あらすじ
メタバース AI 不死・医療 ジェンダー 地震 感染症 気候変動……この1冊で、未来の全てがわかる!イーロン・マスクのバイアスにとらわれない思考を支える『銀河ヒッチハイクガイド』、最新の話題作『三体』など、古典から現代までベスト53冊を厳選した初のビジネスパーソン向け入門書。
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Posted by ブクログ
私はSF好きを自称したい人間である。
そして本棚にはコツコツ集めているSF小説の数々。
しかし、ほとんどが積読と化してしまっている。
そこで、このSFの入門書を読んで初心に還り、新しい気持ちで積読を消化していこうと思っていた。
読み始めていくと、身近なカテゴリー分け、簡潔な説明、関連本の数々。
そして、読み終わった頃には積読と読みたい本が増加しているという有り様である。
でも、SF小説を読むことは未来に関する想像力を増やすことだと信じ、買いまくり、読みまくって生きたい。
Posted by ブクログ
こういう本が欲しかった。
ブク友さんの本棚で見つけたので、本当にありがたい。
最近読んだ本で心に残った本『1984年』『プロジェクトヘイルメアリー』『クラインの壺』全てSFだということに気がついた。
『わたしを離さないで』は、15年くらい前に読んだのに今だにたまに思い出す。
SFはその世界観に自分も入っていけるので好きだ。映画だと監督が造った世界だけど、小説は自分が想造した世界なので、主人公の隣に一緒にいる感じで楽しめる。
SFでもジャンルが広くて、好きと苦手がはっきりしているので、どのジャンルに興味があるのか知りたかった。
SFは1冊が長いし、難しくて理解できない本もあるのでこういう本は本当にありがたい。
この本は自分のようなSF初心者にわかりやすく紹介されていて、今ドンピシャの本だった。
それぞれのジャンルの説明とおすすめの本とあらすじが載っている。
あらすじはネットにあるような簡単なものではなくて、「どこがすごいのか」というポイントまで教えてくれているので選びやすい。
更に「SF沼の地図」では、縦軸と横軸に「Heavy」「Light」で配置されていて、一目でその本がどういう位置にあるのかわかる。「SF沼の地図」って名前も最高!
ミステリーでもこういう本があったら楽しいのにな。
ミステリーもまだまだたくさん読みたい本があるけど、この本のおかげでSFも読みたい本が見つかって嬉しい。
SFはAudibleで、ミステリーは紙の本で読んでいこう。楽しみが増えた^_^
◉SFジャンル
1.最新テクノロジー
仮想世界・メタバース
人工知能・ロボット
不死・医療
生物工学
宇宙開発
軌道エレベーター
2.災害
地震・火山噴火
感染症
気候変動
戦争
宇宙災害
3.人間社会の末路
管理社会・未来の政治
ジェンダー
マインド・アップロード
時間
ファーストコンタクト
地球外生命・宇宙生物学
Posted by ブクログ
これから何が起こるのかを知るための教養
にひかれ購入。
SF沼にはまりつつあるのですが、(もちろんそこから派生して
いろんなジャンルの本も読んでいくと思うのですが)
ただ、面白かった、だけじゃなくて、こういう読み方をすればいいのかと
感心しました。
現実はすでに、過去のSFで想像された世界に近づきつつある
(すでにそうなってるものもある)
今の日常の上に成り立つ、フィクション小説は、
今の自分と重ねていくことは簡単だと思いますが、
未来の創造の上のSF小説から、今、自分が未来のため
想像し、、今行動できることは?ひと手間考えてみることが
教養として成り立つ意味なんだなと感じます。
ただ、作者のあとがきにもありますが、まずは、楽しい!と思うことが大切!
楽しいことは、体感として、気持ちもついていくと思います。
作者の知識はすごい!(どうやっておぼえてるんだろう?)
読書冊数もすごい!(どうやって自分のものにしていっているんだろう?)
