森川潤のレビュー一覧
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## ブラックロック
ブラックロックが企業に対して影響を及ぼそうとしてるしてるというのは初耳だった。
自分もいくつかブラックロックのETFに投資しているが、資産の管理を委託しているだけで、彼らが株主としての権利を行使しているとは思っていなかった。そんなことまで委託したつもりはなかったのだが。
ある程...続きを読むPosted by ブクログ -
発電、産業、科学といった多面的な脱炭素化ファクトが細かく纏まっている。特にネクストラ、エネル、オーステッドの事業ポートフォリオの大胆な変更と成功は、脱炭素化過渡期におけるグッドプラクティスとして参考になる。Posted by ブクログ
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カーボンニュートラルや脱炭素について勉強をし始めたばかりですが、事前知識が無くても、一気に読むことができました。
脱炭素、再生可能エネルギーが企業や国にとって重要になっている背景や、世界各国の取り組み、日本の現状について知ることができる本です。Posted by ブクログ -
本書で書かれている事実は、ほぼ既知であるが、結論で述べられているように、日本のダイナミズムの欠落が、最も重要なポイント。
脱化石燃料に対する否定的な意見や、欧州のタクソノミーを環境マフィアと嘯く日本企業の姿がわかりすぎて悲しいが、それを放置するのは我々現役世代の不作為でもある。
世界のダイナミズムを...続きを読むPosted by ブクログ -
脱炭素ビジネスの進展が世界レベルで逆戻りできないところまで来ていること、そしてそこでグリーンジャイアント(新たにエネルギー業界の盟主へと躍り出た企業群)がエネルギー変革の主役となっている状況を、各国・業界を俯瞰しながら解説してくれており勉強になる。
各国のカーボンニュートラル宣言が出そろい本格的な...続きを読む -
環境問題について、世界の動きがとても分かりやすく説明されていた。日本にいるとニュースでも聞かない再生可能エネルギーの企業が、世界ではイノベーションを引っ張っていることを初めて知り、勉強になった。洋上風力発電も日本にはまだ浸透していないが、デンマークなど欧州では既に何本も建っていて、日本は技術力でも遅...続きを読むPosted by ブクログ
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既にグリーンジャイアントと呼ばれるESGの巨大企業が生まれつつあることを知った。
アメリカの若者は環境政策に敏感で、自分達が政治を作っていく気概があるのだと知った。対して日本の若者は自分の印象だと、お上に流される人が多い気がする。どこかで気候変動政策を斜に見ているようなPosted by ブクログ -
大変網羅的で分かりやすい。
特に欧州を中心に爆発的に進む脱炭素の動きの背景、様々な産業のプレイヤーの動き、その中での日本の立ち位置と勝ち筋が考察されている。
気付いた頃には世の中が脱炭素の流れの中にいて、俯瞰して何が起こっているのか分からない、全体像を掴む前に世界が進んでしまって取り残されたような...続きを読むPosted by ブクログ -
薄い本なので、サクッと読める。政治やクリーン・エネルギー関連企業の動向が網羅的に書かれているので、潮流を知りたい人の導入には良い本だと思う。Posted by ブクログ
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脱炭素化が何故進んでいるのか。
何故、TCFDが求められるようになったのか。
脱炭素関係の本やセミナーを漁るよりも、この本を読んでからの方が理解が深まる。
脱炭素に関わる全ての人にオススメの本‼️Posted by ブクログ -
中国のCO2排出量だけで世界の3割、2位のアメリカはその半分…ESG実施観点でのネガティヴ/ポジティブスクリーニング
自動車業界の話題多め。2021年の出版だが、EV市場の覇権争いは2023現在中国BYDとテスラが2強でトヨタの乗り遅れ感は2年前より拡大している印象。
インポッシブルバーガーの誕生経...続きを読むPosted by ブクログ -
再生エネルギーが石油を超える未来が来るのか、読み進めながら痛感。また日本が世界と比して再エネ事業に遅れていることが気がかりである。将来のために国として再エネ事業に投資するのを期待したい。Posted by ブクログ
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脱炭素社会に向けた世界の動き、環境ビジネスの動きがわかる。日本ではこういうことはあまり報道されない。
昔の日本は環境先進国だったはずか、すでに世界から取り残されつつあることを実感する。政府、企業だけでなく、市民の意識も、世界に遅れをとってしまっている中、急ぎキャッチアップしなければならないと考えさせ...続きを読むPosted by ブクログ -
脱炭素系の本を何冊が読んだ中では、書き方があまり悲観的ではなかったので読んでて辛くなかった。
情報も新しく勉強になった。
この手の本の最後に、これからの日本の勝ち筋について語っているものがあるが、いつも「勝つ必要あるのかな」と思いながら読んでる。本書でも、人新世の資本主義に触れているのに、勝つと...続きを読むPosted by ブクログ -
気候変動の状況を背景として説明し、再生エネルギー発電、ESG投資、EV、代替え肉、次世代原発等、世界のカーボンニュートラルビジネスを多くの会社の事例を挙げて紹介します。一方で、京都議定書が発効された2005年に大きく期待されていた原子力発電だったのですが、周知の通り福島原発事故で逆風が吹き、それ以来...続きを読むPosted by ブクログ