前半、というか出だしは、わずか20-30年前に教科書に載っていた日本史の通説が「覆った」という事例が集められており参考になった。後半は、「○○はこう評価されているが実は…」というものが中心になっており、「別の見方もあるよ」という事例が集まっている。
「こうだ!」という言い切り型の説をうのみにすることなく自分自身の考えと知識を持って見ていかないと、と改めて感じた。
アイヌの項は、和人の同和政策の結果、アイヌは民族としても文化としても滅ぼされた、としているがそれこそ「まったく別の見方もある」(「北海道が危ない!」砂澤陣著)。