finalventのレビュー一覧
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ネタバレ極東ブログで有名なfinalventさんの本。
この人のBLOG、twitterを読んでると、語学に詳しくかったり、プログラミングやってたり、沖縄で暮らしたことがあったり。。。と、すごく職業が想像しずらくて、どんな人なんだろうって多くの人が気になってたはず。
本書はその種明かし本で「なるほど、それでか」って納得しながら面白く読めた。ただ大学以前のことはまったく書かれてないし、結婚&恋愛のこともすごくあっさりとしか書いてない。
アイドルのヌード写真集買ったら、なんだあんま脱いでねえじゃん、みたいな感じもある。
やっぱり意外だったのは4人の子持ちだったことで、沖縄で避妊せずに暮らして -
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仕事、結婚、育児、病気、そして学問。
55歳になる極東ブログの運営者が、自分の人生で節目となった出来事を綴った本。
大学院(ICU)を中退たあと、エンジニアやテクニカルライターを経験し結婚。沖縄に移住し4人の子供を育てる。
この人に特徴的なのは、タイトルにもなっている通り、全ての出来事に対して徹底的に考え抜く姿勢だろう。
大学院に入りなおしたりしているところからも、学びつづける彼の心性が伺える。
「教養」というのは別に直接何かに役に立つハウツーのようなものでは決してない。
だが、独立できるだけの能力を身につけたり、育児では海外の最新手法を取り入れたり、原因不明の病気にかかったときも自力で -
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・海は月の引力で満ち欠けする。海に暮らす人たちは月の暦でも動けるのだ。沖縄の海人(彼らは漁が仕事ではなくて、海と暮らす人生を送っている人たちということらしい)
・沖縄復帰1972年。1978年に車線が左から右へ7.30だったことからナナサンゼロと呼ばれている。これによって、実体験として日本に復帰したとする人もいるようだ。
・何かを勉強しようと思ったら、英語で検索して、欧米ではどういった教科書を使っているかをみて、その教科書を使った方が勉強になる。日本の教科書は曖昧な点が多いので。for dummies なんかが専門的にはわかりやすい。ダミー→アホ アホな人むけ。
・絶望は傲慢であると思う。p3 -
Posted by ブクログ
江戸時代の万葉集学者契沖は、庶民を集めて万葉集の講義をした。多くの人に支持され、そこから、荷田春満、賀茂真淵、本居宣長と国文学者や輩出した。しかし、契沖自身はなにより、学ぶことの楽しさを説いてきた。あるとき、学習会の出席者が「仕事で忙しくて講義に出席できません」と契沖に手紙を出したところ、「それは残念だ、仕事なんか他の人にまかせて、勉強しにきなさい。ここに人生の真理があるのだから」といった趣旨の返信をした。
学ぶことで人生は豊かになる。
この本を勧めてくれた人にも最近毎日のように言われている言葉。
学ぼう。一緒に学んで行こう。
知ることは楽しい。
人生を贅沢に生きてみよう。 -
Posted by ブクログ
著者の人には申し訳ないけれど、この本はとりあえず、“finalventファンブック”という位置づけから始まってしまう。
日頃から極東ブログ、メールマガジン、cakesなどを読んできた人が真っ先に手に取るだろう。
そして彼ら(僕ら)は衝撃を受ける。「うわ、finalventさんってこんな人なんだ!」と。普段のイメージからすると、意外なんだ。本当に。内容が。
僕はfinalvent氏を、世捨て人の仙人のようなイメージで見ていた。漢詩なんかに出てくる仙人だ。極東ブログにおいて、世界情勢を、英語を訳しながら、自らの考えを含めつつも淡々と解説する。そういうイメージと、現実の暮らしは真逆だった。