冬木糸一のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
こういう本が欲しかった。
ブク友さんの本棚で見つけたので、本当にありがたい。
最近読んだ本で心に残った本『1984年』『プロジェクトヘイルメアリー』『クラインの壺』全てSFだということに気がついた。
『わたしを離さないで』は、15年くらい前に読んだのに今だにたまに思い出す。
SFはその世界観に自分も入っていけるので好きだ。映画だと監督が造った世界だけど、小説は自分が想造した世界なので、主人公の隣に一緒にいる感じで楽しめる。
SFでもジャンルが広くて、好きと苦手がはっきりしているので、どのジャンルに興味があるのか知りたかった。
SFは1冊が長いし、難しくて理解できない本もあるのでこういう本 -
Posted by ブクログ
これから何が起こるのかを知るための教養
にひかれ購入。
SF沼にはまりつつあるのですが、(もちろんそこから派生して
いろんなジャンルの本も読んでいくと思うのですが)
ただ、面白かった、だけじゃなくて、こういう読み方をすればいいのかと
感心しました。
現実はすでに、過去のSFで想像された世界に近づきつつある
(すでにそうなってるものもある)
今の日常の上に成り立つ、フィクション小説は、
今の自分と重ねていくことは簡単だと思いますが、
未来の創造の上のSF小説から、今、自分が未来のため
想像し、、今行動できることは?ひと手間考えてみることが
教養として成り立つ意味なんだなと感じます。
ただ -
Posted by ブクログ
出版社や帯コメントの顔ぶれから何となく世間ではビジネス書として受容されている気がしているのだが、タイトル通り面白いSF作品を紹介してくれている一冊。そのラインナップを眺めて解説を読むだけでニヤニヤしてしまう。もちろん(?)本書のベースには「現実世界の近い未来を予測するために」という前提があるので単に「暇つぶしに面白いよ!」と紹介しているわけではないのだけど。往々にして世間を騒がすテクノロジーはSF作品の中で描かれており「現実があの作品に追い付いた」という感覚になった経験を持つSF好きは多いはず。ただ純粋に良質なSF作品を楽しみたい方も、そこから仕事やキャリアへのヒントを得たい方も、どちらにもオ
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Posted by ブクログ
【感想】
私はノンフィクションを中心に本を読んでいるが、小説の中では圧倒的にSFが好きである。その理由は、SFが常に私たちの身近にある問題を扱っており、空想の世界でありながらリアルの世界と地続きであるからだ。フィクションならではの面白さを含みながらも、随所で現実世界が孕む問題に一石を投じており、2つの相乗効果によって「そんな視点があるのか!」と驚かせてくれるからだ。
本書『「これから何が起こるのか」を知るための教養 SF超入門』は、私のようなライト層にだけでなく、SFに触れたことが無い初心者やゴリゴリのヘビーユーザーにまでSFの面白さを紹介する「ガイドブック」である。著者は書評家として活躍す