吉備友理恵のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ共創について、概念で終わらせるのではなく、手触り感のあるものにしたいとして、可視化できるパーパスモデルを記した本。納得感ある整理。よき。
大事な要素と構造が踏まえられている印象
一番大事な皆の共通目的、ステークホルダー別の目的、役割
構成が簡潔明快でわかりやすく、その観点でも素晴らしい。
メモ
・パーパスモデル パーパスを中心とした共創プロジェクトの設計図
・パーパス より良い社会を実現するための行動原理
・図の中心に共通目的、周囲にその共通目的の下に集うステークホルダーを書く
上段に共創に関与するステークホルダー、
下段に主体的な共創パートナーを配置
それぞれのステークホルダーの役割 -
Posted by ブクログ
紙の書籍にて。
何かを探しているとき、その答えが書かれている本に出会うことがたまにある。
sdgsとビジネスモデルをテーマに読書していて、何かしっくり来ない…関係者が多すぎてわかりにくい…と感じていた悩みが、一目見た瞬間「え、これすごい。」と解決した。
パーパスモデルという筆者が考案したモデルは、
・誰が
・どんな役割で
・どんな目的で
・共通目的を達成していくか
が文字通り一目でわかるようになっている。
モデルを見て驚き、
考案者の著者がまだ20代の女性と知ってまた驚き。
最近よくある「パーパス!パーパス!」と声高に叫んでいるけれど具体的にどう創るのかは伝わってこないビジネス書とは -
Posted by ブクログ
パーパスモデルとは、共通の目的(=パーパス)を中心に、ステークホルダーごとの目的(=参画の動機)、役割(=できること)を図として整理するものであり、「共創プロジェクトの設計図」として本書の主題となっている。
本書では具体的な共創プロジェクト事例をの構造をパーパスモデルを用いて可視化し、共創プロジェクトを作り、進めるために重要な事項をまとめている。
パーパスモデルは既存プロジェクトの構造を可視化し、成功あるいは失敗した理由を分析して、成功に繋げるために有用なツールであると思う。
一方で、まっさらな状態からプロジェクトを形作るための「設計図」にはなり得ないと感じる。共創プロジェクトではその時期に -
Posted by ブクログ
組織横断、会社横断でプロジェクトを遂行する際に必要な考え方。オープンイノベーションやアライアンス戦略、DAO(分散型自立組織)、クラウドソーシング、産学官連携や地域貢献とも相性の良い切り口かも知れない。閉じた仕事をこじ開ける必要があるが、そのためにも重要なフレームワークだ。
言うは易しとは思うが、感銘を受けたのは見えない価値、報酬の期待。見えないままだと説得できないから可視化しなければならないが、個人の納得感だけなら言語化しなくても良い。個人単位で考えた場合、ボランティアに参加したり、一見無価値に見える仕事の動機は、まさに見えない報酬だろう。
本著では、プロジェクトに関わるインセンティブに