藪木宏之のレビュー一覧

  • 平尾誠二さんのこと

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    どちらかと言えば神鋼も同志社も応援していなかったな。今思えばカッコ良すぎる平尾さんへのやっかみだったような気がする。振り返ればものすごい人だったんだなと、ラグビー界だけでなく他の競技を見てもああいう人材はいない。憎たらしいほど上手くてカッコよかった彼の現役時代のプレーと言動を見れて幸運だった。

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    2022年10月10日
  • 平尾誠二さんのこと

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    伏見工時代や闘病生活のことでなく、神戸製鋼での平尾誠二さんにフォーカスした本はあまり目にしたことがなかったので、興味深く読みました。

    「伝説」とも表現される81年1月の花園決勝に心奪われた野球少年が、遠回りの末に憧れの人とチームメイトになり、ともに常勝チームを支えるまでの存在になった。そんな著者自身のラグビー人生(競技者として、裏方として)と、平尾さんとの思い出とを重ねて綴った記録です。

    著者である藪木宏之さんは、神戸製鋼の黄金期を支えた小柄な司令塔。当時中学生だった私はそのプレーを見て、「強いチームは、こういう地味だけど堅実な選手がきっちり仕事をするんだな…」と感銘を受けたのを憶えていま

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    2023年01月19日
  • 平尾誠二さんのこと

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    藪木氏の平尾さんへの信頼そして愛情あふれる一冊であった。
    平尾さんとの28年間のエピソードは行動を共にし裸の心で接した藪木さんだから語れるものばかりだったと思う。
    そして、最後の32ページからは私は涙無しで読むことが出来なかった。
    平尾さんからまだまだ教わる事が多い。平尾さんの著書を全て読んで平尾魂を胸に刻んでいくとこの本を読んで私は誓った。

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    2022年12月15日
  • 平尾誠二さんのこと

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    ネタバレ

     平尾誠二の本は、没後6年経っても、まだ泣ける。
     最晩年を過ごした山中伸弥教授による「友情」「友情2」で留めかと思っていたが、1988年から2016年まで、つかずはなれず、それこそ寝食を共にしたチームメイトで、後輩の著者による、至近距離からの平穏像は実に生き生きとしてた。

     日経の書評子藤島大が記した
    「無敵の7連覇。そこでの薫陶の記憶は現在56歳の人物を少年とさせる」
     が正鵠を射ているだろう。

     師であり、よき兄貴であった平尾誠二を語る時、著者は90年代のあの頃に戻ったように、憧れを見つめるかのような素直で幼さなささえ感じる筆致となる。それが、なんとも良かった。

     ラガーマンの端く

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    2022年10月25日
  • 平尾誠二さんのこと

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    ご自身も実績充分のラガーマンだと思いますが、
    もう終始「平尾誠二愛」に溢れた本です。
    まあ、でも、そりゃそうなるよなー。
    こんなカッコイイ人、そうはいないもんなー。
    その代償なのか、早すぎる生涯。
    語り継ぎたくなるんでしょうね。
    1ミリ、1ミクロンでも近づきたいです。

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    2024年04月26日