ウエイン・W・ダイアーのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
海外の書籍を著者が翻訳、解説している本。
そのため、原著の内容そのまま、というわけではなさそう。
自分の意思でコントロールできるところに心を砕き、自分のアンコントロールな他人の行動については気にしない。
という考え方はアドラーの心理学にも通じることがあるのかな?と思った。
ただ、もともとの著者が欧米の文化圏の人だからか「シンプルに生きる」ための手段が日本人の文化とあまりあわないものも多いなぁという所感。
行動を重視する点や、他人がどう動くかで感情を気にしすぎない、というのは共感した。
一方で、目標の達成のために通常のルートを外れていきなり最上位の人に話を持っていくのは日本では後々の禍根を考 -
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ネタバレタイトルからはまったくもってして想像しにくいけれど,良い意味での個人主義を勧めている一冊。
訳者もそうだったようだけど,現在できて,過去そうできなかった人が読んでみても納得がいくんだろうなあ。ただし,現在そうでない人が読んでも,理屈としてこういう風にすれば,楽なんだろうな,というのはわかるけれど,行動にはなかなか結びつきにくいのではないだろうか。要は出来る人が書いた,ただ出来ていることを書いた本のような気がしてならない。「それが出来れば苦労はしない」のである。
この本では,理不尽な対応に対する対応について書かれているけれど,この本の通りの対応をされたらどうなるのか,どうすれば良いのかについても -
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*自分の感情を人のせいにするというのはまさに間違った選択であって、すべての感情は自分の考え方、見方を深めることによって全部選択できるものである。感情を人のせいにしないということが「自分のための人生」の一つの出発点になる。
*人の評判とか評価は本人の自由にならないものである。自分の意思で何とかなるのは、他人の評価に対する自分の態度だけだ。
*今やれるのにやらないで延ばすというのも、現代に特有の誤った考えなのである。完全を求めて何もできなくなるということがあまりにも多いのではなかろうか。始めから完全を投げ出すというのはよくないが、完全を求めつつ、しかも完全というものはないという諦観を持たねばならな -
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自分自身の主人でない者は決して自由ではない。
過去の常識の延長で生きることをやめる。昔決心したことが今の自分にそこまで重要なのかを考える。続けろことにたいそうな意味を付けていないか。
耳にしたものは、忘れてしまう。
目にしたものは、覚える。
やったことは、理解する。
つまりは全ては行動してはじめて本当に理解できるのだ。
堂々と自己主張する。
お伺いをたてるのではなく、はっきり意思を伝える。
無駄なエネルギーを使わない。
他人を変えられる。これはおごりである。
対岸の火事に心をいためすぎない。
自分が持って生まれたものはとことん愛する。
物事をあるがままに受け入れうまく利用する。
自分を無 -
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ネタバレ【引用】
1. 人を自責の念で操らない、操られない。過去は過去。
2. 不安に対するベストの対抗手段は『行動』
3. 質問もされないうちから答えがわかっているような人生では、成長するのは無理。
4. 物事というのは、自ずから良くなるなどということは決してない。
5. 言葉より行動の方が、はるかにその人の人となりをよく表す。
6. 自分が正しいと信じていることの、半分は他人の反対にあい、残りの半分は時流の反対にあう。
【行動】
1. 答えのない問題に対して行動する。
2. 人・しきたり・未来・過去に流されない軸を持つ。
3. 人をコントロールしない。これに対する上司部下の関係を深掘りする。 -
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Posted by ブクログ
ネタバレ前半は、周囲の意見や評価を気にしすぎて、自己肯定ができにくい人向け。
その一例が、自分はこういう人間だとレッテルを貼っているというもの。そのレッテルに合わせて自分をコントロールしてしまっているだけなのに。
中盤は、そういう自分を打破するためには、将来のことばかりを考えるのではなく、今を最大限生きろと説く。
正しいか正しくないかはわからないのだから、べき論にしばられず、自分がこれと思ったことに飛び込んでみる。
その上で、うまくいかなかったとき、他責にせず、自分自身を顧みて、どうしたらよかったのかを振り返ることが大切。
怒りのスイッチの切るには、自分の考え方のプロセスを自覚する。
充実した人 -
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原題の方がよかったのでは 「「頭のいい人」はシンプルに生きる」
原題が「Pulling Your Own Strings」。
自分の人生を自分でコントロールしよう、という趣旨の本ですので
「シンプルな生活」の本を探していた、という目的としてはハズレ、
の本でした。
しかし、自分の人生を自分でコントロールする、この本の言い方を使うと
「他人の犠牲者にならない」方法というのは、
元々犠牲者として振る舞うことしか出来なかった人間からすると、
非常に参考になる、新しいマインドセットへの気づきが多い本でした。
冒頭の犠牲者になる9つの言い訳のうち、3つが自分の口癖、
考え方に沿った言葉であり、そ -
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Posted by ブクログ
タイトルからは「効率的な時間の過ごし方」とかをイメージしがちだが、実際は他人とのつきあいの中でいかに他人に振り回されることなく確固とした自分を築けるか、といった内容の本。
例えば他人から発せられる「~すべきだった」とか「私に相談してくれればよかったのに」という言葉。
これは相手を一見気遣っているように見えるが、実際は相手に非を認めさせるだけで、決して相手に過去から何かを学ばせようとしている言葉ではない。
そういう言葉に罪悪感を感じて生きるなと説く。
「そうだ、そうだ」と納得している横で主人に「~すべきだったんじゃない?」と責める自分。あー、この言葉からは何も生まれないんだと反省しきりで -