西岡杏のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
キーエンスの競争力の源泉にスポットを当て、その仕組みを明らかにすることを目指した本。
『日経ビジネス』誌での連載がベースになっている。
著者も同誌の記者。
キーエンスは言わずとも知れた時価総額約15兆円を誇るファクトリー・オートメーションの雄。高い収益率と、日本の製造業ではトップクラスの従業員年収でも知られる企業である。
本書は、この比類なき最強企業の競争力の源泉を明らかにしようとする。
社内関係者やOBなどに綿密なインタビューを重ねており、この手のキーエンス関連本が最近はよくあるが、その中では比較的内容がしっかりしていると感じた。
キーエンスはFAという製造業の中でもニッチな、けれども -
Posted by ブクログ
いかに効率良く成果を上げるか至極真っ当なことが記載されている。
因みに印象に残ったことを簡潔にまとめると以下のようなこと。
・最終的な成果物に向けて最善を尽くすこと。
・アポイントの最後お困り事はないですか?と必ず聞き、次の提案機会、ニーズを探ること。
・上司、先輩、後輩、壁を作らずフラットで臆せず物言えるような環境であること。
・社内で1質問すると100返ってくること。分かりやすく詳細を熱心に話してくれる。
・社員がサボらないよう社内監査がある。また、ハッピーコールといってアポ後に営業担当の上司が顧客に電話がけして満足度を問う。
・ID制度。この人にはこの商品の需要ありと意見だしすると金一封 -
Posted by ブクログ
ネタバレゆるブラック企業=やりがいを求める若手を緩く働かせてやる気に答えられない企業。
キーエンスは属人的な才能に頼っているのではない。仕組みづくりと徹底的にやりきる強さ。やりきる風土。
目的をはっきりさせる、その過程で取引先も鍛えられる。
「キーエンスは化石にならない」常に変化し進化し続ける。
「他にお困りの方はいませんか。」常に新規顧客を探す姿勢と圧倒的な速さ。直接営業。代理店を通すオムロンとの違い。
営業は3年で一流になる。ロープレ1000本ノック。
週2日社内日、3日外出日。一日5~10件のアポ。外報は1分単位で書く。5件以上のアポがないと外出が許されない。外報は商談から5分以内で書く。すぐ