澤浦彰治のレビュー一覧

  • 農業で成功するために本当に大切なこと

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    SNSで農家をバカにするコメントを見るたび思う。
    「君は日本農業新聞を見たことある?」

    現代日本の農家は、経営者で、事業開発者で、労働問題の専門家で、外国人材雇用の当事者で、

    SNSで吠えてる連中より強くて賢い。

    そういうことが改めて分かる本でした。

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    2026年09月13日
  • 農業で成功するために本当に大切なこと

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    手入力の文面と
    消費者目線の経営者

    人として誠実さが伺えます

    ぜひこれからも
    日本農業に邁進して
    リーダーシップを発揮してほしい

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    2026年07月29日
  • 農業で成功するために本当に大切なこと

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     5月20日に、発売されるのを待っていて、本が届いてすぐさま読んだ。そして、いろいろ思うところが多かった。著者は、いまの日本の農業者の中で、一番の勢いがある上での、本書。文章にも勢いがある。

    『農業で成功する人、うまくいかない人』で、うまくいかない人の仲間になっていたことを知った。そして、著者から高いモチベーションを持つこと。楽観的であることを教えられた。
     Facebookで、著者のつぶやきを見させていただいていたが、本書になって、まとまって読めるのは幸せだ。Facebookの断片だけでは、十分に理解できないものだとつくづく思った。

     新工場が動き出して、より新たな方向性を見出している上での、今までの自らの経営の実績を分析し、そこから教訓を引き出し、惜しげもなく、晒している姿には敬服に値する。

     著者が最も強調しているのは、「農業をしている視点」からみること。そして「農業を『家業』ではなく近代的なビジネスとして捉え直すこと」だ。良いものを作れば売れた時代は終わった。それは、1ドル360円の時代だったからだ。顧客が何を求めているかを徹底的にリサーチし、消費者の要求に合わせた生産の視点を持つことが不可欠だととく。

     「日本の農家は零細である。日本の農業は小さい。日本の農業は弱い」「農業は衰退している。農業は非効率」と言われているが、「農業者が減ることは、競争相手が減ることであり、農地を集約して規模を拡大して生産性を高めることができることであり」、そんな時だからこそ、農業経営者にとってチャンスだ。仲間をつくり、グループ化することだ。戦前の日本の農業は、地主を中心とした大規模経営がされていたことは歴史的事実である。戦前、山形の本間家は、3000ヘクタールの農地を持ち経営していた。

     外食や惣菜、中食産業、大手スーパーは、天候に左右されず安定して良質な野菜を届けてくれるプロの農家を常に探している。市場はいくらでもある。顧客が求める付加価値を自分で作ることである。コスト削減だけによる農業経営は、すでに限界に行き着いている。ただの原材料としての野菜出荷にとどまらず、加工、カット野菜や冷凍野菜、ミールキットなどを、自社ブランド化による直売を行うことで、利益率を劇的に高める余地が残されている産業だといい、それを実践している。ミールキットの賞味期限を3日でなく、5日にすることで大きな市場が広がった。他では代替えできない特徴のある商品を作り上げることだ。

     現在の日本の農地は、423万ヘクタールであるが、日本に住む約1億2000万人の食生活を満たすために必要な農地面積は、約1700万ヘクタール(1998年5月18日、農水省の『我が国の食料安全保障政策の今後のあり方』に書かれている。そして、「国内農地の約3.5倍の海外農地に依存している」という)到底、日本人を養うことのできない面積だ。日本の国土面積が、約3,780万haだから、半分は農地でないといけない。この頃の農水省の自給率は、カロリーベースに基づいている。金額ベースではない。不思議なことに、著者もカロリーベースで自給率を話している。

     著者は、農業者が「需要にあった生産をしないことが問題」であり、「コメの消費拡大のマーケティングをしてこなかった農業者の問題」と手厳しい。
     そして、農業が衰退しているから耕作放棄地が多いというが、生産性の上がらない農地が見逃されている。福島県は2万5,226ha で全国1位と言われるが、除染されていない農地、除染されていても栽培が困難な農地があることをきちんと指摘しないといけない。それをどうするかも、福島の大きな課題でもある。

