洛田二十日のレビュー一覧

  • ダキョウソウ

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    「川が転校してきた」が好きで何度も読み返しています。初めてタイトルを見た時は、どういう意味なんだろうと思ったのですが、あまりにもタイトル通りで笑ってしまいました。

    川の人しぐさのが、どれもユーモラスで愛らしさを感じます。こういう性格の人いるけど、確かに川ならこうなるか、と妙に説得力のある描写が沢山あり脱帽でした。

    「ヨミコは滑り台」も好きだったので、自分はこの方の、無機物が意思を持った物語が好きなのかもしれない。

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    2025年07月11日
  • ずっと喪

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    これぞ、奇才。
    この世に存在するあらゆる事象や物事の奇想天外な設定が違和感なく存在する世界観で、長い夢ような話。作者の変態的な想像力にとにかくおったまげた!
    クスっと笑った矢先にゾッと背筋が伸びる感覚に夢中になって読んでいた


    桂子ちゃん
    円い春
    初恋ファガール
    その後のマグロ王
    パックマン
    つきのうら
    ムチャプリ
    私のセコンド
    蚊の鳴くような
    ペレットを吐く
    もっとこうこうと泳げ!
    あとは鼻を待つだけ。
    義師
    二度漬け
    下戸の憂
    22時の告解室
    ずっと喪
    日々々
    強そうなホームレスを探す
    土俵際の背広
    プシュ

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    2025年04月17日
  • ダキョウソウ

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    ネタバレ


    10ページ程度の短編で構成されているが、その短さを忘れるぐらいどの話も没入感があった。短い文章の中で設定を説明しながらその世界観に引き込みつつ、しっかりと話のオチまでまとめられる作者の文才に驚いた。今村夏子の小説が好きな人は漏れなく好きな作風だと感じた。

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    2025年01月30日
  • ダキョウソウ

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    すっごく面白いしか言えない。ショートストーリーは全然読んだ事ないけどきちんと完結しているし、独特の世界観にほんわかした温まるストーリーで何度も読み返したくなる。
    あり得ないのにありそうなストーリーの展開。
    遊具の話は心温まる冬にピッタリの話。

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    2025年01月17日
  • ダキョウソウ

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    ショートショート大賞を受賞して作家になった洛田二十日さんの2冊目。デビュー作『ずっと喪』も最高だったけれど、2冊目はさらにパワーアップしていた。圧巻の一冊です。ハズレゼロ。

    いろんな状況に関して突飛な設定やボケに対して、ツッコミを入れるか、受け入れるか、受け流すか、完全に乗っかるかはセンスの見せ所だと思うけれど、その判断が抜群にうまい。今村夏子さんや村田沙耶香さんの小説を読んだ時と同じように、読者を平伏す力がすごい。

    ソファの隙間に落ちて現実世界に帰って来れなくなったお父さんと、その息子を描いた「ソファの隙間」
    公園の遊具を飼育するための牧場と、すべりだいの飼育係を描いた「ヨミコはすべり台

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    2025年01月02日
  • ずっと喪

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    ネタバレ

    めちゃくちゃ面白い!!

    ショートショート大賞を受賞して作家になった洛田二十日さんのデビュー作。

    奇想天外な設定が多く、どうやって思いついたの?と思わず唸るものばかり。天才だと思う。思いついて、さらに書き切って、それぞれの話をまとめあげる筆力もすごい。最後までオチが読めないものばかり。

    Aマッソ加納さんが帯に書いている『舞台袖で他の芸人のネタ見て思う「やられた」って気持ちが全編続いて最悪だった」が、本当に秀逸な感想だと思う。巻末の洛田さんと加納さんの対談も最高だった。

    特に好きだったのは
    月に一回、女の子に訪れる桂馬の日について書かれた『桂子ちゃん』
    自分自身が人琴という楽器になり音を奏

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    2024年08月12日
  • ずっと喪

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    ショートショート集。おもしろかった!桂子ちゃん、義師、プシュあたり特によかった。
    「読みたいリスト」に入れてから何となく忘れかけていたが、アメトーークで紹介されてたらしい。
    現代的でありつつおもしろ設定がたくさん。

