米澤好史のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
愛着障害について勉強したくて借りた本。とても良本。
愛着の問題と言われると、母親を責めるのではという風に思いがちだけど、関係性の問題だから、
親が愛情を伝えているつもりでも、子どもに伝わっているか、子どもが受け取っているかは別の話だそう。特にASDの子は他者の感情を想像するのが難しいから愛着の関係性も築きにくいとのこと。
この本のやり方が本当に合っているのかとか、違う風に教えていただいたこともあるなと思ったところもあるのだけど、
ー愛情が伝われば、困った行動は減るー
ー愛着の絆はいつでも誰からでもつくれるー
という筆者の言葉に励まされた。
実践あるのみ!いろいろ試してみようと思いました。 -
Posted by ブクログ
愛着障害の概念について新たな理論を提唱するとともに、愛着障害の支援について心理士の立場からかなり詳しく、かつ丁寧に説明している。著者の提唱する理論の是非はともかく、新たな視点を得られたことは間違いない。
卑劣な行為で世間を賑わしているあの人たちも、きっと背景には愛着の問題が隠れているのだと思う。このような人たちに早い段階でアプローチすることが結果として平穏な社会をつくる一助となるだろう。
✏障害の程度はさておき、30%以上の子どもに愛着の問題があると考える。
✏愛着の特徴
①愛着とは「特定の人と結ぶ関係」である。
②「特定の人」とは「親」とは限らない。
③人間同士の絆は気持ちや感情でつなが -
Posted by ブクログ
独身未婚中年男性の自分が読んでみました。
「何歳からでも」とあったので、大人になってからでも大丈夫なのかなと思って読み始めたら、子どもの問題行動への対処法の本でした。
自分自身は、他人に対して攻撃的な行動を起こしたりはしませんが(「人に迷惑を掛けるな」と教育されてきたので)、愛着障害なんじゃないかと思っています。
この本での分類では、「愛着障害第2タイプ」で、人との関わりを避け、「抑制タイプを叱ると、長期にわたってその人との関係を一切遮断します」とあり(p117)、おそらくこれにあてはまります。もっとも、一応社会人をやっているので、一切遮断することはないですが、一度相手に対する信用を失ってし -
匿名
タイトルが紛らわしい。
何歳からでもと言いながら書いてるのは子供(それも幼少期)のことばかり。
大人もその場合があると何度も言うばかりで子供の話しかないです。
タイトルで何歳からでも修復できるという言葉に縋る思いで解決策を求めて読みましたが、何も得られませんでした。
あ、ただ最後に愛着障害の専門家はいないに等しいから子供の頃にどうにかしておく的な言葉があったので絶望だけ与えられた感じです。
「何歳からでも」なんて紛らわしい大きな主語じゃなくて子供のうちならとか
大人は除くとか、周りの大人が愛着障害と思われる子供にできることとか、愛着障害にならないように子供のうちにできることとか、
そういう言