     「農家は、高齢化してやる人がいない」と言われているが、1000万円以上の農家を含まれ上位12%の農家で、日本の農業生産額の約80%を賄っている。つまり、1000万以上の農家が増え、農業を担っている。若い農業経営者が、雇用を生み出し、生産性を高めているという日本の現実をみるべきだという。
     アグベル、ソイルパッション、成田ケンコーファーム、株式会社日本農業などの個性的な農業経営者が生まれてきている。

     農産物に付加価値をつける。顧客を創造することが重要で、著者は「農業経営の良し悪しは、規模の大小ではなく、顧客の有無で決まる」と言い切る。「自分の経営規模に合った顧客」「自分の考え方にあった顧客」「採算の会う価格で購入し続けてくれる顧客」が、良い顧客と言える。
     また、農業には効率性が求められるが、お客様からすれば「効率性」は全く関係ない。今の農業は「効果性」を追求することが必要である。効果性の追求とは、「欲しくなるもの」「お役立ち度の高い商品、サービス」や「共感を生む取り組みや仕事のやり方、商品」である。顧客が言おうとしても言葉にならない、隠れた潜在的な要望をどれだけ形にできるかである。

     現在、著者の会社では、「有機コンニャク」「有機冷凍野菜」「賞味期限延長技術」「糖絞り大根」「添加物を使用しない漬物製造技術」「下ごしらえ野菜」などが、効果性の追求の中で生まれた。

    すべて現場に真実がある。問題は常に栽培の現場、加工の現場、営業の現場、流通の現場で起きている。「現場・現実・現物」を中心に置く三現主義に徹する。迷った時には現場に行く、問題があれば現実を見て判断をする。さらに、現物を前に議論をする。これが問題解決を最短にできる仕組みである。
    経営者は素直であることだ。素直に現状分析をせず、個人的な先入観や固定概念、経験則、成功体験だけから出された方針は、実行する段階で様々な衝突が生まれる。

     野菜クラブは、独立支援プログラムを作り、安定供給に一歩近づけた。そして、「大切な誰かのための農業を行う」ことで、「感動農業、人づくり、土づくり」という経営理念を、社長自ら進め、社員が共感して、共に作っていく。そして、「未来は私たちの思いの中にある」

     「農業はキツくて儲からない」という先入観を捨て、「科学的な生産管理」と「顧客志向のマーケティング」を掛け合わせれば、農業ほど可能性に満ちたビジネスはない、ということを著者は自らの背中で証明している。

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    2026年05月24日
  • 農業で成功する人 うまくいかない人

