末山りんのレビュー一覧

  • ぼくの色、見つけた!

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    色覚障害の男児が絵を描くということの面白さに出合い、自身の世界を広げていく物語。祖父が色覚障害だったという担任と出会えたことがこの物語の少年にとってはすごく良い方向へ向かったのだと思う。主人公のみならず、主人公の両親もまた自分の色を取り戻したようなラストが希望が持ててよい。

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    2024年10月16日
  • ぼくの色、見つけた!

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    ネタバレ

    先生が良い人で見習いたい。
    子供ができて夢を諦めるのは普通のことなので父母の話は余分かな。
    色覚異常の男の子が絵を描くのに夢中になるのは夢があるけど、色覚異常じゃない人が見ていいと思える水彩画が描けるものだろうか?
    山水画のように白黒で描く方が良いように思えます。

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    2025年10月05日
  • ぼくの色、見つけた!

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    私の娘用にと購入した1冊。
    色覚障害の小学生が主人公の話。
    担任の先生、おじいちゃんおばあちゃんがとてもいい。

    人と自分との違いやハンデを
    一旦自分の中で整理をつけないと
    周りの人にヘルプを求める事はなかなか難しいよな。
    大人になっている私でもとても苦手な事だ。

    娘の感想が楽しみだな。

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    2025年06月24日
  • ぼくの色、見つけた!

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    漢字 小学校中学年以上レベル
    フリガナ なし(難しい字のみあり)
    文字の大きさ 小
    長さ 長い(223ページ)
    出版年 2024年
    内容 色覚障がいをもつ主人公が劣等感を克服し自分だけの大切なものを見つける物語。愛情ゆえに過保護の母や、家族のために無理をしていた父も影響し合い、変わっていく。2025年度読書感想文コンクール課題図書(小学校高学年)。
    感想 大人である作者の思いがやや強く出ているように感じる。周囲の大人たち(両親、祖父母、先生など)の言動や行動が、大人読者の参考になるかもしれない。子どもには、障がい(あるいは自分の弱み、欠点などでもいい)を「障がい」たらしめているのは周囲の環境で

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    2025年06月14日
  • ぼくの色、見つけた!

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    2025年課題図書(小学校高学年の部)と言うことで読みました。

    小学校2年生の時に色覚障害だと診断された信太朗。その時に母から「かわいそうな信ちゃん」と言われ、ずっと心配され続けることに悩むように。それ以来、色覚障害を隠すことに神経を使う日々を過ごしていた。
    5年生になり、色覚障害の父を持つ先生が担任になったことで、少しづつ生活に変化が...
    草の中に潜り込んだカマキリの赤ちゃんは保護色のため皆んなにはどこにいるかわからない。でも、普段から質感や色の濃淡や明るさの違いをよく見ている信太朗には見つけられたことを特殊能力と褒めてくれた先生。その言葉に、今まで見えていたものが、全く違うものに見える

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    2025年05月25日
  • ぼくの色、見つけた!

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    色覚障害をもつ「ぼく」が、見える世界の違いに悩みながらも、自分だけに見える色を見つけて絵を描くことに夢中になっていく物語。

    「本当にあるのかもしれない。神さまがプレゼントしてくれた、ぼくだけの色が。」

    絵を描くことに興味がある人、夢中になれることを見つけたいと思っている人、色覚障害の人の気持ちを知りたいと思う人に、特におすすめ。

    ちょっと都合がよいというか、つくりものっぽい会話や人物の変化が全体的に目立って冷めてしまい、あまり好きにはなれなかった。でも、「ぼく」が公園で「やさしくてやわらかな世界」を「見た」場面からは、すごく引き込まれた。

    「ぼく」はどうしてララを見つけられたんだろう。

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    2025年05月12日
  • ぼくの色、見つけた!

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    2025年夏の課題図書(高学年)です。
    メインテーマは色覚障害ですが、それぞれの悩みや生きる目的、親を1人の人間として客観的に見るなど、なかなか小学生には難しい内容だなと思いました。

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    2025年05月11日
  • ぼくの色、見つけた!

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    ネタバレ

    2025課題図書

    色覚障害を持つ5年生信太朗。障害があることを周りに隠して生活していたが、先生の配慮や友達の理解を得て、やがて自分の見え方に自信を持ち、絵を描き始める。
    障害への理解、大切なものを見つけていく過程など前向きな展開がよかった。
    ただ、子どもができて夢をあきらめ、子どもひとすじに生きてきた母、一人で育てようとしていた母に負い目を感じ、自分も夢をあきらめて懸命に働く父、という、ドラマみたいな展開は、小学生対象の児童文学としてはどうなんだろう?
    最後はみな自分にとっての大切なものをみつけるのだけれど…母の生き方に物語のウェイトがいきすぎている気がして、ちょっとモヤモヤが残りました。

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    2025年04月29日