石島亜由美のレビュー一覧

  • 妾と愛人のフェミニズム 近・現代の一夫一婦の裏面史

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    フェミニズムの分野で「妾」や「愛人」が議論の対象にされてこなかったことに疑問をもった著者が、明治期から2010年代までの「妾」と「愛人」にまつわる「読売新聞」や「週刊文春」の記事分析と文学作品の読解を通して、時代ごとに形作られた社会的イメージの変遷をたどっていく本
    まず「妾」と「愛人」は明らかに違うものであるということ、「愛人」が否定的なイメージで捉えられるようになったのは戦後のごくごく最近のことであるという事実に驚かされた
    夫と妻、そして妾や愛人。その関係性の変遷から現在の婚姻制度につながるロマンティックラブイデオロギーやモノガミーをどう考えていくべきか
    妻と愛人を分断する男女の不平等や資本

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    2024年05月01日
  • 妾と愛人のフェミニズム 近・現代の一夫一婦の裏面史

    Posted by ブクログ

    明治から大正、昭和へと移り変わる中で一夫多妻制の許容から一夫一妻制へのシフト。妾の文字がなくなり愛人の意味も変わっていく。時代ごとに文献を当られた丁寧に調べられている。そして、またこれからも変わっていくに違いない愛人の意味についてフェミニズムにとっても好ましいものになっていって欲しい。

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    2023年07月02日
  • 妾と愛人のフェミニズム 近・現代の一夫一婦の裏面史

    Posted by ブクログ

    まずは調査と視点に感服する。

    明治時代の妾の(妻も)置かれた都合よいポジションにプンプン怒りながら読み、大正の頃の”恋愛”の発生にそれもまた一種のファンタジーだよなあと思う。戦後からここまで”働く女性”となってきたわけだけれど、そこでは男女の格差やその他も解決されたとは言えず、また女性同志の格差も広がっているような気がする。

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    2023年06月12日