井手正和のレビュー一覧

  • 発達障害の人には世界がどう見えるのか

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    よい意味で「研究書」っぽくなく、とても読みやすくて、分かりやすかった。特にASD(自閉スペクトラム症)について詳しく取り上げられていた。ASDの特徴でよく言われる「木を見て森を見ず」という表現ではなく「木を詳細に見る能力がある」と解釈すれば、マイナスではなくなるという考え方に共感。

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    2024年03月22日
  • 発達障害の人には世界がどう見えるのか

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    目に見えない部分を、科学的に説明してくれる
    解説書。

    ▶︎読んでほしい人
    大人の発達障害と診断された人。

    ▶︎きっかけ
    ASDの友人のオススメ。

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    2024年02月24日
  • 科学から理解する 自閉スペクトラム症の感覚世界

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    感覚過敏を科学的に見たことがなかったので、とても面白かったです!特にASDの方にオススメです!!
    時間分解能の仮説は納得いくところがありました。また、感覚過敏を治療するべきものと捉えてくださってる科学者たちがいることがとてもありがたいです。現状は社会的な補償がないことに苦労しているので。
    これからも研究頑張ってください!!

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    2023年10月19日
  • 発達障害の人には世界がどう見えるのか

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    発達障害の中でもASD、その中でも「感覚過敏」という特性に焦点を当てて論じられていた。
    簡単に言えば感覚過敏は認知能力の過不足によって引き起こされる。その機序をMRIやMRSを用いて証明している点が他書には無い特筆すべき点だろう。
    私の偏食や塗り薬を昔から毛嫌いしてるところは多少なりとも感覚過敏の特性の現れなのかもしれない。

    ただ、感覚過敏と感覚鈍麻は共存することがあり、また、感覚過敏だからといって全ての刺激(視覚・聴覚・嗅覚・味覚・触覚)に過敏になるわけではない。

    ✏2000年代にはfMRIによる研究が活発になり、認知活動や行動に関連する脳内メカニズムを明らかにする手法として盛んに用いら

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    2023年02月02日
  • 発達障害の人には世界がどう見えるのか

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    ネタバレ

    努力も大事だけど、頑張りすぎず、環境を合わせていくことが大切なんだと改めて思った。 『一人ひとり誰もが違う。そんな個人の違いを潰す必要のない世界であってほしい』 という言葉に心打たれた。

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    2025年11月29日
  • 発達障害の人には世界がどう見えるのか

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    分かりやすかったし、実践的だと感じた。
    システムの方に人間を当てはめる、
    というのは武家社会、富国強兵の時代には、
    均質な人材を短期に作り上げるのに
    適したやり方だったのだろうと思う。
    もう令和だよ? 
    そろそろ認識を改めてもいいんじゃないかと思う。

    非効率、ではあるのだろう。
    個人個人の特性に合わせて微調整していく社会って。
    でもそれ、
    誰もが心地よく過ごせる社会な気がするよ?
    障害のある無しに関わらず。

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    2025年10月11日
  • 発達障害の人には世界がどう見えるのか

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    発達障害のうち特に自閉スペクトラム症が「どのように感じるか」を主テーマとした一冊。

    感覚が、入力・知覚・認知・情動というステップに分かれることを学んだ。また、そのステップごとの特性がある場合の説明がわかりやすかった。
    ASDには錯視が起こりづらく、定型発達者に何故錯視が起こりやすいかの理由としての「錯視は正確性より脳の効率性を重視した結果」など、なるほど〜と思った。
    ただしいくつかの説明については、もう少し論理関係の詳細が必要だと感じられた。

    ASDはスペクトラムであり、人によって状態像、感じ方は違うことが大前提である書きぶりが良いなあと思った。
    そして、特性を発揮して活躍することは素晴ら

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    2025年02月09日
  • 科学から理解する 自閉スペクトラム症の感覚世界

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    感覚過敏について理解が更に深まった。

    これは感想ではないが、私自身がどんなに理解を深めようと周りが適切な配慮や把握をしてくれないのが悲しい。

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    2024年08月09日
  • 発達障害の人には世界がどう見えるのか

