発達障害の人には世界がどう見えるのか

発達障害の人には世界がどう見えるのか

990円 (税込)

4pt

発達障害の人が抱える生きづらさは、自分が見えている世界が他の人の見えている世界と異なることにある。それは周りに人によっても同様である。理解できないゆえに、当惑し、イライラし、疲弊してしまう。本書では、知覚実験、脳科学などによる最新研究をもとに、発達障害の人が見ている世界を明らかにし、発達障害の当事者の苦しみを軽減し、周りの人のとのコミュニケーションを円滑にするにはどうすればよいかを論じてく。

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発達障害の人には世界がどう見えるのか のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    よい意味で「研究書」っぽくなく、とても読みやすくて、分かりやすかった。特にASD(自閉スペクトラム症)について詳しく取り上げられていた。ASDの特徴でよく言われる「木を見て森を見ず」という表現ではなく「木を詳細に見る能力がある」と解釈すれば、マイナスではなくなるという考え方に共感。

    0
    2024年03月22日

    Posted by ブクログ

    目に見えない部分を、科学的に説明してくれる
    解説書。

    ▶︎読んでほしい人
    大人の発達障害と診断された人。

    ▶︎きっかけ
    ASDの友人のオススメ。

    0
    2024年02月24日

    Posted by ブクログ

    発達障害の中でもASD、その中でも「感覚過敏」という特性に焦点を当てて論じられていた。
    簡単に言えば感覚過敏は認知能力の過不足によって引き起こされる。その機序をMRIやMRSを用いて証明している点が他書には無い特筆すべき点だろう。
    私の偏食や塗り薬を昔から毛嫌いしてるところは多少なりとも感覚過敏の特

    0
    2023年02月02日

    Posted by ブクログ

    分かりやすかったし、実践的だと感じた。
    システムの方に人間を当てはめる、
    というのは武家社会、富国強兵の時代には、
    均質な人材を短期に作り上げるのに
    適したやり方だったのだろうと思う。
    もう令和だよ? 
    そろそろ認識を改めてもいいんじゃないかと思う。

    非効率、ではあるのだろう。
    個人個人の特性に合

    0
    2025年10月11日

    Posted by ブクログ

    発達障害のうち特に自閉スペクトラム症が「どのように感じるか」を主テーマとした一冊。

    感覚が、入力・知覚・認知・情動というステップに分かれることを学んだ。また、そのステップごとの特性がある場合の説明がわかりやすかった。
    ASDには錯視が起こりづらく、定型発達者に何故錯視が起こりやすいかの理由としての

    0
    2025年02月09日

    Posted by ブクログ

    周囲の人の様子から学習し、カモフラージュすることは誰にでもあると思っていましたが、そうでもないのかな。
    メリットもあるが、デメリットも生じる。
    勉強になりました。

    0
    2023年05月21日

    Posted by ブクログ

    内容はタイトルや帯の内容そのままです。2022年12月初版で、この日までに新しく解明された情報を強調しつつ、発達障害の人がどのように世界を捉えているか、学術的に解説していく新書。

    当事者がどう上手に生きていくかという直接的な教えは薄いので、そこは期待しない方が良いです。本書はあくまで当事者以外から

    0
    2023年03月19日

    Posted by ブクログ

    去年の9月に読んだ井出先生の本の内容が新書になることでより分かりやすくまとめられていた。
    感覚鈍麻の研究がまだまだ発展途上だったというのは意外だった。
    自分の中で無意識に感覚過敏と感覚鈍麻を同じ入れ物に入れて考えてしまっていたのだと反省。
    ASD者の感覚過敏な面を活かせることをポジティヴに評価しなが

    0
    2023年02月17日

    Posted by ブクログ

    読んでよかった。発達障害の人が見えてる世界、どう感じているのかを科学的に解明・解説した本。

    メモ
    ・発達障害の分野は、研究と臨床の連携が薄い。
    ・ASDの人たちは錯視が起こらない。脳の効率性を重視せず、物理的な正確性が優先される。(木を見て森を見ず)
    ・今後、感覚鈍麻に関する研究が進んでいく。

    0
    2023年02月16日

    Posted by ブクログ

    結構面白かった。
    発達障害を脳のメカニズムとして捉えて、具体的な説明がある部分と、逆によくある事象として、発達障害を持つ人の行動を具体的なストーリーとして見せるなど、非常にバランスの良い本。
    GABAの分泌不足による知覚過剰という話は納得。
    GABAは抑制系の神経伝達物質であり、過剰を抑制すると。た

    0
    2023年02月12日

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