紹介されている本は、どれもこれも読みたくなります。
ひとつだけ、、、本書の性質上、紹介されている本の内容に
触れることは避けられず、
また、内容に触れられることで、興味がわいたのは確かですが、、、
いくつかのものは
ほぼほぼネタバレ的な、結末まで書かれてるのは残念かもでした。
(それも、一読しただけでは覚えてないのでいいのですが笑)
とりあえず、今気になるものにチェックしたので
購入、読みおえたら、筆者と考えをすり合わせたいなーと思ってます。
最初は、本の紹介だけの本かと思いましたが、
SFにさらに興味がわき
SFをこれからこんな風に読んでいけられる人間になりたいな
と、教養としてのSFの一面が見えてよかったです。
SF大好きな方には、すでに読まれている本ばかりかと思いますが、
ぜひ、私のように、まだSFだけでは100冊には届かないような方や
若い世代の方に手に取っていただきたいと思います。
やわらかい頭を作りたいです。
Posted by ブクログ
洋書はあまり読んだことがなかったのですが、この本を読むと結構そそられる作品が沢山あって機会があれば読んで見たいと思わずにいられなくなりました。日本沈没は読んだことがあり、映画の藤岡弘版、草彅剛版、ドラマも小栗旬版は見ましたが、実際には日本は沈む事はありえないと言うのを何かで読んだのですが、昨今の地震の多さ、気候変動等みると薄ら寒さを覚えます。未来を覗いたのではと言う内容のものもあり、ロボット、ジェンダー、気候変動、地球外生命体、科学テクノロジーの発達など、何十年も前に書かれていた事柄に驚きを隠せなかった。
Posted by ブクログ
SF知識を深めたい方にオススメの本で楽しめました。
作者の冬木糸一さん(「終末」をバラバラにしたペンネーム)は2000冊SF小説をご覧になったそうで、それだけ読めば知識も深まりますし書籍化までして驚きました。
私は映画鑑賞が趣味なのですが元ネタ及び影響受けた作品は、これか〜と新しい発見がありました。
SFだけでも17分野に細かく分けているので、SF知識を深めたい方必見の一冊です!
Posted by ブクログ
SF小説って今まであまり読んだことがなく、覚えてるのは劉慈欣の『三体』くらい。
東大VRセンター特任研究員である宮本道人先生からSF思考の大切さを教わり、とりあえず入門書ということでこの本を読みました。
著者である冬木糸一氏が読んで面白かったSF小説がジャンルごとに紹介されていて、SF読むとしたら何から読もうかなって考えてる人にはうってつけ。
私も読みたい本を何冊かピックアップしたのですが、宇宙好きの性格からか、宇宙ジャンルばかりでした笑
宮本道人先生からのおすすめでもあるグレッグ・イーガンの作品は真っ先に読みます。
Posted by ブクログ
本を読む時の参考にしている『基本読書』を書く著者の初書籍だから、面白くないわけがない。「地震・火山噴火」のチャプターが一番興味を惹かれた。「つながるリスト」と「SF沼の地図」は楽しい試みだし、全体的に安定の面白さだった。
Posted by ブクログ
SFは人間の妄想ではあるが、その中に、ビジネスや人生において役に立つヒントが散りばめられているのだろうと思った。
SFというと、地球外生命との接触というイメージが強かったが、Scienceは、自然災害、医療なども広く扱うのである。ドラえもんは、ロボットのSF、宇宙戦艦ヤマトは、宇宙戦争のSFと捉えると、SFがグッと身近になる。
Posted by ブクログ
超と言うだけあってとても詳しくまとめてあります。想像だけでなく、現実の可能性を追究しているので科学の勉強にもなります。どれも時間があったら読みたくなりました。
Posted by ブクログ
間違いなくこれからSF小説を読み始める方、必見のガイドブック。
ジャンル分けした上で、各作品のあらすじ、凄さを解説してくれるため非常に読みやすい!加えて、世情も反映した魅力も添えてくれるため、古典作品であっても違った魅力が見えてくるのが流石です。何冊か興味を惹かれたものもあったので、これを機に手に取ってみようと思います。
Posted by ブクログ
