戸田盛和のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
カルテク(カリフォルニア工科大学)でのファインマンの講義録。力学の入門編であり、レベルとしては高校物理くらいかなというところ。だからといって誰でも読めるわけではなく、微分とはそりが合わない人にとっては「さっぱり分からん」という感想しか持てないだろう。理系の学生にとっては力学の考え方を学ぶのに良いだろう。それ以外の人は、「物理ってこんな考え方で問題解決するんだ」とファインマンの語りを楽しむのがいいかもしれない。読んだ後に何かすごいことが分かったような気になる。演習問題が付いているが、理系の学生なら挑戦するのもいい。私は解いてない(解けない)。
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Posted by ブクログ
私達は世界、物事について
○○が何割、✕✕が何割…の合計という風に分解して見ることがあります。
そういう関係性をたくさん並べると
a1x+a2x+…+anx=y_1
b1x+b2x+…+bnx=y_2
…
のような一次連立方程式の集まりとしてみていることになります。このような多数の連立方程式の集まりを解いて解を求めるための方法論が線形代数ということになります。
理工系の物事を捉えるためにはまさしく基礎の基礎ですね。この本は高校数学からの接続がスムーズで本当に優しく解説してくれています。最後の方は色々な応用例を駆け足で紹介するような感じになっていて、なんのためにその変形をやっているのかわから