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    農業を持続的継続的に利益を上げて経営することは、簡単ではない。農業はそう簡単ではない。
    この本を読みながら、つくづく思った。
     農業で成功するには、①農業で成り立つビジネスモデルを持っていること。②ここ一番でがんばれる人。③機械や道具を綺麗に長く使うこと。④労働時間は、8時ー5時ではない。植物に合わせた時間で働くこと。⑤高いモチベーションを持っていること。⑥強い身体づくり。⑦できない時に直面したら、どう行動するか。困難にあった時に、乗り越える力を持つこと。⑧植物が好きなこと。⑨適正規模で経営する。⑩楽天的な考え方をする。⑪天候のせいを理由にしない。という。
     最初に、沖縄の会社経営を任されて、驚いたことは、機械や道具が全く粗末に扱われていたことだ。私は、中国で一番感じたことが、日本でも起こっていたことにショックを受けた。ここは、日本かと思った。まずは、道具のメインテナンスと修理を始めた。そして、雑草が農場に生え放題だった。そのため新規に草むしり隊を作った。実に、経営的に無駄な作業だが、今までの人がやっていなかった。まぁ。澤浦彰治が言ううまくいかない農業を実践していた。農場や器具に対する愛情がなければ、作物に対しても愛情はしれている。結局は、愛がないのだ。
     澤浦彰治が上げていることは、羅列的であるが、農業に立ち向かう姿勢を明確にしているし、必要なことだ。
     澤浦彰治は、群馬県の昭和村で、両親が昭和37(1962)年創業したグリーンリーフを受け継ぐ。コンニャクイモや有機野菜を栽培し、その商品化をしている。いわゆる6次化農業である。
     農業を経営するには、自分で価格を決められないということが大きい。これを脱するには、農業収穫物だけでなく、加工することと付加価値をつけることによって、自分で価格を決められる。野菜は、そのようなことが可能だ。花での6次化は難しい。
     さらに野菜の販売会社「株式会社野菜くらぶ」を平成4(1992)年を始めている。最初は4人だったのが本書では、74人になっているそうだ。農業は、自分で価格を決められないこともあるが、経営視点から見ると販売が弱く、販売を人任せにしている。そのことが、農業の弱さでもある。
     一番この強さは、周年栽培を目指して、年間供給できることだ。そのことで、売るべき価格が決まる。それを実現するには、群馬県にこだわらず、栽培地を全国的に考えていることだ。なるほど、成功する人は、成功するためのセオリーをきちんと踏んでいる。そして、有機コマツナ、有機ホウレンソウを分社化して、年間生産する会社「四季菜」があり、モスフードと一緒にトマトを作る「株式会社サングレイス」を作り、そして再生可能エネルギーの会社「ビオエナジー」も作っている。
     農業を成功させるための手立てをきちんと作っている。優れた経営手腕を持つ。
    一番すごいのは、「独立支援プログラム」を持ってることだ。新規に農業を始めたいと言う人を受け入れ、それを独立まで支援する。後継者、農業の担い手を育成することは重要だ。農業を始めたいと言っても、農業で独立するには、技術も資金力もいる。畑のない人が始めるには、独立は高いハードルが多い。それを支援する。そのために、農業をやろうとする人をきちんと見分け、育てるのではなく、育つ環境を作る。いやはや。素晴らしい。
     農業者になるには、育つには、甘やかしてはいけない。しかし、優しくあらねばならぬ。
    ふと思い当たった。私は甘やかしているなぁと、もっと厳しく、優しくすることが必要だ。精神的な自立無くして、自立できない。この本を読みながら、襟を正して、農業に取り組むことが必要だと思った。松下幸之助は「失敗したところでやめてしまうから失敗になる。成功するまで続ければそれは成功になる」と言う。つまり、失敗してしまう理由がある。その理由を排除して始めて成功に至るのだ。
    野村哲也が「負けに不思議の負けなし」と言うが、農業の負ける理由は、この本で明確に書かれている。農業で勝てるビジネスモデルを作り上げることだ。

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    2023年06月12日
  • 小さく始めて農業で利益を出し続ける7つのルール

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    最初は農業の企業(的)経営に関する本かと思って、それほど期待しないで読み始めたのだが、非常に参考になった。確かに億を超えた営農を行う企業組織の運営に関しての部分は自分には当てはまらないが、「そもそも農業をするということとは」的な指摘やアドバイスは非常に心に響いた。朝5時から夜10時まで畑に出ている人の話、農業技術なくして経営どころではないという話、顧客の求める声に応えることの大切さ、農業日誌の大切さ、手元に置いてこれからもチェックのために使いたいと思う本。

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    2017年04月28日
  • 小さく始めて農業で利益を出し続ける7つのルール

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    一見王道を通っているかのように見えるが、その実、細かなチャレンジの積み重ねでリスク→プロフィットを生み出してきた。そんな男の手記。農業をビジネス化する為のエッセンスを感じました。

    日本農業の問題点を、一般的に取沙汰される政策レベルの構造問題ではなく、「農家は再生産出来る価格を明示せず、相場を狙って高く売るか」、「業者はいかに安く買い叩くか」という商売としての思考回路にあるとしているのは新鮮でした。

    「これからの農業=A.顧客のニーズを満たす+B.世の中の課題や問題を積極的に解決する」という一文は、端的に作者の意向を表している気がします。(個人的には、A≒Bも同時に成り立つと思いますが。)
    その為には、農産物の持つ価値を再確認する必要があります。①そのものが持つ機能価値、②届け方が生み出す価値、③栽培方法による価値、④生産者の価値、⑤加工出来るという未来的価値の5つ。言われてみれば当たり前だけど、しっかりと頭に叩き込む必要がありますね。

