アキよしかわのレビュー一覧

  • 医療崩壊の真実

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    コロナが来なくても急性期医療に大きく依存した我が国の医療体制が限界を迎えており、変革を必要としていた実態を病院経営の専門家が分かりやすく解き明かす。

    健康保険制度を軸に利益を共有する開業医業界団体である医師会と厚労省(の医系技官医系技官との癒着構造の解体が必要だ。

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    2021年07月08日
  • 医療崩壊の真実

    Posted by ブクログ

    何となくニュース見て、何となく感染者数の増加を見て「あー、医療が逼迫してるんだなー」と思ってたけど、それをデータで詳しく分かりやすく解説してくれている本。

    今足りてないのは病床ではなく、人材も含めた医療資源。それも絶対数としての不足ではなく需要と供給のミスマッチや政策の非効率が原因とのこと。

    また、そもそも日本の医療は新型コロナウイルスが蔓延する前から崩壊寸前であり、パラダイムシフトを起こすときなんだと。

    知らないことばかりで非常に面白かった。

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    2021年01月11日
  • 日米がん格差 「医療の質」と「コスト」の経済学

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    概要: 医療経済学者が大腸ガンになった体験談。メッセージは「がんは情報が大事」。
    感想: 前向きな人だけど、この人コネとかあって治療環境には恵まれてるよな、と思った。

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    2018年01月01日
  • 日米がん格差 「医療の質」と「コスト」の経済学

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    キャンサーサバイバーとなるためには強い心と正しい情報、そしてキャンサーナビゲータ。
    日本とアメリカのガン治療の違いが、よくわかった。
    日本の治療には病院格差が大きいのが意外であった。

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    2017年08月24日
  • 日米がん格差 「医療の質」と「コスト」の経済学

    Posted by ブクログ

    2022-11
    日米両方のバックグラウンドを持つ、医療経済学者兼コンサルタントが自身のガン闘病を綴った一冊。

    前半では日本医療制度がもたらす、医療の質の不均等さをベンチマーク分析を用いてさわりを紹介している。個人的にはここをもっと深堀りしてみたいとおもった。

    後半から自身のガン闘病記として、日米の両方の医療機関で治療を受けたことで、実感した両国の差異をしめす。
    特に興味深いのは、アメリカでがん相談員としてキャンサーナビゲーターとしてのトレーニングを受講されたこと。日本に同じようなものがあるのかは調べてみたい。

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    2022年11月06日
  • 日米がん格差 「医療の質」と「コスト」の経済学

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    国際医療経済学者というものがあることを初めて知った。
    日本の医療は、保険制度があり、料金は同じだけど、
    病院の技術の質の差には、大きなばらつきがあると
    彼によって開発された「ベンチマーク分析」では、
    客観的事実として表明される。
    しかし、アメリカでは、保険制度が緩やかなので、
    病院によって、治療費は格差があるが、
    ガイドラインが明確なので、治療を受ける質は同じだという。
    アメリカと日本の対比が実に面白い。
    薬価をお役所が決めるのは、日本の特質。
    治療と療養は区別すべきで、アメリカでは手術して、5日間で病院を退院する。
    治療は、5日間で、その後は、療養だからだ。
    日本では、治癒まで病院にいること

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    2018年10月03日