中空麻奈のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
著者の中空さんはクレジット(信用:この場合は債権に対する信頼など)の専門家としてのキャリアの持ち主で、メディアにもちょくちょく出てきている様なので既にご存じの方も居られるかと思います。
本書は中空さんの手による、借金という観点から観た世界経済の解説と日本国債の問題点の指摘、そしてこの問題解決に向けて日本人はどの様に動き出すべきかと言う提言が載っている本です。
内容としては、まず、金利が上がればどの様な状況が引き起こされるのかについて、想定される事態の簡単な解説から始まり、以降5つの日本国債大丈夫論の紹介とそれぞれに対する反論が解説され、
そして、2007年のサブプライムショックの解決の -
Posted by ブクログ
ネタバレ[ 内容 ]
米国が震源地で「100年に一度」といわれる金融危機は、株大暴落を経て世界同時不況に発展しようとしている。
危機が増殖していた時も、市場がパニックに陥った時も、常に日本マネーが狙われたのはなぜか。
気鋭の証券アナリストが未曽有の危機の全貌をわかりやすく解説した決定版。
[ 目次 ]
第1章 世界一簡単に「サブプライム問題」を解説する
第2章 「金詰まり」のマグマが蓄積された
第3章 なぜリーマン・ブラザーズは破綻したのか
第4章 世界同時不況で起こること
第5章 世界は米国のために動いている?
第6章 日本はどこへ行く
[ POP ]
[ おすすめ度 ]
☆☆☆☆☆☆☆ -
Posted by ブクログ
100年に一度の金融危機で不況真っただ中の今、サブプライムローン問題などと騒いでいるが、そもそもサブプライムってどういう意味なのであろうか?それをわかりやすく解説してくれているのがこの本だ。さらに、この不況の中で、市場がパニックになってしまうと、なぜ日本マネーが狙われてしまうのかも解説してくれている。この不況が起きてから何となくそれに関する本が増えているような気がする。それはおそらく、これからどうすれば分からない人へのアドバイスでもあると思う。ただ、世界が苦しむとそれは日本につながる。これからまたひどくなることは、考えたくもない。これから日本は、世界はどうなってしまうのか?