出版社や帯コメントの顔ぶれから何となく世間ではビジネス書として受容されている気がしているのだが、タイトル通り面白いSF作品を紹介してくれている一冊。そのラインナップを眺めて解説を読むだけでニヤニヤしてしまう。もちろん(?)本書のベースには「現実世界の近い未来を予測するために」という前提があるので単に「暇つぶしに面白いよ!」と紹介しているわけではないのだけど。往々にして世間を騒がすテクノロジーはSF作品の中で描かれており「現実があの作品に追い付いた」という感覚になった経験を持つSF好きは多いはず。ただ純粋に良質なSF作品を楽しみたい方も、そこから仕事やキャリアへのヒントを得たい方も、どちらにもオススメ。
Posted by ブクログ
<目次>
第1部 最新の「テクノロジー」を知る
第1章 仮想世界・メタバース
第2章 人工知能・ロボット
第3章 不死・医療
第4章 生命工学
第5章 宇宙開発
第6章 軌道エレベーター
第2部 必ず起こる「災害」を知る
第7章 地震・火山噴火
第8章 感染症
第9章 気候変動
第10章 戦争
第11章 宇宙災害(隕石の衝突・太陽フレア)
第3部 「人間社会の末路」を知る
第12章 管理社会・未来の政治
第13章 ジェンダー
第14章 マインド・アップロード
第15章 時間
第16章 ファーストコンタクト
第17章 地球外生命体・宇宙生物学
<内容>
単純に面白いSFを紹介する本ではなく、今起こっている様々な課題や科学の進歩を踏まえて、偉大なSF作家の思考の結果として、作品を読んでいこうというブックガイド。各章に3~5冊程度の作品が紹介される。どれも魅力的。また19世紀の終わりからこうした本があることにすごさを感じる。我々人類の知能も捨てたものではないな。著者は、ITエンジニアだが、本読みで有名。書評サイト「HONZ」にも顔を出している。
Posted by ブクログ
SFのジャンルごとに有名作品をレビューする本。現代技術とSFが描く世界とを比較しており「教養」も提示しています。小説限定のため映画や漫画のレビューが無いのが惜しいところ。とはいえ読みたくなる表現はさすが。面白い本でした。
Posted by ブクログ
【感想】
私はノンフィクションを中心に本を読んでいるが、小説の中では圧倒的にSFが好きである。その理由は、SFが常に私たちの身近にある問題を扱っており、空想の世界でありながらリアルの世界と地続きであるからだ。フィクションならではの面白さを含みながらも、随所で現実世界が孕む問題に一石を投じており、2つの相乗効果によって「そんな視点があるのか!」と驚かせてくれるからだ。
本書『「これから何が起こるのか」を知るための教養 SF超入門』は、私のようなライト層にだけでなく、SFに触れたことが無い初心者やゴリゴリのヘビーユーザーにまでSFの面白さを紹介する「ガイドブック」である。著者は書評家として活躍する冬木糸一さん。冬木さんは「基本読書」という書評ブログを運営しているのだが、私はこのブログの大ファンである。次に読む本を探す際に「冬木さんが面白いと言っているのだからこれにしよう」と、完全に信頼しているぐらいだ。(私の書評のテイストも若干冬木さんから影響を受けている。)
冬木さんは書中で「『すでに現実はSF化した』」と述べている。
SFというのは、人類とその社会の問題・限界を記述するジャンルだ。地球環境の悪化やテクノロジーの先鋭化によって、現実世界の臨界点が高まり続ければ、それだけSFが記述する世界の厚みが増してくる。やがてSFと現実世界の境目が溶け合うようになり、フィクションから得られたアイデアが現実世界に流入してくるまでになる。
今後、科学技術の高まりによって、人間が認識できる範囲を超えた――それこそSF小説の中でしかありえないような世界がやってくるだろう。AIの超高度化、ジオエンジニアリング、宇宙開発など、人間と地球・宇宙のあり方そのものを変質させようとする試みは、今この瞬間も行われている。私たちは、人間を超えた世界で何が待っているのかを的確に捉え、未来をシミュレートし、備えなければならない。
だからこそ今、SFがとても重要で、とても面白いのだ。
