ゆいあいのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ冒頭の厳しく冷たい海の描写に心をぎゅっと掴まれ、理都という少女の抱える孤独と哀しみに思いを馳せずにはいられませんでした。
リアリティをもって描き出される函館の情景やじっちゃんとのささやかな暮らしには、著者の函館とキャラクターへの愛情とあたたかい眼差しが満ちていて、自分もそこにいるかのような感覚を覚えます。
周囲の人々に支えられ、自分の抱える痛みと勇気を持って向き合い、今度は大切に思う人のために立ち上がる理都の姿は、瑞々しく愛おしく、目頭が熱くなる場面がいくつも......。
一瞬ですべてを癒す魔法はないけれど、迷いながら、真摯に、愛情を持って歩み続けることで、変えられることがある。そう強く感じ -
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Posted by ブクログ
ネタバレ小説を読むと全部読み切るまで終われなくて、本の中の世界を引きずってしまうから、読むのに勇気がいる。だから本を買ってから読むまで日にちが空くことがよくある。
感想を書きたいんだけど、この本を言い表せる言葉が見つからない。いい意味で…。
ただ涙が止まらない。この本を見かけたり、今このページを開いたなら買いに行って読んで欲しい。本当に最高。
2人の不器用さが尊くて、お母さんの発言と本当を知らずに庇う2人に腹が立って。
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整理出来たからちゃんと感想を書く。
昼はみんなが忙しなく活動してて、窮屈で酸素がないような気がする。だから夜の静かでみんなが寝ているときの開放感に惹かれるんだと思う。
その -
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