郡司すみのレビュー一覧

  • 世界の音 楽器の歴史と文化

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    「音」が何故、人類にとって必要で、それをどう扱ってきたのか、から始まり、色々な楽器の解説があるので、読後、「腑に落ちる」という感覚になった。

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    2023年02月14日
  • 世界の音 楽器の歴史と文化

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    ・郡司すみ「世界の音 楽器の歴史と文化」(講談社学術文庫)もザックスとホルンボステルの分類による1冊かと思つて読み始めた。しかし、どうも違ふ。楽器分類がないわけではないのだが、主要楽器のみが最後の方にあるといふ程度で、筆者の本書に於ける関心の中心はこちらにはなささうである。「はじめに」が筆者の関心の在処を端的に示してゐると思ふ。「音楽の演奏に用いられるものが楽器である」(11頁)、ならば「音楽とは何であろうか?」(同前)しかし、「音楽といわれるものについて、すべての人々を納得させることのできる説明はまだないように思える。従って、音楽を演奏するための楽器とはどのようなものであるかをあき らかにす

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    2022年12月30日
  • 世界の音 楽器の歴史と文化

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    西ヨーロッパの楽器が、その地域の思想、技術の精密化、大量生産化に伴い、一定の精度を持つ音を目指して作られて、それが現在まで音楽環境や教育に大きな影響を与えてきたことに、筆者は、音楽はそれだけではない、民族や環境によって楽器、音は異なり、所謂ミンゾク音楽の研究により、体系化を図るべきではないか、と問題づけしている。

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    2022年12月18日