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    周囲の人の様子から学習し、カモフラージュすることは誰にでもあると思っていましたが、そうでもないのかな。
    メリットもあるが、デメリットも生じる。
    勉強になりました。

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    2023年05月21日
  • 発達障害の人には世界がどう見えるのか

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    内容はタイトルや帯の内容そのままです。2022年12月初版で、この日までに新しく解明された情報を強調しつつ、発達障害の人がどのように世界を捉えているか、学術的に解説していく新書。

    当事者がどう上手に生きていくかという直接的な教えは薄いので、そこは期待しない方が良いです。本書はあくまで当事者以外からは想像のしにくい当事者の感覚をシェアするものです。そこに学術的な解説を足されたような感じで、自己啓発っぽい要素はありません。

    著者の発達障害に係る社会の理想像は明快で、筋が通っており非常に印象が良いです。「一人一人誰もが違う。そんな個人の違いを潰す必要のない世界であってほしい」という言葉が173ペ

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    2023年03月19日
  • 発達障害の人には世界がどう見えるのか

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    去年の9月に読んだ井出先生の本の内容が新書になることでより分かりやすくまとめられていた。
    感覚鈍麻の研究がまだまだ発展途上だったというのは意外だった。
    自分の中で無意識に感覚過敏と感覚鈍麻を同じ入れ物に入れて考えてしまっていたのだと反省。
    ASD者の感覚過敏な面を活かせることをポジティヴに評価しながらも「祭り上げることの危険性」についても触れられていて、共感できることばかりだった。
    一人ひとりの違いを捉えるケースネスの考え方を大切にしていきたいと改めて思った一冊。

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    2023年02月17日
  • 発達障害の人には世界がどう見えるのか

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    読んでよかった。発達障害の人が見えてる世界、どう感じているのかを科学的に解明・解説した本。

    メモ
    ・発達障害の分野は、研究と臨床の連携が薄い。
    ・ASDの人たちは錯視が起こらない。脳の効率性を重視せず、物理的な正確性が優先される。(木を見て森を見ず)
    ・今後、感覚鈍麻に関する研究が進んでいく。

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    2023年02月16日
  • 発達障害の人には世界がどう見えるのか

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    結構面白かった。
    発達障害を脳のメカニズムとして捉えて、具体的な説明がある部分と、逆によくある事象として、発達障害を持つ人の行動を具体的なストーリーとして見せるなど、非常にバランスの良い本。
    GABAの分泌不足による知覚過剰という話は納得。
    GABAは抑制系の神経伝達物質であり、過剰を抑制すると。ただ,これがないと、本当は無視して良いような機微な情報を知覚してしまい、非常に疲れる。
    だから、それが嫌だからいつも同じ道を通りたがると。なるほど。
    細かい触覚も知覚し、きのこの感覚が嫌だから食べられない、みたいなことが起こる。

    定型発達者がだんだん感じなくなるような順応も起きづらい。そのため、そう

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    2023年02月12日
  • 科学から理解する 自閉スペクトラム症の感覚世界

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    ASDの方の“感覚”にスポットをあてて書かれた一冊。
    著者の井手先生も書籍の中で触れられていたが、ASD関連の本で特性や対処法ではなく“感覚”に焦点を絞っている本は珍しいと思った。
    現在分かっている科学的な知見をもとにASDの方の感覚について理解を深めようとする貴重な内容だった。

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    2022年09月06日
  • 発達障害の人には世界がどう見えるのか

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    ニーズには合わせていかなければいけないが、
    その子だけ特別扱いするのも違うかな。
    色んな特性をもつ人がいる。
    ただそれだけのこと。

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    2023年08月01日
  • 発達障害の人には世界がどう見えるのか

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    異常に食べ物における好き嫌いが多いのも感覚過敏なのは知らなかった
    その人が持つ感覚は他人からわからないから面白い

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    2023年06月02日