大塚ひかりのレビュー一覧

  • ジェンダーレスの日本史 古典で知る驚きの性

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    昔は、女性と男性が同等の地位にあったんだ。
    卑弥呼とか、推古天皇とか。
    昔の物語にも、男装した女が主人公とかもあったんだって!驚

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    2023年12月03日
  • ジェンダーレスの日本史 古典で知る驚きの性

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     ジェンダーギャップ指数後進国の日本。そして、家父長制、男尊女卑、セクハラなど枚挙にいとまがない男性優位社会が続く日本。2023年統一地方選挙で女性議員は多少増加したが、古代や中世では多くの女性が執政を司り、男女はほぼ同権であり、夫婦別姓は当たり前で、女性が優位であった事も伺える。著者は、日本の古典を丹念に読み解き、日本はかつてジェンダーレスであった事を検証する。また、古来より「性に対する寛容さ」は一貫して変わらなかったとし、「性に対する寛容さ」とは無責任な性関係ではなく、「性を大切なものととして重視」していたからではないだろうか。本書は、古典の調査という事もあり、当時の上級社会の手記、書物か

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    2023年04月29日
  • ジェンダーレスの日本史 古典で知る驚きの性

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    日本はジェンダーギャップ指数116/146位という極めて低い順位にある。
    特に経済、政治での指数がそれぞれ121、139位(出典:男女共同参画局 2022年)であり、先進国の中では最低ランクである(この順位で先進国と言えるのか)。
    多少変わってきたとは言え、まだまだ伝統的家族、だとか男は男らしく、性別分業など、前時代の遺物が多くの人を苦しめる。

    じゃあ、日本ってそもそもどんな国だったの?
    それを古典を用いて社会を見るという手法を取ったのが本書。
    なるほどと思ったのは日本語には男性名詞女性名詞がないという指摘。
    著者はそこに性の曖昧さを見る。
    直結するかは別議論としても、男女が曖昧というのはい

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    2023年02月12日
  • ジェンダーレスの日本史 古典で知る驚きの性

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    日本の良さや伝統、古来みたいに表現されるものがどのくらい以前からのものなのか
    現代の人が知ることのできる形で残っている情報が正確にその当時を記録できていないとしても、どうやら常に変化を続けてているもののよう
    今が絶対ではないと思うと少し楽しい

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    2024年04月02日
  • ジェンダーレスの日本史 古典で知る驚きの性

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    首長を輩出し、馬に跨ぎ乗る女性の活躍が目覚ましいジェンダーレスだった太古の日本。
    男尊女卑に加えて家を重んじる日本の文化が数多の悲劇を生み出していたのか。簡単に殺される嬰児、売買される子供。仏教や儒教、キリスト教も日本に入ると性的にゆるくなるというのは一体どういう民族よ、日本人。
    稚児となったが最後の地獄があまりに酷い。あぁ稚児行列…。

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    2024年01月11日
  • ジェンダーレスの日本史 古典で知る驚きの性

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    全体として著者の主張が強い気がするが、一部の保守派による「伝統的な」日本観に対するアンチテーゼとしてだけでなく、その価値観をなんとなく真実として疑いもせずぼんやり過ごしてきた私たちの目から鱗を落とすには充分すぎるほどショッキングな歴史資料の数々である。
    江戸時代の影間などは知っていたが古代からの女性の地位の高さやそれが衰退していった社会構造の変化が面白かった!
    子殺しや強姦に対する記述は気分が悪くなるものがありジェンダーレスな前時代の日本を礼賛するのではなく暗の部分もちゃんとかいてバランスをとり後書きで気持ち良くまとめてくれている。年表もおもしろい。

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    2023年03月31日
  • ジェンダーレスの日本史 古典で知る驚きの性

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    『古事記』、『とりかへばや物語』、『好色一代女』など、様々な古典作品などを引いて、前近代の日本においていかに性差があいまいだったかを紹介。
    根拠がちょっと薄いのではといったところもあったが、現在、伝統的と思われがちな性の在り方が全然そんなことなかったということを理解できる良書。

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    2023年02月28日
  • ジェンダーレスの日本史 古典で知る驚きの性

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    今のジェンダー的価値観はたった数十年のものであることを感じた。そしてそれまでの長い歴史をたどると現在では考えられないと思うものもあり、でも歴史の授業や本を読んでいると疑問にも思っていなかったことも気づいた。何が正しいか、は宗教や社会によって変わるものなのだろう。

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    2025年09月29日
  • ジェンダーレスの日本史 古典で知る驚きの性

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    <目次>
    はじめに 日本の文芸はジェンダーレスであふれている
    第1章  男女の境があいまいな国~男も出産、女も立ちション
    第2章  むしろ女が優位だったかもしれない太古・古代~政治も経済も男女同格
    第3章  男女別姓、核家族、シングルマザーだらけの古代・中世~「伝統的な家族」とは
    第4章  性を重視すると、結婚観はゆるくなる~二度三度の離婚や再婚は当たり前
    第5章  LGBTもすべて認識されていた前近代~盛んな男色に宣教師もびっくり
    第6章  女々しい男、雄々しい女~男も泣くべき時に泣くのが日本の伝統
    第7章  軽んじられた弱者の「性」と「生」~ネグレクトや子殺し、性虐待の多さも

    <内容>

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    2022年11月12日