない。これから日本は、世界はどうなってしまうのか?

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    2009年11月12日