青木雄二のレビュー一覧

  • カバチタレ!(4)

    Posted by ブクログ

    この巻は、商法から会社法に制度が変わっている関係で、現時点では微妙に適用できない点がある(役員解任の株主総会での議決権数や競業避止義務違反の際の介入権など)。

    その上で学んだこと。
    ・債権譲渡
    ・株主名簿
    ・定期預金への根質権
    ・迷惑電話お断りサービス
    ・自殺教唆未遂罪
    ・金銭消費貸借の予約契約
    ・家の使用貸借の場合、借家人の法的保護はない(立ち退き料も発生しない)
    ・サラ金の悪質な取り立てに対して、財務省財務局(実際に関東財務局のWEBなどに詳細な情報あり)または都道府県貸金業担当課への行政処分の申し立て

    それにしても、色々と学べるマンガだ。

    0
    2012年02月22日
  • カバチタレ!(7)

    Posted by ブクログ

    法律問題と言うより、今回は田舎の選挙がリアルに描かれていて、そこが醍醐味かな。私の実体験とそう離れていません。

    その上で、学んだこと。
    ・陸運支局でナンバーから持ち主が調べられる。
    ・住民票の除票から本籍地を調べ、戸籍の附票で現住所を割り出す。

    0
    2011年12月10日
  • カバチタレ!(8)

    Posted by ブクログ

    不動産の敷金をめぐるトラブルと交通事故のお話し。

    力のあるものが得をして、力のないものが泣き寝入りするというのはいつの時代も一緒なのか・・・。

    敷金の方は、なんとも言えない後味の悪さ。交通事故は今後の展開が楽しみ。

    その上で、学んだこと。
    ・家賃の法外な値上げの場合、家賃弁済の供託という手がある。
    ・敷金から差し引いていいのは、特別な傷の修繕費用や滞納家賃だけ。壁紙や畳の劣化(消耗分)は家賃に含まれる。
    ・少額訴訟(30万円以下、控訴は出来ない)
    ・交通事故で、被害者が幼児の場合、過失は5~20%減算される。
    ・損害保険の仮渡し金制度
    ・自由診療と健康保険に基づく治療を

    0
    2011年12月10日
  • カバチタレ!(9)

    Posted by ブクログ

    前巻から続く交通事故問題と多重債務問題。前者の方は、最後に田村さんが提出した上申書の内容が知りたい!後者は結構、二転三転して、ハラハラさせられました。

    暴力もそうだけど借金に追われることも人の正常な感覚を失っていく様がリアルに描かれていました。

    最後は、暴力団が出てきて、あちゃーと思ったら、警察の登場で一件落着。こういうことって、知らないとできないよな。

    その上で、学んだこと。
    ・犯人隠避罪(2年以下の懲役)
    ・検察に対する「確定訴訟記録閲覧(謄写)申請書」→実況見分調書
    ・検察審査会への申し立て
    ・県庁金融課へ債務内容開示の上申書
    ・暴対法(暴力団員による不当な行為の防

    0
    2011年12月10日
  • カバチタレ!(10)

    Posted by ブクログ

    坊さんの欲得をめぐる話し。

    果てしない欲望の恐ろしさをまざまざと感じた。

    その上で学んだこと
    ・壷や印象は、割賦販売法によって契約の申込みの撤回(8日以内。営業所以外で購入)ができる
    ・霊園経営は公営か宗教法人しか認められていない
    ・墓地設営の場合、100メートル以内の住民の同意が必要。
    ・不動産が仮登記されると、それが抹消されるまで、所有者は事実上、転売できない。
    ・共同事業契約書
    ・文書毀棄罪(公用は三月以上七年以下の懲役、私文書は五年以下の懲役)
    ・虚偽告訴罪(三月以上十年以下の懲役)
    ・被害届と告訴状の違い(警察の対応が異なる)

    0
    2011年12月10日
  • カバチタレ!(11)

