finalventのレビュー一覧

  • 考える生き方

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    極東ブログを愛読しているが、視点が広く深く、読むたびに感心していた.その作者が自分のことを書いているのでこの本を読んでみたが、非常に参考になる事項が満載.奥さんが沖縄の人で一時住んでいたこともあり、沖縄の実態を的確に描写していた.多発性硬化症を発症した由.お気の毒なことだが、病にめげずに活躍されていることは嬉しいことです.ICUで学んだことを基礎に幅広い目で世の中を見ていることが、ブログに反映されているのだろう.リベラルアーツに関する論考は重要な点を指摘している.英語を聞くことを奨励されており、早速NPRを聞く事にした.

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    2025年07月04日
  • 考える生き方

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    「何者かになりたい」
    そういった言語化をせずとも、くるりのハイウェイで歌われるように「でっかいことしてやろう」という願望がまだ私にはあります。
    私は日頃から抱くやり切れない虚しさのもとで、何も残せていない悔しさをどう消化すれば楽になれるだろうか。そのように考えて悶々とした日々を過ごしています。高校3年生の現在まで、数々の可能性を決断の遅さや出逢うタイミングにより捨ててきました。自分のプライドや欲望に振り回されてきたと言っても過言ではないかもしれません。「仕事」という概念に関しても、「普通に働きたくない」というような漠然とした考えではなく、「自分だからこそ出来る、そんな働き方が良い」と感じていま

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    2024年06月02日
  • 考える生き方

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    人気ブログの著者の自伝。前置きもなくいきなり話しかけられるような表紙が印象的だ。

    家族のトラブル、結婚、移住、病気、人生にはいいこともわるいことも含め、意図しないいろいろなことが起きる。それらの偶然を解釈する思考力を持っているのが著者だと思う。偶然を受け入れる。それ自体を深く知ろうとする。知ることを楽しむ。そしてその偶然を自分の物にしてしまうのだ。それが自分の人生をつくりあげること、ほかでもない自分の人生を生きることなのだと著者は教えてくれる。

    気になった言葉。
    「仕事というのは、つきつめると「市民であるかが問われる」ということだ。仕事とは分業である。社会のなかで自分がどういう役割を果たし

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    2014年08月03日
  • 考える生き方

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    未だ落ち着かず。頭だけでないのは4人のひとを育てたからか、沖縄に根を貰ったからか。ともかく現代で最も豊かな泉のひとつ。

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    2014年05月01日
  • 考える生き方

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    達観してるというか、絶望感というか。恐ろしいほどクールでそれでいて惹きつけられる文章が最初から最後まで続く。



    ・人間にはどうしようもない孤独というのがあるものだと知ったし、そうした孤独な心を持つ人は、他者と誠実に対応していったり、或いは読書なりを深めていけば、心の深みの中でしか見えてこない世界で生きていけるだろうと、理解した。

    ・孤独を通して人の心を深く理解することが人生というものだった。

    ・人生には、幸せとか成功とかいうのと違った、何か深い意味がありそうだ。それなら、生きてみますかという感じがした。

    ・どう生きるかという岐路に立つときは、結局、孤独なものだ。しかたない。


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    2014年01月09日
  • 考える生き方

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    ブログ界では有名な、でも一般の人にはほとんど知られていない方のエッセイなんだけど、これが面白い。
    はじめに「負け」「負け」言っているからどんなやらかした人生かと思ったら、どっこいちゃんと素敵に生きているじゃないか。
    自分の言葉でちゃんと語れる人生っていいなと思った。

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    2013年03月19日
  • 考える生き方

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    どういう本かというのは難しいけど良い本
    説明しにくいので読んだほうが良いと思う 特にリベラルアーツについてなど
    他にも人生への向き合い方など 賢く穏やかな歳の重ね方
    その他にも具体的なノウハウについてあまり普段接することのないところから得ていてただただ感心
    インテリという言葉が馴染む

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    2013年03月14日
  • 考える生き方

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     ブロガーとして有名なfinalventさんが、ブログを書いて10年の区切りで書いた自伝のような書です。ブログでは語っていない自身の半生を振り返っての思いが、いい大人がこんなに素直に文を書くことなんかないんじゃないかというくらいに、丁寧に丁寧に記されています。
     「自分の人生はからっぽだった」なんて言いながら淡々と語るのですが、自分の人生の意味を実感できずに元気が出ない人たちを勇気づける言葉と思いました。
     普通に暮らしているうちにいつの間にか年を取って行く日々の中で感じる思いに共感するところが多く、また、そのうち自分もこのように考えるようになるのかもしれないななどと気づかされるところもあり、

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    2013年03月09日
  • 考える生き方

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    ブロガーさんが書いた本。
    内容は半生の振り返りや沖縄の歴史、大学の在り方、生きることの意味など、多岐にわたりとても興味深い。
    本の内容から、筆者の学問や考えることが好きな人柄が推察される。奥深い本で、とてもよかった。

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    2019年12月31日
  • 考える生き方

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    極東ブログの人が半生を綴った本。
    すごい色々なことを考える人なんだなと。そんな筆者の赤裸々?な思惟に触れられて面白かった。

