長埜恵のレビュー一覧
-
無料版購入済み
怪異の掃除人業を営む曽根崎さんとそこでアルバイトする大学生竹田くんが主人公。なかなかオリジナリティの高い怪異を出して来ること、またミステリー調の展開がとても面白く、ホラーとしては良作だと思います!続きが気になる!!
-
Posted by ブクログ
紙の本で購入しました。
タイトルから悍ましいサスペンスホラーを想像していましたが、気付けば主人公たちの会話劇に爆笑していました。それでいてしっかりホラー要素もサスペンス要素も入っているので、コメディとしてもホラーとしても楽しめると思います。
個人的に地の文にちょっとクセがあるように感じましたが特に話の邪魔になることはなく、何より短編連作ということもあって一話一話のストーリーの濃さ・完成度が高く、そこに主人公たちの会話劇も随所に入ってくるので「面白い」の一言に尽きます。話によってはアクション要素、主人公たちの友情を超えた深~い関係性が垣間見えるアツい展開もあり読みごたえ抜群です。全章を読み終えた -
Posted by ブクログ
この作者の初小説本ということで。
31歳の掃除人の男と、そこでアルバイトをする大学二年生の話。初めは怪異に対して物理で解決したり、依頼してきた側が悪だったらそれでも守るべきかという話だったりと言う作品から始まる。だが、進むにつれて段々解決方法が呪文とかになってきて、方向性というか、展開が少し変わってくる。
話数が進むにつれて、主人公たちを取り巻く人々が増え、その全員が最後のケース4に関わってくる。31際の掃除人の弟と、主人公の叔父、美女、それぞれがそれぞれの役割で動く。そんな中で何度か泣きたくなるくらい辛くて、それでいて眩しい場面がある。とにかく、阿蘇が……本当に良い奴……。主人公にとっても、 -
Posted by ブクログ
ネタバレ柊さんが好きです!(ド直球の告白)
初手から指だらけの化け物、しかもそれが生み出された過程が本当に胸糞で、悲しい展開を迎えつつも、その化け物を生み出した相手にはきっちり報復もあって、バランスが取れていたなと。
ただ、そのバランスが何だか不穏な方へ傾いていく。
サブタイトルにある「生ける炎」これに、曽根崎さんは勿論、景清くんががっつりと巻き込まれていく。
身内もだけれども。
あるキャラなんか刺されますし。
勝てるのか?と思える人外の存在も出てきますし。
新興宗教の話が絡んできて(念のため作中の宗教は実在していないのでご安心を)(あんな怖すぎるカルト宗教あってたまるか)最近リアルのニュースでも