サラ・ディングルのレビュー一覧

  • ドナーで生まれた子どもたち 「精子・卵子・受精卵」売買の汚れた真実

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    ドナーで生まれた著者の怒りを真空パックしたような一冊。フィクションのような都合の良い感動はさせてくれない。
    私自身は子を授かりたいと真剣に考えたことはまだない。だから、精子提供というものに需要があることに驚くのだが、夫の遺伝子でなくても妊娠を望む夫婦や、自ら望んでシングルマザーとなる女性、同性カップルなど、必要な事情があるようだ。
    「ドナーで生まれた子どもたち」は、1980年代に精子提供で生まれたオーストラリア人の女性が書いたノンフィクションであり、私が読んだどんなフィクションよりも恐ろしかった。

    何が恐ろしいのか。

    「ドナーで生まれた子どもたち」では、過去のHIV感染の事例が紹介されてい

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    2024年03月20日
  • ドナーで生まれた子どもたち 「精子・卵子・受精卵」売買の汚れた真実

    Posted by ブクログ

    不妊治療についてずいぶん知った気になっていたけれど、この本を読んで、生まれてくる子については全然考えていなかったことに気がついた。
    自分が両親の実の子でないと知らされず、半分血のつながった兄弟が何百人もいるかもしれない。それがフィクションではないことに衝撃。

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    2023年01月14日
  • ドナーで生まれた子どもたち 「精子・卵子・受精卵」売買の汚れた真実

    Posted by ブクログ

    誰かわからない父親を探す記録と心情の変化を詳しく述べ、犯罪捜査を読んでいるかのよう。精子提供をレイプと捉えたり、過激に突き進んでいくルーツを知りたいという執念には敬服した。
    不妊治療産業の闇は深い。
    欠点は文章が読みにくかった。

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    2023年10月31日
  • ドナーで生まれた子どもたち 「精子・卵子・受精卵」売買の汚れた真実

    Posted by ブクログ

    全ては読めていないけれど、子供側から見た現実の重さ、糸の切れたような頼りない気持ちなど、いままで考えたことのない視点での書籍であり大変貴重。

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    2022年12月20日