石島亜由美の作品一覧
「石島亜由美」の「妾と愛人のフェミニズム」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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「石島亜由美」の「妾と愛人のフェミニズム」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
Posted by ブクログ
フェミニズムの分野で「妾」や「愛人」が議論の対象にされてこなかったことに疑問をもった著者が、明治期から2010年代までの「妾」と「愛人」にまつわる「読売新聞」や「週刊文春」の記事分析と文学作品の読解を通して、時代ごとに形作られた社会的イメージの変遷をたどっていく本
まず「妾」と「愛人」は明らかに違うものであるということ、「愛人」が否定的なイメージで捉えられるようになったのは戦後のごくごく最近のことであるという事実に驚かされた
夫と妻、そして妾や愛人。その関係性の変遷から現在の婚姻制度につながるロマンティックラブイデオロギーやモノガミーをどう考えていくべきか
妻と愛人を分断する男女の不平等や資本
Posted by ブクログ
「玉木宏の100番目の妻とかでも全然良いのだが…」と書かれたTwitterが少し前に話題になった。非モテより、イケメン俳優の妻になりたい。毎日じゃなくても良いから、定期的に構って貰えれば満足だと。ポリガミー的な視点であり、ポリアモリーとは異なる。つまり、複数女性によるハーレムが希望だが、別に、複数男性は不要だと。
本著では、男性の視線の中で女性が女性を価値づけることの暴力性について、その視点から発生したと思われる、妾や愛人についてを探る。古来、妾は男性に所有される禽獣に近い賤隷として、日本では1882年に妾は法的に廃止されるまで、制度としても存在した。結婚自体が家の存続や政治関係から当人同士