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    2015年04月22日
  • 考える生き方

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    アルファブロガーの生活記。
    取り留めもない話のようにもみえるが、
    普通のリーマンではとても体験出来ないような
    独特な著者の生活や考え引き込まれて面白かった。
    特に沖縄文化や難病、そして勉強の話など。
    英語のおばかさん向けFor Dummiesは今度チェックしてみよう

    あとトランプ好きだが
    「ブラッククイーン」「スペード」という遊びは知らなかった
    今度チェックしておこう。

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    2014年05月31日
  • 考える生き方

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    いつ体が動かなくなるともわからない脳の病気を抱えた頃からなりふり構わないとこも出てくる。それでも残るのが死のより身近な怖れであり、自分の容姿の美醜という逃れがたい問題が、哲学問題などよりも難しいという意識。
    こういうのは老いが視野に入る年齢にある方がより切実に理解できるだろう。ブログで以前書かれていたと思うが、仕事で評価を受けることを目指すのが終わった35歳あたり以上の年齢で読むのがいいだろう。

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    2014年03月10日
  • 考える生き方

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    「私の人生は失敗だったんだけどね」という本。
    人生の意味を考えながら生きましょう。
    著者の博学には頭が上がらない

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    2013年12月29日
  • 考える生き方

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    紋切型の幸せの中に自分をはめ込んでいくことによって「それなりに運命と折り合って生きていく」のではなく、
    考えることで「自分の人生の意味合いを了解しながら」半生を生きてきた言葉は、人生の先輩(実は大学の同学部の先輩)からの言葉として味わい深い。

    また、第5章で展開されるリベラル・アーツ論は秀逸。

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    2013年09月16日
  • 考える生き方

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    有名ブロガーのfinalvent氏による,まあ人生論だろうな。半世紀の半生記でもある。遠回りをしてきたようだが,その分いろんなことを考える。仕事のこと,偶然もった家族のこと,四人の子育てのこと,八年住んだ沖縄のこと,難病にかかったこと,老いて考える死のこと。いろいろ考えて,緩やかな理性が大事だ,と気づく。こういう中庸というのが真理なのだと思う。変に勘違いしてる成功者の文章よりもずっと良いことを言ってる。大多数の平凡な人間の共感を得るのはこういう人生論だと思うのだが。おすすめです。

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    2013年07月01日
  • 考える生き方

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    ネタバレ

    世の中で語られる「成功者」の伝記は数多ありますが、一方で、その成功者以外の人々、おそらくほとんど大多数の人々のうちの一人が、自分の人生について語った作品が本作品です。
    冒頭、というか表紙に記される筆者の心情「自分の人生はなんだったんだろうかと思うようになった。なんだったか?からっぽだった。特に人生の意味といったものはなかった気がする」に、偽らざる本音だと感じてしまいます。
    自分自身、30歳を過ぎて、本当に思い通りにならないこともいくつか経験して、それでもまだ人生の意味というか、ある目標に向かって走っていくということを諦めていない。けれども、思いもよらない事柄が自分に起こるし、それを受け入れるし

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    2013年05月18日
  • 考える生き方

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    なんとなく読んだ本やけど、かなりおもしろかった。
    淡々とこれまでの人生を振り返って書いてるけど、この平凡さがいい。
    ちょっと勢古さんにも文章の雰囲気が似ていた。
    ただアカデミックな部分を披露しているところはちょっと飽きた。
    沖縄のところと、リベラルアーツの部分。読み流しました。

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    2013年05月02日
  • 考える生き方

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    ネタバレ

    冒頭で「失敗した人生」であるということが書いてあったので、偏見ではあるがいわゆる底辺社会を這いずり回り55歳まで生きてきた人の本だと思った。


    読み終わってみて「普通の人」だと思った。
    「普通の人」であるかがいかに難しいか、を考えるならばこの人は決して「失敗した人」ではない。
    失敗の定義がかみ合っていない可能性があるので、なんとも言えないが

    とにかく「失敗した人でない」と思った理由は、この人が「常に前向きで自然体」だからだと思う。
    何があっても最終的には「甘受している」点、これが大きい

    難病然り、子ども然り。


    社会的意義が在るとも思った。
    昔ならこういう本は出なかっただろう。
    エッセ

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    2016年08月18日
  • 考える生き方

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    極東ブログはかなり前から知っていて、一時期は更新される度にきちんと読もうとした時期もあったが、いつの間にか読まなくなっていた。とにかく内容が濃いというか、長い。それでもfinalventさんはtwitterてフォローしているし、何となくチラチラ横目で見ているような状態。そんな中で、この本を読み始めたが、正直、ブログよりはるかに読みやすいと言うか、ぶっちゃけている。finallentさんは私より5歳上なので、ほぼ同年代。書かれている事もほとんど共感できるし、よく分かる。もっとも、私は難病にかかっている訳でもないので、よく分かるというのは、極めておこがましいのだが。読みながら、なぜこの本のタイトル

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    2013年03月20日
  • 考える生き方

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    きちんと自分の頭で「人生」を考えている人が、きちんとその「人生」を言語化した本。

    最近子供が産まれたのだが、その祝いにアニキがくれたいい本。このタイミングで読んだからこそ心に言葉が沈殿した。もう一回読んでもいいかなと思える久しぶりの本。

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    2013年03月12日