――Dain「本書がスゴいのは、現実と地続きで考えていること。「サイエンス・フィクション」という一ジャンルに惑溺するだけではなく、それが現実とどう接続しているのかを、具体的に見せてくれる点だ。治療法がない疫病の感染者に対し、人は、どれだけ残酷になれるか。大災害で破壊された文明社会は、何をよりどころにして復興できるのか。現実に起きた出来事は、SFでシミュレート済みなのだ。未来を既読にする一冊」
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【まとめ】
1 なぜ今SFを学ぶ必要があるのか
この本は、すべての人のためのSF入門書である。SFとはScience Fictionの略であり、本書では、基本的に科学的な描写を取り入れた小説作品のことを指す。
なぜSF読者だけでなく「すべての人」のための入門書が必要なのか。それはいま、フィクション、つまり空想、絵空事の世界で起こっていた出来事が、われわれ一人ひとりの人生にも及んでいるからである。
「すでに現実はSF化した」――これは、周りの世界を見ると明らかだ。
現実のSF化――それは単に「テクノロジー」に限定されず、どのような思想、傾向が今後必要とされるものなのか、という「価値観」についても同様だ。技術の進歩は人の価値観も同時に変えてゆくはずだ。たとえば、「男女平等」の行き着く先は、性別それ自体を自分で自由に選択できるようになる社会である。
この先「テクノロジー」と「価値観」にどのような潮流の変化があるのかについて、われわれはあらかじめ備える必要がある。われわれはテクノロジーの変化が加速していく時代に生きている。「現代よりも先の世界」を積極的に描き出し、問いを次々と先取りしていかなければ、議論が間に合わない時代なのである。
変化に対して備えなければならない。そこで必要とされるのが、SFなのだ。
たった数社の企業が、国家をも超える影響力を有しつつあるのが、われわれが生きる世界だ。その支配者たちがSF的な世界観を持って物を考え、実際にビジネスを立ち上げ、現実を変化させている。パワープレイヤーたちの思想・行動で、人工知能・ロボット、仮想世界、宇宙開発、生物工学――こうした各分野には、大きな変化が起こってきたし、これからも起こるだろう。SF作品は、彼らのいわば「聖典」であり、頭の中を覗くための重要な材料となり得るのだ。
2 作品紹介:仮想世界・メタバース
・ニューロマンサー…サイバーパンクというジャンルの創始者
・スノウ・クラッシュ…メタバースの源流
・セルフ・クラフト・ワールド…芝村裕吏が描く、ゲーム世界を利用した現実世界のアップデート
・Wシリーズ…現実と仮想世界の境目が消えていく社会
3 人工知能・ロボット
・アンドロイドは電気羊の夢を見るか?…「人間とアンドロイドとの違いはどこにあるのか?」を描く
・われはロボット…ロボット工学三原則を作り、ロボットと人間の関係性を縦横無尽に思索した
・BEATLESS…人類を超越したAIと、用済みになった人間との信頼関係を描く
4 不死・医療
・透明性…人間の不死化技術を得た企業が世界の支配を計画する
・円弧…不死が当たり前の世界で「死を受け入れるか、否定するのか」
・ハーモニー…「健康であること」を強制される医療福祉社会で、自分の体を自分のものとして取り返したいと願う少女たちの姿が描かれる
5 遺伝子編集
・ジュラシック・パーク…古代DNA研究の発展に寄与した、遺伝子工学SFの金字塔。
・わたしを離さないで…クローン人間として生まれ、オリジナルに臓器を提供するために育てられた子どもたちの運命を描く
・ブラッド・ミュージック…「自分で考える」大腸菌によって、自らの意志とは無関係に体が内側から変化していく
・宇宙・肉体・悪魔 理性的精神の敵について…1929年に刊行された現代SFのルーツ。人類が物理的、生理的、心理的な制約を乗り越えた先に何が起きるのかを予測する
・フランケンシュタイン…生命を作り出すことの倫理を描いたSFの源流。
6 宇宙開発・軌道エレベーター
・宇宙へ/火星へ/無情の月…隕石衝突により宇宙へ出ざるをえなくなった人類による宇宙開発史
・七人のイヴ…壊滅した地球から人類を逃がす箱舟計画
・青い海の宇宙港…小学生が身近な素材でロケット開発を行うジュブナイル小説
・楽園の泉…宇宙エレベーターの建造工事にまつわる緻密な検証プロセスを描く
7 地震・火山噴火