    ①の例でレタス。通常、生産者は、重く歩留まりの良いレタスを作ろうとしますが、大手ハンバーガーチェーンの要望は全く異なります。「一枚当たりの重さが20-30gで、かつ、青ければ青いほど良い。」です。「レタスの価値」に顧客と生産者の間で大きな乖離が存在するのは自明でしょう。これこそ、「再確認」が必要なケースです。(個人的には、生産者が作りたいものを作る、というスタンスも大好きですが。)

    ⑤の例では、「顧客の注文よりも多めに作付し、規格外品や余剰野菜を加工して、全く違うシーンで使用できるようにする。」という話もありました。
    一方で、トマト等は、普通の品質のものに、「もぎたて」というwithout costなプレミアムを付けて一気にグレードアップさせるという、生鮮食品を流通の観点からの「the 農家的な」アプローチも忘れていないことにも好感が持てます。

    ここで、気になった言葉を羅列すると。
    「農地は生産設備でありながら、減価償却出来ない。」
    「農業では、播種~出荷までの間、手元の資金が出ていくばかりで、入ってくるお金はない。新品種等に手を出すときも同様、相応の自己資金を持たなければ、運営はできない。」
    「適地適作で周年出荷しつつ、作物の営業に特化した部署を作れ。」
    どれも、現代農業の問題点を的確についていると感じました。

    最後は、熱い言葉で締めくくります。
    「肩書きや企業の後ろ盾や学歴に囚われず、自分の技術を一旦忘れ、馬鹿になり、一人の人間として農業を究めようとしたとき、農家は本当のことを教えてくれる。」
    三洋電機創業者:井植の言葉「日本の製造業が栄えたのは、農業で培った優秀な労働力とその考え方(百姓=一人で百の仕事をする)があったからだ。」

    わざわざサインまで貰った甲斐がありました!

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    2014年05月03日
  • 小さく始めて農業で利益を出し続ける7つのルール

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    農業で利益を出し続ける上で必要となる視点や基本姿勢を、著者自身の経験に照らしながら解説した本。

    生活を賭けて、厳しい市場で道を切り開いてきた人間の持つ迫力が、遺憾なく伝わってくる。

    著者が農業経営者として目指しているゴールは、何ら新規性がなく、著者自身が序文で述べているとおり、「当たり前」なものである。曰く、成功する経営とは、「自分のお客様を作り、長期的視点で本業とその技術を究め、価値ある商品を開発し、堅実な投資をしていく」、「それらを行う人財教育を継続的に行い、個人を活かして幸せにする組織化を行う」ことである。

    然るに、本書を少し読むだけで分かるのは、現在日本において、この「当たり前」の事を農業で実践することが、如何に困難であるか、である。まず、農協が流通を支配しており、多くの農家は、自分の商品がどこで消費されているかすら知らない。「自分のお客様を作る」以前の問題である。また、生産人口が著しく高齢化しており、「長期的視点」どころか、そもそも成り手がいない。生産調整や横並びへの同調圧力により、「技術を究める」のも憚られる。その結果、「価値ある商品」が何であるか分からず、「堅実な投資」も何も商品開発に向けた投資をしない。そのような状態であるから、「人財教育」も「組織化」なく、これがさらに生産人口の高齢化と農協支配を強め、負のスパイラルを完成させる。

    著者は本書で、この「当たり前のこと」を実施することが著しく困難な産業構造下で「当たり前のこと」を実施していくための視点やノウハウを、平易でありながらも高密度な文章で、教えてくれる。それらは、「長期的な安定供給を行うために農業を家業として息子や孫たちに受け継いでいく」、「農業において価値ある商品を作るには、気まぐれな自然に合わせて全ての予定を常時組み立て直す必要がある、よって家族はこれを理解し、一家の予定を全て農作物最優先な体制にする必要がある」、「全く同じ作物であっても、新しい土地では、その土地に適した全く別の栽培プロセスが必要になり、これは地元の人間に教えてもらうしか無い。然るに地元の人間は、地元に骨を埋める覚悟のある人間にしか、ノウハウを教えない。よって、実際に地元に骨を埋めるほかない」、といった、時代に逆行するかのような言説のオンパレードである。しかし、農地法の抜本的改正による一般法人の新規参入完全自由化などが起こらない限り、現状において農業で利益を出し続けるには、これらが最良の策なのであろうことが、本書を読む内に体感される。

