小宮山功一朗のレビュー一覧

  • サイバースペースの地政学

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    面白くて1日で読んでしまった。
    途中まではデータセンターって、ケーブルって、といった話や歴史的な所から、最終的には現代の戦争の話になっていく。

    データのあるところにデータは集まる。DCのある所にDCは集まる。距離遅延が減るから、税制や電力供給なども良くなるから。
    法制も関係があり、ロシアなどは自国のデータ監視が厳しい。EUは自分のデータは自分達の自由、など考え方が異なり、法律にも関係してくる。比較的緩い国、税制的に有利な国などに拠点が出来やすい。
    生成AI関連などで、EUの法律には未対応、といった時があるが、こうした背景があるのか…と納豆。

    各国は物理的なケーブルで繋がっているが、海底4000キロ(富士山の高さぐらい)の海底にある6cmぐらいのケーブルを釣り針で引き上げて修理…と気の遠くなる感じ。しかも年100回は断線しているとか…

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    2026年07月13日
  • サイバースペースの地政学

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    個人的に知らない世界の話だったので非常に興味深く読みました。同じページ上に参考文献が掲載されていて深掘り時に重宝しました。知識獲得の良いひと時でした。

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    2026年01月31日
  • サイバースペースの地政学

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    いつも使っているネットはどんな仕組みで動いているのか。
    より深掘りしていくと、危うさが見えてくる。
    LANは無線も有線も同じ物理的な弱点を持っている。

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    2025年05月07日
  • サイバースペースの地政学

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    職場同僚の紹介。
    Audibleにて。
    サイバースペースは仮想世界のはなしとして、どこかふわふわと世界で唯一のフラットで境界のないものを想像してしまいがちだ。
    この本ではサイバースペースを実現するための最重要物理層である、データセンターおよび海底ケーブルに着目し、実際に現地で取材した内容をもとに、そのようなイメージを払拭し、サイバースペースにおける地政学を講じている。
    日頃デジタル技術を利用するときには意識しないが、堅実にその便利さを支えてくれているインフラに気づかせてくれるとともに、その危なっかしさを学ぶこともできる学びの多い本だった。

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    2025年02月02日
  • 偽情報戦争 あなたの頭の中で起こる戦い

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    ネタバレ

    本書はとくに外交の観点から、偽情報について書かれていた。

    在大阪中国総領事館公式ツイッターのいきさつや
    ロシアゲートを挟むロシアの情報活動、
    ウクライナ側、アメリカ、
    そして日本については送れていては課題が書かれていた。

    なんだか流動的なことだから体制つくって、、、って日本のスピードでしてもうまくいかなさそう、、、な一方、専門家にしか判断できなさそうなことが多そうだから、任せるしかないような気もしてくる、
    そんな印象を受けた。

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    2026年04月12日
  • サイバースペースの地政学

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    地理的制約を受けないはずのサイバースペースと地政学?という印象で手に取ったが、読んで理解できた。データセンターや海底ケーブルなどサイバースペースを支える物理的インフラの内容やそれを取り巻く状況が紹介されている。海外とのインターネットのほとんどが海底ケーブル経由だということ、海底ケーブルにおける切断、盗聴などのリスクが増えていること、海底ケーブルの設置、修理を行うケーブルシップという船が活躍していることなど、知らない人も多いのではないだろうか。

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    2025年12月31日
  • サイバースペースの地政学

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    そもそも安全保障が身近じゃないところで、視野が広がる内容で割とすぐに読み終わってしまったのだけれども、タイトルがなんとも違和感があって。
    勉強になっただけに、タイトルがなんかもうちょっと内容に則したものにできなかったのかなという印象が強く残る。

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    2025年12月08日
  • サイバースペースの地政学

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    サイバースペース→データセンター。データセンターの設置にはデータの独立性を担保する地政学上の特性の考慮が必要。海底ケーブル敷設市場と戦争等の有事の際にどうリスクになり得るかといった観点は考えてもみなかったので新鮮な話題であった。米中のケーブルをめぐる覇権争い。地政学は運命論的であるが、サイバースペースにおける地政学は無線通信の発見のような技術的ブレイクスルーによって人の手によってある程度コントロールすることができる。

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    2025年07月04日
  • サイバースペースの地政学

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    確かに、いまや空気のようになってしまっているインターネット空間(≒サイバースペース)だが、どこでどうつながっていて、どういうルートで目的のサーバにたどり着くのか全くわからない。、、が、日本から外国に繋ぐ以上、空か海しかないわけで、その大半を占める「海底ケーブル」の脆弱性について語られていました。

