あらすじ
■こどもの困った行動が減り、壁を乗り越える力が育つ!
・大人の言うことを聞こうとせず、だだをこねたり、泣き叫んだりする
・してはいけないことを指摘されても、受け入れられない、謝れない
・注意されたり叱られたりすると、よけいに困った行動が増える
など
お子さんの困った行動に、なぜそんな行動をするのか、
どう対応すればいいのか、
迷っている親御さんも多いのではないでしょうか。
こどもの発達障害が注目され、
その人数は、ひと昔前よりも大幅に増えています。
そういったことから
わが子の発達障害を疑う方も多いでしょう。
しかし、実際の診察の現場では、
発達障害かのような行動が目立つこどもでも、
明確な診断が降りないことも多いようです。
■ここで、知っておいてほしいことは、
実は、一見発達障害かのように見える子どもの行動は、
愛着の問題が原因であることが、多いということです。
愛着の問題と聞くと、「愛情が足りないってこと?」と
不安に思う方もいらっしゃるかもしれません。
ですが、どんなに“良い”とされる子育てをしても、
愛情を伝えていても、“愛着の問題”は起こります。
■本書では、“こどもの愛着障害”の第一人者である著者が、
その行動の原因と、
困ったを減らす接し方、愛情を伝える接し方を
わかりやすく解説しています。
人が幸せに生きていくためのこころの基盤である「愛着」。
わが子との「愛着」をしっかりと結び、
困難を乗り越える力を育ててあげましょう。
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
愛着障害について勉強したくて借りた本。とても良本。
愛着の問題と言われると、母親を責めるのではという風に思いがちだけど、関係性の問題だから、
親が愛情を伝えているつもりでも、子どもに伝わっているか、子どもが受け取っているかは別の話だそう。特にASDの子は他者の感情を想像するのが難しいから愛着の関係性も築きにくいとのこと。
この本のやり方が本当に合っているのかとか、違う風に教えていただいたこともあるなと思ったところもあるのだけど、
ー愛情が伝われば、困った行動は減るー
ー愛着の絆はいつでも誰からでもつくれるー
という筆者の言葉に励まされた。
実践あるのみ!いろいろ試してみようと思いました。