小さな街クラブである水戸ホーリーホック。万年J2中位と揶揄する者もいるだろうが、群雄割拠のJリーグでそれが如何に難しいことであるか、この本を手に取る人は分かっているはずだ。
最初は見向きもされなかったクラブを、有力選手が数々入団するようなクラブになるまで変革したプロセスを、興味深く読むことができた。
ピッチ外での取り組みや、地域貢献取組も含めて、他にはない挑戦を続けていると思う。岡田武史さんのFC今治と共に注目し続けたい。
前田大然選手が、水戸は第二の故郷であり帰国時は必ず訪れているというのも、頷ける。