    Posted by ブクログ

    労働紛争と離婚問題が錯綜しながら、物語は進んでいく。

    なんか大野法務事務所の人たちはどのひとも、とても人間臭くて、情に厚くて、すっかりこのマンガのファンになってしまいました。

    その上で学んだこと
    ・一日1時間しか働いていなくても、一労働日と扱われ、アルバイトなどの有給休暇の算出基準になる
    ・労働基準法第20条…使用者は、労働者を解雇する場合、原則少なくとも30日前に解雇の予告をするか、30日分以上の平均賃金(解雇予告手当)を支払わなければならない (解雇予告手当の支払いは、解雇通告と同時に)。期間の定めのないアルバイトも当てはまる。
    ・個別労働紛争解決法による都道府県労働局長から

    0
    2011年12月10日
  • カバチタレ!(12)

    Posted by ブクログ

    仕事と離婚をめぐって、独り立ちしていく女性の姿。
    そして、失踪→相続→認知症で発見→失踪無効の間で起きるドラマの数々。

    人間として学ぶところの多い巻でした。

    その上で、知識として学んだこと。
    ・家裁の調停委員は弁護士や地元の名士がやっている場合が多く、発言に問題がある場合もある。
    ・失踪宣告の審判は、家裁の調査官が関係者から聞き取りをして、官報に1回載るだけ。
    ・親族相盗例は親告罪
    ・離婚や財産分与などと同じく扶養順位の協議がある
    ・相続の廃除は、生前に家裁に申し立てるか、遺言で意思表示する

    0
    2011年12月10日
  • カバチタレ!(13)

    Posted by ブクログ

    前巻からの続きである、失踪宣告の取り消し騒動。最後の結末はほろりとさせるものがあった。

    その上で、学んだこと。
    ・被疑者の警察での勾留は逮捕後48時間。その後、検事が勾留請求すると10日間ぐらいかかる。
    ・不当利得の「現に利益の存在する限度」とは、バクチですったお金は利益は残っていないと扱われるが、生活費や借金の支払いに使った場合は利益が残っているとされる。
    ・動産の二重譲渡は、引き渡しが対抗要件。簡単に言えば、先に備品を管理し始めた者が勝つ。

    0
    2011年12月10日
  • カバチタレ!(14)

    Posted by ブクログ

    田村さんの職業上のディレンマに、読んでいるこちらも胸が苦しくなる。

    その上で学んだこと。
    ・銀行口座に質権が設定できる。権利質。
    ・拾得物の報奨金は判例では5%。
    ・建設工事の妨害(長や議会への陳情、ビラの掲示、住宅金融公庫への融資をしないように申し入れなど)

    0
    2011年12月10日
  • カバチタレ!(15)

    Posted by ブクログ

    悪徳商法会社との法をめぐる攻防戦。娯楽として面白い。まだ続きそう。

    学んだこと。
    ・20トン以上の船は不動産と同じ扱い(登記が必要?)
    ・虚偽告訴罪(3ヶ月以上、10年以下の懲役)
    ・示談書、告訴取消状の代理人名義の使い方

    0
    2011年12月10日
  • カバチタレ!(17)

    Posted by ブクログ

    行政書士らしい巻。行政手続法に基づく「聴聞」と行政不服審査法に基づく「審査請求」、そして事に及ばなかったが行政事件訴訟法に基づく「取消訴訟」。しかし、そのどの段階を取っても、原下自動車整備にとっては死活問題。机上の学問ではなくて、闘うための知識だ。

    金田さんの所長ぶり、そして、独立への一歩に胸が熱くなる。一皮むけるって、本当に大変なこと。ある先輩カウンセラーが教えてくれたが、「人間は傷ついて気付く」ということをマンガで教えてくれた。

    カバチタレ!に出てくる人は、みな生きるのに必死だ。その意味で、私が読んだ中でも庶民マンガの王道と言える。

    学んだこと。
    ・公益通報者保護法は内部告発

    0
    2011年12月10日
  • カバチタレ!(18)

    Posted by ブクログ

    占有屋=裏業者との攻防。話しは次巻に続く。それにしてもハラハラさせられる。

    *学んだこと。
    民法の改正で、競売物件の占有屋にうまみが無くなった。その代わり、賃貸物件を占有し、保証金(礼金)をせしめ取る方にシフトしている。

    0
    2011年12月10日
  • カバチタレ!(19)