    血尿を出しながら新商品開発にチャレンジし成功した著者の、農業にかける気迫と重みが込められた出色の書。☆5つ。

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    2014年03月28日
  • 小さく始めて農業で利益を出し続ける7つのルール

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     農業経営とはなにか?

     企業の経営とは違い天候や虫害、生産者の技量によって生産量が異なり豊作による市場価格の暴落などのリスクもある。農業は収支の見通しが通常の企業経営より不明瞭で通常のマネジメントでは効果が充分には見込めない。

     そんな農業を経営するにあたっての対策や考え方が著者の経営の実体験を通して本書には随所に書かれていた。また、規模に合わせた販売方法や規模が変わるにつれて変えなければいけない事、変えるべきではないことが実例を踏まえて述べられており規模の大小関係なく参考になる書籍だ。

     ハッと気づかされた文章に“子供に農業を継がせたいと思うことは最大のマーケティング”というものがあった。何故だろうか、最初は疑問だったが、継がせないところは将来的に必ず出荷ができなくなる。そうなると購入する側は新たに産地を開発する費用、産地により天候や物量の問題も発生してくる。そういった面から農業の永続性は購入する側からみて評価の対象になることを気づかされた。

     著者である澤浦さんが個人のこんにゃく農家からグリンリーフ、野菜くらぶ等4社の農業関連法人の社長になるまでのストーリーから農業経営のノウハウを凝縮した一冊。

    ~目次~
    ルール1 初めての人が利益を出すために、成功者に共通するコツを学ぶ
    ルール2 作物を商品化することで、利益は生まれる
    ルール3 農家ならではの食品加工をすることで、利益率を高める
    ルール4 経営規模に合った自分のお客様をつくる
    ルール5 できる農家は毎日欠かさず日記をつけている
    ルール6 手元資金があっても、設備投資金は借金をする
    ルール7 個人と組織を活かす「方針管理手帳」で、利益を出し続ける

    【Radixの会】

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    2012年04月04日
  • 小さく始めて農業で利益を出し続ける7つのルール

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    零細こんにゃく農家から年商20億円の大法人を築いた著者。最初は家業が農家である強みで成功した勝ち組の著作だと思った。しかし、破綻寸前から工夫と努力で農業経営を発展させていく内容は、新規参入者にも参考になることが多い。また、著者は法人化して経営が安定していくのと並行して、新規参入者への支援も行っており、行政や補助金に頼らず農業発展に寄与しているように感じた。方針管理手帳の創出も素晴らしい。

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    2017年08月14日
  • 小さく始めて農業で利益を出し続ける7つのルール

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    農業に興味があり読んでみました。
    経営の基本に加え農業独特のポイントが述べられており、これから携わろうと考えている方は一読です。
    経営の基本は、職種により変わらないということがわかる本です。

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    2011年11月15日
  • 小さく始めて農業で利益を出し続ける7つのルール

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    P.55
    私たちの仲間の農家では,親がイキイキと農業をしている家には必ず後継者がいます。お金は大切ですが、それと同じか、それ以上に、やりがいと誇りを持つことが、農業を行う上での成功です。そのためには、人の役に立つことをして、たくさんお人にかかわる農業をすることです。

    P.91
    現在は、いろいろな地域にしっかりした支援をする法人が増えてきていますし、農協でもそのような取り組みをしているところがありますので、そういった法人の仲間として独立したり、そのような農協へ加盟して独立することが販売先の確保につながります。そうやって生産に集中していくことが、個人でこれから独立する人にはお薦めです。

    P.121
    朝収穫した野菜をその日のうちにお店に届けるという方法は、輸入野菜では地理的に不可能ですので、輸入野菜との価格競争にはならず、鮮度という価値を高めたのです。