・日本沈没…日本列島が地震で沈むまでのシミュレーションと、国家の消滅を通じた「日本民族観」を描いた地震SFの金字塔
・死都日本…九州の火山の破局噴火が、地球規模の環境変動や国家壊滅を引き起こす
・富士山噴火…南海トラフ地震によって富士山の噴火が引き起こされる
8 感染症
・復活の日…生物化学兵器によるパンデミックで人類が滅亡に追い込まれる
・天冥の標Ⅱ・救世群…不治の感染症を起点とした差別と怨恨の終わらない連鎖
・新しい時代への歌…パンデミックによって、10年以上「リアルな接触」が激減した世界で生きる女性たちを描く
9 気候変動
・蜜蜂…ハチの消滅による世界の崩壊
・神の水…コロラド川の水利権を巡って繰り広げられる死闘
・2084年報告書 地球温暖化の口述記録…温暖化が進んでしまった未来で、干ばつ、洪水、海面上昇、戦争などの被害を受ける「当事者」のインタビューが綴られる。
10 戦争
・地球の平和…軍拡競争が行き着いた先に何が起こりうるのか?兵器の超小型化が進んだ時代における「戦争の変質」を描く
・渚にて…第三次世界大戦後、放射性物質に侵された世界で「最後の日々」を過ごす人々
・戦闘妖精・雪風〈改〉…高度に発達したAIが戦争を握り人間が不要とされる中、正体不明の異性体の地球侵攻を食い止めながら異性体とコミュニケーションを行おうとする人間を描く
・スローターハウス5…時間の概念を超越した人間から見る「死」とはどのようなものか
11 宇宙災害
・神の鉄槌…隕石vs人間。人類の科学は小惑星の衝突を回避できるか
・地球移動作戦…地球そのものを移動させて、地球の600倍以上の質量を持つ天体との接触を回避する
・赤いオーロラの街で…太陽フレアによって起こった10年に及ぶ停電を「知識」を武器に乗り切る
12 管理社会
・一九八四年…為政者による徹底的な情報統制・監視社会を描いたディストピア小説の傑作
・すばらしい新世界…すべての人間が遺伝子のレベルで階級コントロールを受けた社会を描く
・ザ・サークル…政府ではなく市民が善意で作った、完全透明化による監視社会。
13 ジェンダー
・闇の左手…両性具有の人々が暮らす惑星の性規範とは
・侍女の物語…支配階級の子どもを産むためだけに集められた「侍女」たちの姿を通して、女性の権利が極度に制限された社会を描く
・徴産制…男が容易に性転換・出産できるようになった社会で、適齢期の男に最大24ヶ月間女になる義務を課す社会を描く
14 マインド・アップロード
・ゼンデギ…人類が人格のソフトウェア化技術を手に入れようとしている社会
・順列都市…生前の利息で仮想世界に生き続ける人々
・都市と星…人の生死が完璧に管理され、何億年もの安定した生を営む世界で、「息苦しさ」を覚える個体が外の世界への脱出を目指す。
15 時間
・オックスフォード大学史学部シリーズ…タイムトラベルで歴史調査に向かう大学生たちが、現地の人と同化して日常を送る
・キンドレッド…現代の黒人女性が「奴隷制」の時代にタイムスリップする
・高い城の男…第二次世界大戦でドイツと日本が勝利した世界を描く、「ありえたかも知れない」ifストーリー
16 ファーストコンタクト
・三体…フェルミのパラドックスに一つの答えを提示した、超スケールの宇宙人侵略小説。
・ブラインドサイト…意識すら持たない生命体とのランデブー
・プロジェクト・ヘイル・メアリー…まったく異なる文化と身体構造を持つ地球外生命体と人類が、科学を通してコミュニケーションし共闘する
・幼年期の終わり…人類を超越した科学技術を有する宇宙人が、地球人を「道徳教育」し、別の種への変質に導く。
17 地球外生命体
・ソラリス…SF×哲学×ラブロマンス
・時の子供たち…異星で育ち独自の知性を進化させた蜘蛛が主人公。蜘蛛の社会や文化を通して人間の生態を観察する
・竜の卵…表面温度8000℃、670億Gの星に生息する知的生命体との交流を描く
・銀河ヒッチハイク・ガイド…銀河を放浪する「元地球人」の傑作コメディ
・スターメイカー…精神体となった地球人が観察する、宇宙文明の興亡
Posted by ブクログ
2023-11-22
帯や「はじめに」で感じた「これってビジネス書?」という不安は杞憂でした。ちゃんとしたブックガイド。並べる切り口がビジネス書っぽいだけ。
33/56は読んでる。60%くらいかー