    Posted by ブクログ

    終わりに近づいて、一つの物語が長くなる傾向にあります。
    今回は前巻の続きの裏業者とのバトルの決着。そして、母子家庭をめぐる悲劇。

    カバチタレ!の物語の中心は「追い詰められた人々」。その苦境の描き方に作品の真骨頂があります。

    今回、学んだこと。
    ・横領罪に成らずとも特別背任罪(会社法960条十年以下の懲役若しくは千万円以下の罰金に処し、又はこれを併科)が成立する場合がある。
    ・不動産侵奪罪(刑法第235条の2 十年以下の懲役)
    ・ 未払賃金立替払制度…「賃金の支払の確保等に関する法律」に基づき、企業が「倒産」したために賃金が支払われないまま退職を余儀なくされた労働者に、その未払賃

    0
    2011年12月10日
  • カバチタレ!(20)

    Posted by ブクログ

    完結編。内容は前巻に続いて、母子家庭の母、子、元夫のそれぞれの苦境と葛藤を描いている。主人公の田村さんは、途中で、子どもの利益を守ることが第一であることに気付き、物語は一気に収束に向かっていく。

    これで終わるのはもったいない、と思っていたら、新連載が始まっているみたい。

    学んだこと。
    ・民法の事務管理(いわゆるお節介について規定)を中途半端に行うと損害賠償請求されることがある。※判例の確認はできず。

    0
    2011年12月10日
  • だまされたらあかん 保険の裏カラクリ

    Posted by ブクログ

    ●私たち自身が目的意識をもってイデオロギーを育てていかなければならない。「貧乏人がバカを見る」社会なのだとしたら、それは私たち自身が変えていかなければならない
    ●「おかしい」「だまされた」と思うなら、保険の機構や仕組みをしっかり知り、見直さなければ何も始まらない
    ●生保の基本スタイル
     ①死亡保険:被保険者が死亡あるいは高度障害になった場合のみ保険金が支払われる。定期保険、終身保険、定期付終身保険など
     ②生存保険:契約後一定期間が満了し被保険者が生存していた場合に支払われる。個人年金保険、こども保険など
     ③生死混合保険:死亡保険と生存保険を組み合わせた保険。養老保険など
    ●イメージなんて幻

    0
    2010年10月31日
  • カバチタレ!(1)

    Posted by ブクログ

    民法とかその辺を勉強するいいきっかけになると思う。

    僕はそれよりも、「人間って汚いな~」と思わされる部分が大きいけどね。

    0
    2010年06月15日
  • カバチタレ!(1)

    Posted by ブクログ

    ドラマは見てないです。正義感ある行政書士が奮闘する。転落しそうな人たちを法律を駆使して助けたりする話。色々と勉強になります。

    0
    2010年05月02日
  • ボロ儲け経済学~ゼニのカラクリ明かします~

    Posted by ブクログ

    ----------------------------------------------
    ▼ 100文字感想 ▼ 
    ----------------------------------------------

    「ナニワ金融道」で有名な漫画家青木雄二の儲け
    の本音。将来が不安なサラリーマンにおすすめ。
    お金を儲ける秘訣は、欲望を満たしてあげること。
    そして行動あるのみ。思っただけでは実現しない。


    ----------------------------------------------
    ▼ 3つの共感ポイント ▼ 
    ----------------------------------

    0
    2010年01月21日
  • ボロ儲け経済学~ゼニのカラクリ明かします~

    Posted by ブクログ

    マルクス、エンゲルスの『資本論』を読んで、私たちが如何に資本家から搾取されているかを知ること。
    知ることで、もろもろの問題に対しての解決策もあるだろう。
    あと、無駄な読書はやめにして、最高作品を読むべきだ。
    日本のさまざまな小説は、ドストエフスキーの小説を超えるものではないと言い切る。
    読んでみる。

    0
    2013年09月19日
  • カバチタレ!(1)

    Posted by ブクログ

    複雑な人間関係や、それぞれの思いを描くのが上手。
    絵も味がある。
    人間心理の深いところを突いている作品で、けっこう考えさせられる。
    私の生まれ育った広島を舞台にした漫画ってところがまたいい。
    登場人物たちは広島弁バリバリなので、広島を知らない人には意味がわからないんじゃないのか??と思う。
    面白い!!!

    0
    2009年10月04日