鳥羽和久のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
全てに同意、ではないけれど、他の本では出会えたことのない、自分にとって大切だと思えることといくつも出会えた本でした。
「言葉はそれ自体が傷跡」というのにしびれました。
年齢を重ねるごとに、そのことを痛感します。
「悩み」は「抵抗の拠点」という言葉も、言われてみればそうだな、と。
子どもを育てる親の立場で読むと胸がどきり、としますが、納得もします。子どもが反抗期の時に読めていたら、子どもへの接し方も違っていたかも、と思います。そう考える時点ですでにコントロールが入っている気もしますが。
難しくてよく理解できなかった場所もあるので、時間をおいて、また読もうと思います。 -
Posted by ブクログ
大人が読むとぐさぐさくる話が多い。
ターゲットは10代の中高生だと思うけれども、
10代の中高生が悩んでる事は、
そもそも大人から与えられた思考の枠でしか考えていないからでは?
というのが言いたいことか。
・学校に行けない、学校で問題行動をとる。子どもがそうなったとき、大人は、子どものどこに問題があるのか?
と考えがち。でもこれは罠。
大人はいつもそうやって、問題を子どものせいにする。そのせいで子どもはいつの間にか、大人の設定した問いの中でしか考えられなくなる。
・この先生は、私が知らない謎を知っているんだと言う思い込みで学ぶことができる。つまり学びは、一方がもう一方をむやみに信じ込