西岡杏のレビュー一覧
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ネタバレ転職斡旋をしている方々から、マネージャー・課長以上の管理職という役割での応募があった場合、キーエンスの人であれば係長・主任レベルの人からの応募でも会っておくという趣旨のコメントを読んだことがあります。キーエンスとはどんな会社なのだろう?と興味を持ちました。そして手にしたのが、高収益をあげており、従業員の給料も高額である会社、キーエンスを知ることができそうな本書です。
工業用の機器を販売している会社です。製造業の中ではトヨタカンバン方式という手法が広く認知されており、できるだけ在庫を抱えず適正な稼働を生み出すことが良いとされています。しかしながら、このキーエンスという会社は、在庫を持たないという -
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ネタバレ収益トップ企業の中身を知りたく読破。
交渉履歴の共有。誰に会うか、何が不足しそうか、他にお困りの方はいませんか?〜とにかく幅広にあっている。分単位での日誌、面談後5分以内に記録する文化。
18時からロープレを10分から15分開始。顧客側もさまざまな設定。年齢は関係なく改善点を言い合う。KPIがプロセス評価〜どれだけ実演したか。電話の件数。ロープレには台本がある。より細かな具体的な回答。分析シート〜累積取引社数、取引に関わった人数、商談に関わった人数、訪問者数、飛び込み回数、電話の発受信数、、、3人以上が打率が高い。ハッピーコール〜部下の提案がどうだったか上司が確認する。補足することが目的。電話 -
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日本のGDPがドイツに抜かれ世界4位になった、
というニュースが流れる中、この本を読んだ。
なにが世界4位だ、というのが実感。
1人当たりのGDPは32位とか。
そちらのほうが問題。
生産性低すぎ。
日経平均が1989年以来要約史上最高値を更新しようとしているが、
アメリカはそのころから10倍になってる。
政治経済が変わらなすぎ。劣化。
高度成長の成功におぼれ、新しい試みがなされなかった。
そんな中、生産性を向上し、
平均給与2000万円というとんでもない製造業がキーエンス。
BtoBの会社で。
従業員の半分といわれる営業マンが、
クライアントの現場のニーズを吸い上げ、
特注品ではない、汎用 -
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謎に包まれたキーエンスの内情を白日のもとに晒し、その凄みに唸らされる。
キーエンスでは一挙手一投足の全てが付加価値を生み出すために仕組み化されていて、理念やマインドセットも一人一人の社員に深く浸透している。施策を実行できる社員の能力も非凡だと思うが、人間は必ず易きに流れるので、やはり仕組み化されているのが強い。
仕組み化というのは社内全てを巻き込んだ一大事業だ。普通の会社では真似しようとしても反対が起こったり社員が付いていけずに破綻する。凡事徹底も行うは難し。改革に必要なのは強烈なリーダーシップだろう。
これには勝てないと思うと同時に、何とか追いつけるように工夫を巡らせるのも、平凡な会社 -
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社長、滝崎武光、キーエンスの由来は「key of science」
SFA:セールス・フォース・オートメーション(営業支援システム)
事前報告の重要性、外報、ロープレ
・セールスイネーブルメント:営業の研修やツールの導入、プロセスの分析といった各種の改善を総合的に実施しながら営業活動を最適化する取り組み
・ニーズの裏のニーズを探るコツは、「業界全体や、顧客が取り組もうとしている工程全体を見渡して説明すること」
・時間チャージ:前年度に生み出した付加価値(粗利)を社員の総労働時間で割った数。社員1人が1時間あたりいくらの粗利を生んだかを示す。
・一流の医者は、人の命を救うために常に最新の医療知識 -
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大きな利益を生み出し、社員が多くの報酬を得ることで有名なキーエンス。
その利益を生み出しているのは、商品ではなく人だった。
僕が知っているキーエンスの特徴は、この程度だった。
利益率の低い事業はしない。
オーダーメイドの商品は作らない。
どんなものも翌日納品。
こういう仕組みをつくれば、誰でも利益を生み出せると、浅はかに考えていた。
しかし、
これらの意思決定や行動をするのは、紛れもなく社員である。
では、仕組みさえ作っておけば、社員は忠実に動いてくれるのだろうか。
キーエンスでは、そうは考えていない。
人はすぐに怠けるし、意志の力だけで自分の行動を完全にコントロールすることはでき -
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ネタバレタイトルの通りキーエンスのその強みの内訳について述べられた本。
学び多し。知ってすぐできるものではないこともこれまたすごい部分
性弱説に基づく仕組みづくり。当社もまなぶべきところだらけなのではと感じた
メモ
・徹底したKPI管理や記録分析
・合理化、競争原理を反映する仕組み化
・中身のある営業活動
・真のニーズを引き出す顧客取材力
・キーパーソンを見極める
・ニーズカード 世の中にあるものでは解決されないニーズを書き込むもの
・原価も頑張るが、付加価値を上げることに重点を
・課題の捉え方を広げる。本質的な課題を特定し、そこに対するソリューションを開発する
・何らかのフィードバックをする。やり -
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ネタバレ最初から最後まで圧倒された
ロジカルな仕組み作りとそれを徹底するルール
仕組みは、決して強制ではなく、そうしたくなるようし向けられている(金一封とか)
特に興味深かったキーワードは以下
・全てデータ化共有化
・裏ニーズを探る、インサイトを探る
・客が欲しいものはつくらない、特注品はその顧客にしか売れないからつくらない
・顕在化しているニーズに応えるだけでは付加価値に限界がある
・シェア目標ではなく、20件~30件ヒアリングしてそのうち何パーセントが購入意思あり、だから積み上げで売上目標はこれ、という目標
・一流の医者になる!という考え方
日々の仕事の参考にしたいとおもった
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キーエンスは、1974年に設立したFA(ファクトリー・オートメーション)用センサを中心に測定器や画像処理機器の企画・設計・開発・生産を行う会社。Key of Scienceからネーミングをしたようだ。
自動車や半導体、電子・電気機器、通信、機械、科学、薬品、食品など業界に捉われることなく事業を展開し、現在の取引先は全世界で30万社以上。「ものづくり」に携わるすべての企業に向け、生産性や品質の向上につながるソリューションを提案・提供している。
特徴は、設立から継続されている、常に生産現場の声に耳を傾け、課題を発見し、解決に導き付加価値の高い商品を提供する姿勢。
その背景には、深い知識を持った営