熊本県庁チームくまモンのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
くまモンはやっぱり凄い
と改めて実感させられる、そんな一冊。
くまモンを生み出し、現在の地位まで育て上げた熊本県庁の職員さんたちの奮闘記。
ロイヤリティフリーであったり、地元PRのための第一歩としての自己PRであったり、くまモンの成功の裏にはただならぬ努力の汗と涙があったわけですね。
職員さんだけでなく、彼らのボス、県知事もお見事な人柄!
そういや新喜劇出てたなあ。そりゃ教え子からしたらあんな茶番でコケてほしくないだろうなあ、と(笑)
欲を言うならば、くまモンの生みの親である小山薫堂さんとデザイン担当の水野さんの章もあれば、より一層深く「くまモンの秘密」を味わえたかな。ま、これは欲張りす -
Posted by ブクログ
タイトルに惹かれて購入。
発刊されたのは、平成23年で、本の内容としては九州新kんせんが開業した2011年の前後の模様について語っています。その当時、九州新幹線が大阪から乗れるということで、そのPRとして、大阪での活動がこの本の半分以上占めています。残りは、地元での活動や知事としてのくまモン戦略が書かれています。
今更ですが、くまモンの名前の由来を知らなかったので、へぇーそうだったんだと驚いてしまいました。
2019年現在もまだ人気を博してますが、登場した当時は、まさかここまで人気が続くとは思いませんでした。
ゆるキャラブームで数多くいましたが、今は忘れられているキャラもちらほら。
その中で生 -
Posted by ブクログ
ネタバレくまモンの躍進を、ゆるキャラNo1による偶然と思っていましたが、綿密な戦略があったのだと知りました。しかも、企業の戦略ではなく、地方公務員による戦略とは思いもしませんでした。
1.ターゲットを明確にする
2.TPOにあったメディア戦略
3.SNSの最大限の利用
4.くまモンの爽快な動き・表現の豊かさ
5.くまモンを活用したPR・広報へのトップの理解と支援
成功の要因を5つにまとめていますが、本書を読むと戦略と戦術がうまく噛み合っていることが解かります。
熊本県のPRを目的として始まった活動が、想像以上の経済効果を生んだだけでなく、県庁といういわゆるお役所の活性化に繋がったことも同県人として嬉し