    P.138
    このように栽培した農産物をお客様に喜ばれるように加工していくのです。そして、お客様が喜ぶほど、商品の付加価値は高まります。自分で生産している農産物をよりお客様に喜んでいただけるように、どのような加工をすればいいのか、人まねではなく独自に考えていくことで、どこにもないオンリーワン商品が生まれ、大きな付加価値を生んでいくのです。

    P.149
    農協や市場はお客様ではありません。本当の意味でのお客様とは、生産した農産物を再生可能な価格で購入し、消費・使用してくれる人だと、私は定義しています。
    これから農業を続けていくときに、これら外国の農業の例から私たちが学ぶべきことは、規模の大小という考え方の枠組みを超えて、自分たちに合ったお客様づくり、創客に取り組むことです。くどいうようですが、経営規模の大小ではありません。その規模に合わせたお客様をつくっていくことが、永続的な農業経営をしていくためには重要です。

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    2010年05月27日
  • 小さく始めて農業で利益を出し続ける7つのルール

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     普段からお世話になり、お話もすることがあるのですが、初めてい知ることだらけと、普段から話されていることと、何ら変わらない行動をとられているんだなあと、感心させられました。

     農業は地域の中で、継続させていくことが必要なので、規模の大小はあまり関係ありません。そのことは、この書籍の中で何度も書かれてありました。規模が小さいからと行って、経営を行わないというのは、間違っているのです。

      特に、ルール4以降、新規で農業を始めようとなさっている方、また企業、そして現在農業に取り組まれている若手と呼ばれる生産者の方々には、一度読んでいただき、意見交換させていただくことで、お互いに理解を深めていきたいと感じたところでした。
                                                                                                                                                                                                               っっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっc

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    2010年05月16日
  • 小さく始めて農業で利益を出し続ける7つのルール

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    農業関連が3冊続いた。本書は「日本農業の真実」でも取り上げられた農業経営者の著書。
    モスフードサービスとの取引が始まるきっかけが印象的だった。
    「…モスフードサービスさんとの出会いは、日本農業新聞を取っている人であれば誰でもチャンスがありました。…そのとき、日本農業新聞に『モスフードサービスとその他ファーストフード大手二社が有機農産物を生産している農家を探している』という記事が出ていたのです。…すぐに電話番号を調べて、緊張する中、電話をしてアポイントを取ったのです。」
    一般に、やろうと思っても、なかなか実行に移せないものだが、成功する人とそうでない人の分かれ目はこういうところにあるのだろう。

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    2021年08月08日
  • 農業で成功する人 うまくいかない人

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    農業用語でわからないところがあった。
    ここに上がっている農業で成功する人は、農業でなくても成功する人。

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    2015年07月28日
  • 小さく始めて農業で利益を出し続ける7つのルール

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    ずいぶん前に読んだ本ですが、これを読むと農業とは加工して初めて利益が出るということがよく分かりました。

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    2013年08月07日
  • 小さく始めて農業で利益を出し続ける7つのルール

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    会社の同期からのオススメ。
    農家のせがれである著者の澤浦さんの視点である、経営継承型農家の利益を出すルールがベースで、新規参入希望者にもあてはまるところがある本。 こういった類の本は成功後の自叙伝的な面も含まれているため、万人が従うべきルールではないこともあるので注意が必要だ。

    というのも、まず気になったルールで、新規参入者には応用しづらい内容としては、「手元資金があっても、設備資金は借金する」というルール。
    新規参入者のうち借金をする個人農家は比較的少ない。新規参入者にとってすれば、ケガ・病気をしたらお金が入らないというリスクがでかいからってのが一番かな。とーちゃんかーちゃん息子でやる農業ならば、労働時間の増加でえいっとなんとかなるけど。雇用ができている参入者ならよいのでは、と・

    こちらはなるほどなと思ったルール「毎日日記をつけること」。
    確かに。いいことも悪いことも試しにやってみたことも、結構忘れちゃうもんだよね。ブログも大事かもしれないけど、1ページで3年分くらいみれちゃう紙ベースの記録がベターかなと感じた。

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    2010年05月16日