坂口志文のレビュー一覧
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購入済み
読みやすくはないが
語り口は論文調で決して読みやすくはないが、語られている「免疫」の話は非常に面白い。全体的に謎を解き明かしてゆくミステリー小説っぽいところはワクワクする。と同時に中盤部分の成果発表の先陣争い、査読の問題、明確には書かれていないが派閥.学閥の問題などは、いかにもドロドロしている。おそらくノーベル賞もこの延長線上にありそうな気がする。後半部分のがん治療やアレルギー治療への応用の話はこれはこれで将来に希望を持たせてくれる良い話であった。
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Posted by ブクログ
著者のノーベル賞受賞をきっかけに、門外漢ながら本書を手に取ってみました。理系の本はめったに読まないので苦戦するかと思いきや、入門書なので文章自体は読みやすかったです。専門的な内容への理解はまだまだですが、それでも、ひとつひとつ丁寧な説明のおかげで少しは知識を増やすことができました。
主旨はタイトルの通りなのですが、そこに至るまでの過程も分かりやすく書かれていて、終始楽しく読めました。「研究とはなにか」が裏テーマなのではないかとすら思えました。研究職という進路が選択肢にある人には、本書を一読することをおすすめします。著者もあとがきでこう書いています──「研究とは極めて人間的な営為である。もし