    一方、昨今の地震で「スターリンク」が活躍していることから、人工衛星経由のインターネット接続も話題ですね。

    前に、アット東京に行ったことがあるのですが、セコム傘下になっているとは驚きでした。

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    2024年10月01日
  • サイバースペースの地政学

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    サイバースペースの地政学
    著:小宮山 功一朗
    著:小泉 悠
    ハヤカワ新書 026

    いきなりデータセンターである
    ネットワークの7層のうちの下1層、物理層がデータセンターのきもである
    千葉ニュータウンにあるデータセンター
    そのインフラエンジニアの聖地が、本書のテーマである

    なぜ、千葉ニュータウンなのか
    ・北総台地の地盤が堅固で、地震を含めた災害リスクが低い
    ・都心から、30~40Kmという比較的交通アクセスのよい土地である
    そして、データセンターが集まり出すと
    ・電力会社は、特別高圧電力の供給を
    ・通信会社は、高速で、安定した通信回線を、この地に優先して供給するようになる
    つまり、一度、データセンターが集まり出すと、ネットワーク効果が生まれ、さらなるデータセンターを
    呼び寄せることとなる

    日本と海外とのインタネット通信量は、99%が海底ケーブルだ
    2024年01月現在、世界には、574本、総延長140万kmの海底ケーブルが存在している

    海底ケーブルのルートは、19世紀に往来が活発であった海の交易路と似ている
    マラッカ海峡やスエズ運河などの海上交通の要衝は、海底ケーブルのルートしても、やはり重要なポイントである

    実際のデータセンターでの電力消費量は、機器そのものの電力量ではない、機器を最適に保つための冷却装置の電力量、つまり、空調費用がふくまれている

    データセンターとは過酷なところ
    ・寒い
    ・湿気が大敵、長時間いれば、肌がカサカサになる
    ・うるさい、キーンというファンのノイズが、センターには満ちている
    ・特殊なにおいがする

    ここでいうリスクとは、中国の漁船に誤ってケーブルを切断されたり、ロシアの攻撃にさらされないように管理しようだ

    目次
    はじめに
    第1章 「チバ・シティ」の巨大データセンター―千葉ニュータウン
    第2章 日本がサイバースペースと初めて繋がった地―長崎市
    第3章 ケーブルシップの知られざる世界―長崎市西泊
    第4章 AI時代の「データグラビティ」―北海道、東京
    第5章 海底ケーブルの覇権を巡って―新たな戦場になる海底
    第6章 ポスト帝国のサイバースペース―エストニア、ロシア
    おわりに
    謝辞

    ISBN:9784153400269
    出版社:早川書房
    判型:新書
    ページ数:208ページ
    定価:1000円(本体)
    2024年06月25日初版発行

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    2024年09月03日
  • サイバースペースの地政学

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    サイバースペース、とは言いながらも
    データセンターや海底ケーブルなどの物理的な実体やその設置場所からは逃れられない、という事実を改めて考えさせられる本。

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    2024年08月26日
  • サイバースペースの地政学

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    現代の人間にとってサイバー空間なしの生活は考えにくい。
    しかしサイバー空間は当然データセンターや海底ケーブルという物理的インフラがあることで成立している。
    物理的なものであるので、機械は電力を大量に消費するし、ケーブルは破損する。
    また利用者とデータセンターの通信距離が遠い場合、わずかな通信遅延も発生する。

    データセンターが集まる地域はサイバー空間を含めた地政学的な重心と言える。

    海底ケーブルの脆弱性にも注目が必要である。

    攻撃側が海底ケーブル破壊にかけるコストは防御、修復側のコストに対して圧倒的安価となるため、攻撃側が有利になる。

    筆者のうち一人の小泉氏は専門はロシアの軍事安全保障だが、
    過去にサイバーセキュリティシンポジウムで基調講演されていたことを偶然拝見している。
    本書でもロシアを切り口にしながらもある種普遍的な問題提起をなされている。

    サイバー空間を守りたい人、すなわち現代人の全てに読んで欲しい一冊。

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    2024年08月15日
  • サイバースペースの地政学

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    サイバースペースの物理的実体を捉えて、有事の際のリスクを考えてみようという本。面白かった。

