イ・グミのレビュー一覧

  • ユジンとユジン

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    この作品は22年前に韓国で刊行されました。性的なものを含む児童虐待、その状況は残念ながら今でもあまり変わっていないように感じます。でも親として、大人として、何が1番大切なことかを具体的に教えられた気がします。

    初版発行から16年経って、著者イ・グミさんはご自身の娘さんの実体験が元になっている事を明かされました。娘に火の粉がかからないと安心できるまでにそれだけの時間を要したという事。その勇気を讃えたいと思います。また、この度日本語でこの本が読めるようになった事にも感謝したいです。この機に日本でもたくさんの人に届きますように。きっと多くの傷ついた心に響くでしょう。

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    2026年07月27日
  • ユジンとユジン

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    「被害者らしさ」を求められる現代において、この物語が今もなお色褪せないことに、やるせなさを覚える。

    かつて同じ性被害を経験しながらも、異なる人生を歩んできた二人のユジン。時を経て再会した二人の姿を通して、傷を抱えて生きることの意味を考えさせられた。

    勉強に、恋に、家族に、思春期特有の未熟さが淡く描かれる一方で、彼女たちが背負わされた過去の重さに、改めて胸が締めつけられた。

    傷をかさぶたに変え、痕を残したまま生きることも。傷を覆い隠し、何事もなかったかのように生きることも。
    どちらもきっと、自分自身を守り、明日を生き抜くために必要な選択なのだと思う。

    作者は、この物語の誕生から約16年後、自身の子どもも過去に性被害を受けていたことを初めて公表したらしい。

    その事実を知り、この物語に込められた祈りのようなものを、いっそう強く感じた。
    私たちも、私たちの大切な誰かも、この世でかけがえのない、愛されるべき存在なのだと。

    そんな当たり前で、けれど時に見失われてしまうかもしれないことを、誰かに伝えたくなる一冊だった。

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    2026年10月24日
  • アロハ、私のママたち

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    ネタバレ

    日本からもたくさんの移民と写真結婚を選んだ女性たちがいた。
    日本統治下の朝鮮の小さな村で育った3人の少女たち。
    彼女たちもハワイに移住した朝鮮人男性と写真結婚をする。
    それぞれの事情を抱え、より良い未来を掴むために海を渡る。
    しかし聞いていた話とはまるで違う現実があった。
    ただ、規定により入籍して夫婦となってから渡航したはずだが、ホンジュの夫は故郷に妻と娘たちがいるという。重婚にはならないのかな。それとも当時の社会情勢の穴なんだろうか。
    3人の物語も次世代の話も、中途半端な所で終わってしまった印象。

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    2023年12月02日
  • アロハ、私のママたち

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    ネタバレ

    写真と仲人口を頼りに韓国からハワイへ渡った主人公たち。まだ18、19の少女たちに待っていたのは写真詐欺履歴詐欺の結婚相手だった。彼女たちが折り合いをつけたくましく生きていく姿を描いている。同じ年同じ村の3人の少女たちが助け合いながら強い絆で結ばれているところは素晴らしい。
    ポドゥルの結婚相手はいい人そうに見えたが、韓国の独立のためにそこまでするのかと理解できなかった。

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    2023年10月03日
  • アロハ、私のママたち

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    韓流作家の小説を読むのは、これが初めて。

    文章のリズムが日本語とも、英語圏の小説の翻訳物とも違っていて、最初は若干読みにくかったが、ストーリーに惹き込まれていく内に気にならなくなった。

    写真だけでお見合いをし、夢の新天地を求めてハワイに渡った韓国女性の生涯を描いており、とても興味深い内容だった。

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    2023年07月11日