松村映三のレビュー一覧

  • 辺境・近境 写真篇

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    村上春樹著「辺境・近境」の旅に同行したカメラマン松村映三による旅の写真集。

    写真週刊誌のカメラマン、いわゆるパパラッチをしていたが、ある日その仕事の内容に耐えられなくなり、退職。

    独立して、村上春樹の旅に何度も同行している。

    村上が松村の腕を信頼してのことなのだそうだ。


    「文章には文章のパーソナリティーがあり、写真には写真のパーソナリティーがある。それぞれに独自の視線があり、独自の文法がある。それにもかかわらず、それらがお互いにははじき合わず、あるいはまたもたれ合いもしないことを、僕としては嬉しく思う。
     もちろん相性というものはあるだろう。でもそこでは、映三君の鉈が切り出す薪のまっ

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    2023年10月17日
  • 辺境・近境 写真篇

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    村上春樹さんと松村映さんの日本と世界の旅の写真集。時折春樹さんが被写体になって写っているのがかっこいい。行った場所はアメリカ、カナダ、メキシコ、中国、カラス島、神戸。

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    2023年03月04日
  • 辺境・近境 写真篇

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    村上春樹の紀行文である「辺境・近境」を同行したカメラマン氏が撮影した写真で補足する写真集。
    「辺境・近境」で文章で旅行を楽しんだ後にこれを読むと、「あの場面の風景だな」と写真で追体験できるのが楽しい。

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    2019年01月09日
  • 辺境・近境 写真篇

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    村上春樹と松村映三の辺境・近境 写真篇を読みました。村上春樹のコクのある文章と松村映三の味のある写真で構成された10年以上前の旅行記でした。二人のコンビネーションが他の土地に旅行したときのわくわく感を醸し出していて、面白い読み物になっています。ところで、村上春樹はSF作家である、という意見を聞きました。確かに考えてみると私の気に入っている「世界の終りとハードボイルドワンダーランド」や「アフターダーク」「海辺のカフカ」などはSFと言っても遜色のない構成になっています。語り口が独特で読みやすいので、純文学系のように錯覚してしまいますが。まあ、面白く読めて、何か考えさせられる小説であれば、どの分野で

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    2011年07月18日
  • 辺境・近境 写真篇

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    世界は広いということ…
    知らない場所、知らない人がたくさんあること…
    そのほとんどを知らないまま死んでいくこと…
    自分の目の届く範囲を生きるのに精一杯

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    2022年08月13日
  • 辺境・近境 写真篇

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    村上春樹って京都育ちかとおもってたら「阪神間少年」だったんだ。彼の育った神戸高校もでてくる。からす島、神戸には原風景が見える。イーストハンプトン、アメリカの写真には文明の反映に裏づけされた安心・安全が見えるし、メキシコ、ノモンハンには悠久からの文明に媚びない意志の強い自然が見える。

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    2012年07月17日
  • 辺境・近境 写真篇

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    小説家と写真家の旅行記ですな。素敵な情景・風景が写されているのですが、残念ながらワシは南北米やアジアには大した興味を持ち合わせておらず、行くなら観るならユアロプつまり欧の州と心に夢見ているので、その点に関して残念ではあったが、キレイな写真と、少しの言葉で、通勤電車に揺られながらにして、落ち着いた気分で世界旅行気分を味わえたことは確か。気分転換にどうぞ。

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    2009年10月07日