佐藤誠一郎のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
本書は、著者が「新潮講座」で講じた創作講座を書籍化したもの。
その著者はというと、高村薫さんの担当を20年以上務めてきたベテラン文芸編集者の方だとのことだ。
私自身は一ミリも小説を書きたいとは思っていない。
どちらかというと、自分がもっと面白く読めるようになりたくて、あるいは読者として鋭敏になりたくて、文学理論や文章読本の類を時々読んでいる。
本書を手にしたのも、そういう関心からだ。
小説の書き方の本というと、たしかに実作者の手に成るものが多い。
編集者が書いたというのは、自分にしてみればちょっと新鮮だった。
本書は、新人賞にこれから応募しようという人に向けて書かれている。
曰く、賞の傾