松居直のレビュー一覧

  • 私のことば体験
    ぐりとぐらなどを発掘した松居直さん。彼は豊かな日本語や情緒ある絵が、絵本に必要な要素だという。
    それは彼自身が体験してきたから分かること。何が子どもの心を掴むのか。
    子育てに必要なのは体験させてあげること。その体験の中には、自然の中で生きるという意味だけでなく、うつくしい言葉で話しかけたり耳にすると...続きを読む
  • 絵本の力
    5年間ではあるが、図書にかかわる仕事をして、絵本もたくさん読んだつもり。
    それでも、読むタイミング、自分の人生の位置、その時の気持ちで、絵本から受ける影響は都度違っていて、毎回違う感情になる。
    子どもにはたくさん読んであげたいし、自分も気になる絵本は手に取りたい。
    まさしく「絵本の力」
    短く、優しく...続きを読む
  • 私のことば体験
    福音館書店で数々の名作絵本を世に送り出してきた、松居直氏の自伝。出版後、間もなく逝去されたのが残念である。
    装丁も紙質も素晴らしく、松居氏への敬意に溢れた宝石のような本である。
  • 私のことば体験
    何回か講演会を聞かせて頂きました。
    福音館の絵本の良心ですよね。
    松井さんが関わった絵本は安心して(信頼して)子どもたちに読み聞かせしてきました。
    今年(2022年)、残念ながらお亡くなりになってしまいました。ご冥福をお祈り申し上げます。
    素敵な絵本を私たちに残してくださって本当にありがとうございま...続きを読む
  • 絵本の力
    今では当たり前の様々な絵本がどのように日本や世界で発展していったのかや、絵本の持つ力、可能性を知れてとても素敵な本でした。
    私が感銘を受けた絵本でも、子どもはただ読んだだけで何も感じていないことをずっと残念に思っていましたが、「言葉を詩のような響きとしてぱっと感じるだけでいい。一度子供の心の中に伝え...続きを読む
  • 絵本の力
    絵本が大好きな気持ちがあふれる。
    大切に、大切に読み進めたい一冊。

    河合隼雄さん
    「すべての人が自分の心の中に秘密の花園をもっている。その花園の中に何を植え、何を育てるのかというのは、その人の人生の大切な課題」
    「これだというものをもっている子は、ものがなくても悠々としている。」

    松居直さん
    ...続きを読む
  • 絵本の力
    河合隼雄氏、松居直氏、柳田邦男氏の講演と対談の記録です。
    3氏より色々な絵本の紹介があり、また、絵本体験の重要性などが語られています。
  • 絵本の力
    ノンフィクション作家は真実を極めるのが仕事だから仕方ないのかもしれないが、柳田さんの自己顕示欲が凄い。絵本好きの教養人とは、ガツガツ感が違うのだ。
    なので、夢を売る絵本出版社社長の松居さんと柳田さんの話は、反りが合わない。
    絵本の目的について、松居さんは「絵本とは、大人が購入するが、子どもに読んで聞...続きを読む
  • リレートーク 言葉の力 人間の力
    松居直さんのところを中心に抜き書き。

    松居  ところが、中村さんがお感じになるその実感が多くのおとなには欠けているのです。だから、日本の教育は教え過ぎる。それで知識が頭には入る。だけど心が動かない。すると好奇心が出てこない。好奇心というのは頭ではなく、最終的には気持ちですから。今の子どもたちの好奇...続きを読む
  • リレートーク 言葉の力 人間の力
    良い本でした。舘野泉さんと加古里子さん以外はあまりピンと来てなかったけど、松居さんはかの福音館の絵本を始められた方⁉️
    2011年、震災より少し前に始まったリレートークは、震災後五回まで続くけど、いろいろ考えさせられることも多かった。
    残念ながら、お二方はすでに故人となられてる。
    それでもお元気な時...続きを読む
  • 私のことば体験
    子供に本好きになって欲しくて、なんとなしに保育園で紹介された福音館の定期購読をしています。

    素晴らしい選書で、これにして良かった!と思っていたところ、「クッタラ」で松居直さんを紹介してたので、そんな絵本の創始者みたいな人の本を読んでみたい!と思って購入。

    うちの子はもともと言葉の発達が早くて、8...続きを読む
  • 絵本の力
    絵本の読み方なんて、考えたこともなかった。絵本の持つ力も。
    子どものものと思わず、読んでいこう。
    声に出して。
  • 絵本の力
    おすすめの絵本が紹介されていたり、
    絵本の感じ方など専門家の視点で面白くまとめられている。

    私の好きな河合隼雄さんも登場するので、とても面白かった!!
  • 絵本の力
    昨日友人の子供の2歳の誕生日プレゼントに、図書カードをあげたのですが、

    本を選ぶ目安になればと思い、タイトルだけでこちらの本を買ってつけて贈りました。



    贈る際に、紹介できるようにと自分も読んでおこうと思い、別で購入して読みました。



    私は小さい時に国語の先生だった祖父がよく児童文学を...続きを読む
  • 絵本の力
    河合隼雄、松居直、柳田邦男、講演・討議。
    おとながこどもに読んでやる本。おとなでも絵本を。

    C0095
  • 絵本の力
    心理学者の河合隼雄、児童文学家で福音館書店のこどものともの編集長松居直、ノンフィクション作家の柳田邦男の絵本についての各々講演と、鼎談。松居の絵本は読んでもらってこその言葉に改めて絵本本質に気付かされた?
  • 絵本の力
    河合さんの発言が示唆的だった。松居さん、柳田さんはどこかですでに聞いている話で、新鮮みに欠けた。

    ただ、松居さんがバーレイの『わすれられないおくりもの』は危険と発言されていることは、そういう見方もあるか、メッセージが強すぎる絵本のイデオロギー性の危険に気づかされた。あくまで与え手の問題が大きいと思...続きを読む
  • 絵本の力
    絵本は0歳から百歳までが楽しめるという河合氏の言葉や、絵本は人生に三度という柳田氏の言葉が心に残った。臨床心理士の河合氏、編集者の松居氏、ノンフィクション作家の柳田氏という組合せも面白い。
    最近は子どもや親のウケを意識した作品も多くて、こういう絵本は20年も30年も読み続けられるのか心配になります。
  • 絵本の力
    絵本は、けして子どもたちのためだけのものではなく、大人でも心動かされるものが多くある。絵本を通していろいろな世代が共有できる想いがある。幼い頃読んだ絵本を読み返すと新たな発見がある。絵が美しいもの、ことばのひびきが美しいもの、絵本の魅力を再発見し、絵本とのかかわりかたについて考えさせられた。
  • 絵本の力
    この本も、記憶が定かではありません。ただ、講演を聞いたときに買ったものだと思います。私の場合、壁にぶつかった時、それぞれのテーマで本を買う事が多いので、多分、この時も絵本についていろいろ考えていたんだと思います。