    インターネット/サイバースペースは、利用者側からはバーチャルな空間と認識されがちだが、当然物理的な実体を伴っている。
    それは物理的なサーバ群であり、それを収容するデータセンター(DC)であり、そこに電力を供給する送電網であり、国間を繋ぐ海底ケーブルだったりする。これらは有事には攻撃対象となり、平時には諜報の対象となる。

    個人的には、本書でも紹介されている千葉ニュータウンの某DCに行ったことがあるのだが、千葉ニューって他にもDC多いよな、地盤が硬いのかな?などと呑気に考えていた。本書を読むと、理由はそれだけではないことがわかる。一つDCができると、回線業者が通信回線を増強し、電力会社が送電網を強化する。そうすることで、DCに適した環境になる。そうすると、他の事業者がその地域にDCを新設しやすくなる、みたいなメカニズム。
    そうやって集まったDCは有事には敵国からの攻撃対象になる可能性があり、ITインフラの重大なリスクであるとの視点が提示される。

    他にも海底ケーブルの敷設や補修の話も興味深い。普段意識しない、知らない世界を垣間見れる本でした。これは男の子が好きなヤツですわ。

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    2024年07月26日
  • 偽情報戦争 あなたの頭の中で起こる戦い

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    現代の安全保障は国家や特定の省庁、一部の専門領域だけで考えることができないことをあらためて感じさせられる。

    新型コロナウィルスやロシアによるウクライナ侵攻であらためて注目されるようになった偽情報や情報戦の重要性。
    日本では今まで言語的な壁にも守られていたことで、海外からの偽情報拡散の脅威にさらされていなかったこともあり、根本的な問題意識も欠如している。
    しかし、ロシアによる情報戦の手法にも見て取れるように、
    何も正しいように見える偽情報を拡散されることだけが脅威なのではない。
    複数のチャネルに迅速に、また継続しながら、反復して情報を拡散することで、事象を分かりにくくすることだけでも、群衆心理に一定の影響を与えることができる。

    日本は平時の外交上の失敗での反省からYou Tubeでの英語情報発信などを外務省が行っている動きがあり、偽情報に関する関係省庁の枠組みも作られているが、偽情報の脅威に対する包括的な対策という意味では道半ばである。

    情報安全保障を確立するためには情報統制も不可欠であるが、表現の自由や民主主義との相性が悪く、国民の理解を得られる情報統制のあり方への議論が必要だ。いざというときの省庁連携もうまく機能するか分からない。
    ファクトチェック機関が本書の定義では3機関しかないというのも心許ない。
    また情報はインフラがなければ拡散も統制もできないが、
    論理インフラは通信事業者、すなわち企業による部分がほとんどであり、物理インフラも攻撃時の復旧などは現場技術者の能力に頼らざるをえない。

    ウクライナのゼレンスキー大統領が成し遂げたような、言葉と意志の示し方により、各国の協力や共感を得たという事実もある意味見習う必要がある。

    ロシアの情報作戦部隊は群衆心理を研究しており、外交官、専門家以外にもジャーナリストや作家など、多様な人材で構成されているとのこと。

    日本は今後包括的な情報戦に向けて、官民問わず連携し、多様な視点で情報の分析、統制を行える体制を作る必要がある。

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    2023年05月21日
  • 偽情報戦争 あなたの頭の中で起こる戦い

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    ディスインフォメーションをキーワードに現在の情報安全保障に関して3人の著者がそれぞれの観点から各章をまとめた本。特に現代情報戦争における物理インフラと情報インフラに焦点を当ててるのが特筆すべき点であった。物理インフラのレジリエンスや、企業に掌握される論理インフラのガバナンス不透明さなど、これらが戦時に与える影響とその対応について、高市政権が考える国家情報局で十分に検討されることを望む。
    そもそもサイバー空間はそろそろ規制が必要かもしれない。「民主主義が脅かされている」という具体的な一面を知った。しかしながら、自由な情報の堅持、データの分散、選挙の保護、で、民主主義を守ってく必要はある。

    情報はもはや闘争手段のひとつであって安全保障の一領域である。

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    2026年09月03日
  • サイバースペースの地政学

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    データセンターと海底ケーブル
    それぞれ適切な場所があること、それらが通信の根幹のため、攻撃の対象となる可能性をはらむ 

    重要なインフラだが、危なっかしい

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    2026年01月21日
  • サイバースペースの地政学

