川瀧喜正のレビュー一覧

  • 川滝少年のスケッチブック

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    戦争のあった時代の事が、マンガのおかげでよく分かる。文字の可愛さもあって、読みやすい。

    今の時代の子供達には、是非、この本を読んでほしい。

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    2023年08月04日
  • 川滝少年のスケッチブック

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    自分の家族に置き換えて読んだ。終戦を体験した子どもたちの戸惑いが印象的だった。想像してみるけれど、想像を遥かに超えていそうで‥。でも、子どもの順応性は高いとも思った。
    よく見るマッカーサーと天皇陛下が並んでいる写真についても、初めて天皇陛下の顔を見たと書いてあり驚いた。よく考えればわかるが、言われないと気がつかない。
    戦争を滑稽だという言葉に胸がつまった、

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    2025年10月05日
  • 川滝少年のスケッチブック

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    小手鞠るいさんの実父は岡山市在住。るいさんは1992年からニューヨーク在住ですが、ある日、お父さんから何冊かのスケッチブックが送られてくる。そこには、川滝少年(実父)の1931年愛媛県宇和島に生まれてから1945年岡山市で「敗戦」を迎えるまでの「体験」が、絵日記風に描かれていました。

    るいさんは、暫くそのままにしていましたが、ある日思い立って、少し創作して、自分の子供・深青くんがスケッチブックを初めて読んで、日本に行った時に川滝おじいちゃんにスケッチブックのことを解説してもらうというお話に仕立て上げました。だから、設定は少し事実を変えていますが、「絵日記」はそのまま掲載されています。むしろ全

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    2024年09月17日
  • 川滝少年のスケッチブック

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    素晴らしいスケッチブックを紹介してくれてありがとうって思った

    丁寧に書いてあって、それを元に創作して小説を
    ってすごい

    物語もいいけど
    スケッチブックが本当に素晴らしかったです

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    2024年08月07日
  • 川滝少年のスケッチブック

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    アメリカで暮らしている小5年の男子、深青(みお)が夏休みに母の祖父を訪ねて岡山に行く。そこで同じ年頃を戦争中にすごした祖父のスケッチブックに記された毎日と向き合い、追体験していくお話。まずアメリカで第二次世界大戦がはじまる前の祖父の生活を絵日記のように記したスケッチブックを見つけるところからスタートする。
    絵が多いので当時の生活がよく理解できる。岡山なので原爆の後に被爆者が運ばれてきたのを見る様子や、空襲の後の死骸がたくさんある状況に慣れていく様が心に残った。マンガ的なイラストだけでなく、深青が語る文章を並行して読まないといけないので、多少の読解力は必要。
    戦争中の生活が現代とかけ離れてしまっ

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    2023年09月13日
  • 川滝少年のスケッチブック

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    へー『海軍めしたき物語』なんかを思い起こす軽やかで上手いイラスト、なんと著者のお父さんなの、この上手さでプロではないんだ!? と段階的にびっくりしました。戦争中や戦後のことの記録は資料的な価値が高いでしょうが、巻末の楽しそうなアメリカ旅行記もよかった。

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    2023年09月10日
  • 川滝少年のスケッチブック

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    著者の父親が自分の少年時代を描いた絵日記をもとに、著者がそれを読む孫と娘の目線で描いた小説。当たり前に軍国少年として育つ戦時中の少年のリアルな日常は、戦争のない時代とあまり変わりがなく、私たちの時代と地続きなのだと感じる。戦争を知らない世代がほとんどになった今こそ、このような本が必要だと思った。

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    2023年08月26日
  • 川滝少年のスケッチブック

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    父「川滝少年」の漫画にしたスケッチブックに、
    著者がフィクションの物語をつけた一冊。

    川滝少年は終戦時13才、軍国少年として、生きていた。
    作中では、孫の深青(みお)少年が、夏休みにアメリカから訪ねてきて
    祖父といろいろ話し、戦争について知り、考えていく。

    本音は★3.5というところ。
    まず、それは、すごく表面的な味方なのではないかなぁ、
    あるいは偏向していないかな、ということ。

    たとえば、135頁。
    「みんな、この人のために、喜んで(←ここが重要である!)死んでいったのだ。
    そうするしか生きていく道はなかったし、それが正しい道だと信じていた」
    ああ、そうか、この時点では川滝少年は、そう

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    2023年08月04日
  • お母ちゃんの鬼退治

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    タイトルに興味を持って読み始めた。
    親は子供を守るため、たくさんの鬼と闘う。
    子供にとって時には身動きができないくらいに。
    もちろん、自分自身の鬼との闘いも必死だ。

    離れてみて、初めて気持ちが通じ合う事もある。
    著者の母に対する憧れと深い愛情がたっぷり感じられた。

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    2023年04月07日
  • お母ちゃんの鬼退治

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    タイトルにある鬼というのは男尊女卑や癌、偏見などのことで、それに立ち向かっていくのは著者の母。そして本のイラストを担当したのが父らしい。素敵な家族。

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    2025年06月13日
  • お母ちゃんの鬼退治

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    以前は著者のお父さんのエッセイを読んだので今度はお母さん。不運にも失明したことで夢を諦めたが、再び色々なことに挑戦し資格や賞を取る話などはまさに挑戦者。戦前に生を受けたとは思えないほどバイタリティに溢れている。

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    2025年01月30日
  • 川滝少年のスケッチブック

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    この本の元になった本を先に読んだので被るところはあるが、こちらは子ども用に読みやすくされている。子どもでも読んでほしい、平和について考えてほしいと強く思う。

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    2024年12月09日
  • 川滝少年のスケッチブック

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    素朴でシンプルなイラストが、昭和の時代の懐かしさを感じさせる。
    そして、その素朴なイラストの中で描かれる戦争の悲惨さは、どんなにシンプルに描かれようと、ひどい時代だったとしか言いようがない。
    でも、写真やリアルな絵ではなく、戦争のおぞましさを全面に出しているわけではないので、そういう描写が苦手な子には、戦争があったという事実を知るのに最適な教材だと思う。
    漫画風のイラストや、祖父と深青(みお)くんの会話から、第二次世界大戦がどんなものであったのか、当時を生きていた人の貴重な話がやさしく読めるので、いつか子どもと戦争の話をすることがあったら、この本を紹介したい。

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    2023年06月19日