嘉山正太のレビュー一覧

  • マジカル・ラテンアメリカ・ツアー 妖精とワニと、移民にギャング(集英社インターナショナル)

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    中米を旅し、メキシコに数年住んでいた身として、ラテンアメリカにはいい思い出が多い。スマホも自転車も盗まれたことがあるし、代わりに市場で買ったiPhoneも偽物だったのだが…。それらの経験があっても、沢山の温かい思い出で上書きされている。この本はどんな本かな、と楽しんで読んだ。
    ワクワク楽しそうな表紙イラストとは裏腹に、著者はマスコミの立場で中南米のトピックをインタビューすることが多い立場上、困難な状況にある人々のエピソードも多く、彼らの言葉(文)は、その場に居合わせていない私でも引き込まれた。
    中米が好きな人、行ったことがなくても関心を持っている人はぜひ読んでほしい。日本にいるだけでは想像しに

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    2024年02月28日
  • マジカル・ラテンアメリカ・ツアー 妖精とワニと、移民にギャング(集英社インターナショナル)

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    『戦争とバスタオル』の金井真紀さんのTwitterで見てジャケ買い。ラテンアメリカにもほとんど予備知識なく読み始めたのだけれど、メキシコ在住の著者さえ、もともとなにも知らなかったと言うのだから、それも大当たりだった。ラテンアメリカ‥まさにマジカル。おもしろかった。

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    2023年01月17日
  • マジカル・ラテンアメリカ・ツアー 妖精とワニと、移民にギャング(集英社インターナショナル)

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    読みやすく、面白い。作者が訪れるラテンアメリカの国々での奇想天外で感動的な出来事に笑ったり泣いたり。
    リアルなラテンアメリカが少し覗けて楽しい。
    天変地異、流行病、戦争、何が起ころうと、そこに生きている人の営みは続き、今日もどこかで出会いと別れがあるんやなと。
    自分はまだまだ、人の悲しみに寄り添った経験が少なすぎる。これからは人にもっと優しくなりたいなと思った。

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    2024年09月17日
  • マジカル・ラテンアメリカ・ツアー 妖精とワニと、移民にギャング(集英社インターナショナル)

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    初の著書らしいので、まずは著者の嘉山氏について軽く触れておきたい。
    日本の映像制作会社を退職後メキシコに移住。現地では撮影一切を取りしきる撮影コーディネーターとして、映像制作だけでなく脚本の執筆やイベントの通訳まで幅広くこなす。(日本からの撮影協力依頼をよく受けているようだ)

    本書では、ロケで訪れた南米各地(ラテンアメリカ)の実情や彼自身の体験談を見たまんま、率直に書き記している。場面転換が急だったりして戸惑うことはあったが、「早く続きを知りたい」と思わせる巧妙な語り&シナリオの組み方だった。

    「ラテンアメリカの悲しみと、人の力強い美しさが同時に存在していた」

    悲喜交々の一冊であ

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    2024年01月10日
  • マジカル・ラテンアメリカ・ツアー 妖精とワニと、移民にギャング(集英社インターナショナル)

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    思てたんと違う!ってのが読み終えた感想。
    良い意味でも悪い意味でも裏切られたので、次作はぜひ前半のテンションで一冊仕上げてほしい。

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    2022年12月17日
  • マジカル・ラテンアメリカ・ツアー 妖精とワニと、移民にギャング(集英社インターナショナル)

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    メキシコで撮影コーディネーターを生業とする著者の、撮影を通じて交流したラテンアメリカの人々との記録です。
    自らが移民という立場で、メキシコやそれ以外の移民の実際の姿を知ることができました。
    ラテンアメリカのイメージは陽気で明るいイメージだけど、そればかりじゃなくて、貧富の差が激しくて厳しい現実と向き合っていて、それでも前向きに暮らしているんだと分かりました。

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    2022年12月14日