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    通信技術に関わる仕事をする中で最近セキュリティが注目されている。すこし幅広くいろんな角度から知識を得たいと思っていたところに遭遇した本。タイトルを見てこれは読んでみようとなった次第

    ちょっと物足りない。地政学とタイトルをつけるなら地理的要因に関する戦略で国家戦略の経済や技術とどう関連するのか、陸続きの国と海に囲まれた国での違いなどはもう少し詳細は議論があるとよいと感じた。海底ケーブルを巡る各国の状況などや現地の見聞情報、歴史的な説明はとても参考になったが、どういう国家のポジショニングにつながるか、覇権争いなどについてもっと考察の記述があると良い。それでも海底ケーブルを巡る企業の話とサーバーセンターの土地勘は技術者、経営者の人に多少なり参考になる情報提供だと思う。サーバーの土地が不動産に影響するというところは投資家には常識なのかもしれない。この本の情報をもとにアメリカ、中国、ロシアについて海底ケーブルに着目すると有線系通信の戦略議論は考察できそう。ヨーロッパなども含めて無線通信方もどうなるのか考えるとより通信技術に対しての地政学として考えていくことができそうだと思えた。 ヨーロッパでも島国と陸続きの国で無線がどう意味づけられていくのかは、ちょっと好奇心をそそる。

    データの流通においてネットワークの重心(グラビティ)に着目した話は、今後のネットワークセキュリティで何(What)を保護するのかという観点とどこ(Where)を保護するのという観点が、セキュリティを考慮する設計で重要と理解できた。あまりセキュリティには精通しておらず疎かったのでよい知識獲得の機会だったと思う。 もっとセキュリティについての知識は学んでいこうっと。

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    2025年11月16日
  • サイバースペースの地政学

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    それこそハヤカワ文庫から出ていた『100年予測』だっただろうか。
    未来の戦争は、宇宙空間とサイバー空間の中が主戦場になる。
    あっという間に決着がついてしまうだろう、といった話。
    本書を読みながら、そんなことを思い出した。

    ただ、自分が思っていた以上に、この問題、「物質」に縛られる側面があるようだ。
    例えばデータセンター。
    大都市から距離があると、通信のタイムラグが生まれるため、大都市近郊に設けられることが多いという。
    大量の電力を食うため、送電などのインフラが整っている必要もある。

    現在は衛星を使った無線通信などの新しい技術も開発されたとはいえ、海底ケーブルも通信には必要なのだとか。
    そうすると、大陸に向けケーブルを通しやすく、陸揚げポイントに適した地形にある程度制約があるため、明治大正の頃に敷設された場所が現在でも重要な場所となるとのこと。

    海底ケーブルの維持をする「ケーブルシップ」の活動については本書で初めて知った。
    ケーブルは船の錨が当たったりすれば簡単に切れる、もろいものなのだそうだ。
    ひとたび切れてしまえば、海中ロボットを使い、どこで切れているかを突き止め、つなぎなおすという超高難度なUFOキャッチャーのような作業をして直していく。
    すごい技術だと思うし、このケーブルシップが能登の震災などの大災害時に、海から通信を修復すべく活躍しているという話は面白かった。

    本の後半は、「地政学」と銘打つ本にあるような話。
    具体的には中国が技術力と資金力でシェアを高めていることや、ロシア政府がどのようにネット監視体制を作っていったかなどだった。
    本書からは知らなかったことを学ぶことができたのだが、この辺りを読んでいると、どうも気持ちが沈んでくる。

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    2025年01月28日
  • サイバースペースの地政学

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     本書によると、「サイバースペース」という言葉は、SF作家ウィリアム・ギブソンが発明したもので、物理空間との関係性の問題が成立当初から内包していたという。サイバー攻撃で特に注意しなければならないのが海底ケーブルで、これが破壊されてしまうと、インターネットに混乱をもたらす。また本書でエストニアについて言及されるが、ソ連崩壊後、エストニアは国家主権を確立するために、ITに力をいれた。

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    2024年12月31日
  • 偽情報戦争 あなたの頭の中で起こる戦い

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    戦争中の国家がまき散らす意図的な嘘情報(ディスインフォメーション)について解説された本。
    戦争の当事者になることのない日本にいるとピンと来ない話題に感じてしまうが、まさにそこが日本の立ち遅れている現状とのこと。
    社会の分断を煽り、何が正しいのか分からなくさせるような情報誘導の手法(主に中と露)について書かれている。
    ファクトチェックの重要性などにも言及されている。

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    2024年06月29日