田中卓志のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ちょっと不運なほうが生活は楽しい
著:田中 卓志
決してブサイク芸人になりたくてなったのではなく、ブサイク芸人に活路を見出すしかなかった。しかも、実は、昔から真面目すぎるくらい真面目なところがあり、不真面目な人間を見るとムカついて仕方がない。そんな人間が芸人という、ふざけた人間だらけで、ある意味ふざけるのが仕事という世界に入ってしまい、色々な苦労をしたことが書き綴られている。
私達家族は、田中さんが好きである。田中ではなく、田中さんである。田中さんの同郷の先輩である有吉弘行氏が看板を務める「有吉ぃぃeeeee!」というゲーム番組かプロレス番組のようなTV番組の不動のレギュラーとして出演され -
Posted by ブクログ
お母さんの手作り弁当をランキングするという番組で、田中母のお弁当が最下位になった時のエピソード、『最高の食卓』を読んで泣いた。
よくよく考えると、なんだよこの企画、と怒りを覚えるくらい泣けた。
あとがきにもお母さんのことが書いてあり、明るく楽しいお母さんと、コントのような日常を想像したら、優しい息子さんに育つわけだよなーと思えた。
改めて『最高の食卓』を読んだら、また泣けた。どんなの?と思ったあなた!
ネットでも取り上げられているので、ぜひここだけでも読んでください。
お母さんを思って泣き、優しい息子を思って泣ける!
お母さんと田中さんを一気に好きになり、度々登場するロッチ中岡が嫌いにな -
Posted by ブクログ
2024年 第14回 広島本大賞作品
正直こんなに笑えて、こんなに泣ける本だとは思ってもいませんでした。そして田中さんがこんなにハートフルな人だったということも新鮮な驚きでした。
一般人の人から「キモい」「抱かれたくない芸人No.1」「薄毛」「出っ歯」などと言われ、それを笑い飛ばしながらお笑いの仕事をやってらっしゃったので、根っから明るい人なのかと思ったら、やはり傷ついていたのですね‥。そりゃあ傷つきますよね‥。No!って突きつけられるわけですから。
その傷つきを、タイトルのように「ちょっと不運なほうが楽しい」とまでに消化している田中さんに敬服です!
だからこそ、このエッセイのどのお話も共感 -
Posted by ブクログ
アンガールズは、元から好きで「ジャンピン」って言うポッドキャストを聴くようになってから、もっと好きになっていった芸人さん。
ラジオでは、山根さんも毒舌であり、正直さも相まって面白い。ラジオの良さは、パーソナリティの「素」が感じられ、テレビより身近に感じることができる点。運転しながら聴けるし、寝ながらも聴ける。「〜ながら」も良いところ。
そんなこんなで、大好きなアンガールズ田中さんの初エッセイ本。
テレビでは、あんな大立ち回りをしてるアンガールズの田中さん。
このエッセイでは、芸人になる前のいじめられ時代の話や、大学時代、売れない時代など、不運なネタ中心。ちょっと真面目で暗めの話しも多め。ク