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    2024年06月23日
  • ずっと喪

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    日常の様々な要素が、今までにない形で組み合わさったシュールな設定が新鮮。数ページ読み進めて、設定を理解できた時は、パズル解いた感じに少し似てる。

    ランダムに引き当てた単語を組み合わせて物語を作ってるのか?と思うくらい、親和性が無い要素を組み合わせた設定なので、どの話も独特なユーモアをまとってる。

    物語は甘酸っぱいものから、ブラックなものまで振り幅が大きく、どの話も短編ドラマ化されたものを見てみたくなる。

    著者さんは、お笑いにも造詣が深いようで、コントの設定を考える際に本書から着想を得るのもありなのかもしれないと思った。

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    2023年09月17日
  • ずっと喪

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    めちゃくちゃ面白かった!
    とにかくシュール。
    本当アホくさくて、読んでて気持ちが晴れる。
    私はちょっとシュールな笑いのあるコメディドラマが好きだが、そんなドラマを見ているようなクスッと笑えた。
    内容的にはぶっ飛んでて、現実離れしてるのでコメディドラマの範疇ではないんだけど、ギャグ漫画のようなものではない。

    この本が文庫本になったら欲しいなぁ。

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    2023年05月06日
  • ずっと喪

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    好きでしがなかった。
    コントのようで爆笑というかニヤッとするような内容かつゾッとしてしまう部分ありの。

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    2023年04月19日
  • ずっと喪

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    ネタバレ

    独特な世界観。
    フィクションだとしても普段の生活に寄せた物語が多い中、この本はとにかく設定がぶっ飛んでる!
    それが逆に新鮮で面白かった。
    聴いたことのない難しい単語もたくさん出てきた。知識が豊富なんだろうなぁ。
    クスッと笑える物語もあるし、最後の一文でゾッとするような物語もあって話の持っていき方が上手だなぁなんて素人ながら思ってしまいました。
    刺激がほしい人におすすめのショートショート。

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    2024年02月03日
  • ずっと喪

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    最近小説誌で読んだ作者の短編が面白くて本作も読んでみたけど全部が全部好みというわけでもなく読み終えるのにやや時間がかかりました。好きな話もいくつかはあったのだけれども。


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    2025年12月17日
  • ダキョウソウ

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    『ずっと喪』に続くショートショート集2作目。
    どれもシュールで独特な世界観。
    『ソファーの隙間』の書き出し1文はさすがのセンスだが、前作に比べて全体的にパンチが弱いと感じた。

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    2025年02月04日
  • マリマリマリーのショートショート小説集 卒業式前日に転校してくるやつ

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    マリマリマリーは知らないので、最初の人物紹介のイラストはなくても良いと思ってしまった。ショート・ショートとしては好き。

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    2024年10月20日
  • ずっと喪

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    「世にも奇妙な〜」的な世界観で、シュール系コントの要素も含まれており、ダークな話が多いけど「んふっ」ぐらいの笑いもあり。おもろい。

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    2024年04月09日
  • ずっと喪

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    短編集。終始不思議な世界で読んでて意味分からなかったけど楽しかった。ずっと喪はちょっと怖い話だった。たまに、こわ〜って所があったりふふって面白い所があったり引き込まれて面白かった。

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    2023年09月22日
  • ずっと喪

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    感想
    隣接する非日常。よく目を凝らさないと何が違うのかわからない。違和感はある。こんな世界に迷い込みたいと思いつつ。やっぱりこっちが良い。

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    2023年04月25日
  • ずっと喪

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    ショートショートというと、どうしても星新一と比較してしまうのは、いい加減やめた方がいいというのはわかってはいるんだけど…。アイデアとしては面白いものもあったけど…

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    2023年03月27日