ヨゼフ・ラダのレビュー一覧

  • 黒ねこミケシュのぼうけん

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    ヨゼフ・ラダがふたりの娘たちに毎晩せがまれて話した物語だそうだ。
    人間の言葉を覚えた黒ねこミケシュと山羊のボベシュ、ブタのパシーク、そしてミケシュに言葉を教えたぺピークとのやり取りがなんとも良い。
    ユーモアたっぷりでいたずら満載、その上、礼儀と誠実と優しさを持つミケシュと仲間たち。
    チェコののどかな田舎でおこる楽しくて優しさに溢れた物語。

    ラダが娘たちにお話を語ったように、ミケシュたちもおはなしの中で、お互い物語を語る。
    物語が生活に溶け込んでいるのが分かる。
    ヨゼフ・ラダの絵と物語と2倍楽しめる。

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    2021年12月26日
  • 黒ねこミケシュのぼうけん

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    子供の頃の忘れられない一冊。
    人と一緒に動物たちが生き生きと暮らしていて、食べ物が美味しそう。ミケシュの知的でまじめで悩む姿が幼心に印象に残りました。

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    2016年11月07日
  • きつねがはしる チェコのわらべうた

    Posted by ブクログ

     チェコでは、幼い子どもたちにわらべうたを聞かせる習慣があり、その中でも、チェコの国民的画家ヨゼフ・ラダのわらべうたの絵本は、特別愛されているそうで、本書は、そんなチェコで数多く出版されている、彼の絵本の中から、編訳の木村有子さんが2冊選び、日本人向けに編んだものです(以上、木村有子さんの「読者のみなさんへ」より)。

     というわけで、生まれて初めて知った、チェコのわらべうたですが、ちょっとシュールで独特なストーリーと、素朴な日常を扱ったシンプルなものとが極端に分かれる上に、日本のそれと比べて、歌詞が口語体なのがまた面白くて、それこそまさに、子どもたちに聞かせる習慣がある証なんでしょうね。

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    2024年05月10日