中村真人のレビュー一覧

  • おとうさんのポストカード

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    ポストカードがコラージュされた、素敵な装丁の本。ユダヤ人迫害の辛さを肌身で感じたヘンリー少年が、語りかける物語です。ヘンリーくんの実体験をもとにまとめられています。

      キンダートランスポート(いのちの列車)

    約1万人のユダヤ人の子供たち(17歳まで)が、ユダヤ人差別から逃れるため、イギリスに送られた事実(1938.11.30〜1939.9.1)を私は知りませんでした。

    ヘンリーくんのお父さんは、息子をイギリスに送る決断をします。お父さんのカードは数日おきに届き、ヘンリーくんとのやりとりが始まります。そのポストカードの絵柄が素敵で、たくさん掲載されています。お父さんの愛がこもった文面でし

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    2025年08月22日
  • おとうさんのポストカード

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    ネタバレ

    息子が図書室の先生からすすめられた本で、一緒に読みました。

    世界史専攻ではない私が読んでも、当時のドイツの様子が少し理解できました。いのちの列車の存在も初めて知りました。ユダヤ人への差別ほどではないですが、日本でも多かれ少なかれ同じようなものは残されているんではないかと感じさせられました。

    当時、自分が同じ立場に置かれたとして、私が親として、息子の命を救うために外国に避難させ離れ離れになるという選択肢を選べることができるだろうか、息子も私と離れて生活できるかどうか…と思うと、身が引き裂かれる思いです。それほどまでに父親の愛情は深いのだと思いました。

    息子がイギリスの生活に順応するに従い、

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    2025年11月16日
  • おとうさんのポストカード

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    せまりくる恐怖からせめて子どもだけでも助けたい。切ない親心、愛のこもったたくさんのポストカード。名前が変わっても君は大事なパパの息子だよ…
    悲しい戦争の歴史。それでもあの時代になんとか子どもだけでも助けたいと奮闘した人たちがいて、救われた子どもたちがいた。キンダートランスポート。いのちの列車と死の列車。何が生死を分けたのだろう。とても読みやすい。ぜひ多くの子どもたちにも読んでほしい一冊です。

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    2025年08月24日
  • おとうさんのポストカード

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    キンダートランスポートで助かったユダヤ人のハイツンの実話を元にした話。

    イギリスに渡った子にドイツのお父さんから届くポストカードは息子への愛が詰まってた。可愛い表紙は実際のポストカードの絵や文面。
    ハインツがドイツ語を忘れて電話で会話できなくなったシーンが切ない。そして段々ユダヤ人を取り巻く状況が悪化していくのがただただ悲しい。
    ハインツを想うお父さんの最後の手紙に涙した。

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    2025年08月17日