金沢知樹のレビュー一覧

  • ぼくの姉ちゃんとセックスしてください

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    この本の1番の魅力は、こってこての長崎弁だと思う。あの方言を聞くと、数回しか行ったことないのに長崎の風景が広がっていく。ほんとに数回しか行ったことないんに。ぱりぱりの皿うどんを潰す音とか、長崎で見た青い空と坂道とか。あの少しのんびりした空気感とか。そんなのばっかり思い出して、それがどんどん小説に色を付けていく。
    あとは、弟が姉のために奔走している姿が羨ましかった。私の弟はそんなことしてるんやろうかと、そんな視点で読んでた。色んな愛が詰まってる本だった。

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    2024年08月03日
  • ぼくの姉ちゃんとセックスしてください

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    久々に物語に集中して一気に読めた
    大好きな姉ちゃんが死ぬとわかり、姉ちゃんの最後にやりたいことを叶えるために弟が必死になる。
    その中で姉ちゃんがどぉ生きていたかがわかる。
    題名は凄さに惹かれて買ったけど、凄く面白かった。

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    2024年03月31日
  • ぼくの姉ちゃんとセックスしてください

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    ・止まらずに読み進めてしまう
    ・とても読みやすい
    ・読みやすいのに浅くない
    ・くすり笑いしてしまう箇所が多く楽しい
    ・キャラクターがリアルでおもしろい
    ・御涙頂戴ではないところが好感持てる
    ・映画化しないかなぁ

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    2024年01月15日
  • ぼくの姉ちゃんとセックスしてください

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    私は普段ミステリー小説しか読まないですが、タイトルの強烈さに惹かれて購入。
    作者が私と同じ長崎出身というのも決め手になりました。

    思った通り、長崎弁や実在する店舗、地名が多く登場して楽しめました。
    ストーリーもとても面白かったです!
    「チンチン」という単語の登場回数は小説界でも屈指の多さだと思います。
    色んな意味で面白すぎて1日で読み切ってしまいました。

    作者様はたぶんミステリー作家ではないと思いますがミステリー感もあって楽しかったです。
    コメディー調ですが泣ける要素もあります。

    買って大正解でした。
    私は基本的に評判のいいものを選んで読んでますがたまにこうして前情報無しに新作を購入する

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    2024年01月04日
  • サバカン SABAKAN

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    昭和60年代(1980年代)の長崎を舞台にした、小学校6年生の主人公(作者?)を中心とした物語である。あの時代を過ごした「男の子」なら、誰もが思わず「うんうん…」とうなづくであろう日常生活、風俗習慣、が、これまた郷愁を誘う方言(ここでは九州、長崎の「…たい」「…やもん」という口調である)で、実に平易な文体で描かれており、読みやすい。

    読みやすい、とは言ったものの、果たしてこんな日常会話のような文体で、実にその情景を読む者の頭の中にありありと(時には夏の日差しやのどの渇き、殴られた時の痛みまでも…)思い浮かべさせてくれる、これはもう作者の才能と言っても良いのではないかと思う。実際、小学生が書い

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    2022年11月02日
  • サバカン SABAKAN

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    映画に出てくるシーンが散りばめられていて
    あぁ、このシーンよかったなと思いながら、
    もう一度サバカンに浸れる一冊。

    金沢さん故の例え方やククッと笑える表現が映画よりさらに詰まっている。

    本編でたくさんおもしろがあるからこそのあとがきにやられました。

    笑いと涙がこんなにも共存しているのはなかなかないんじゃないかなと思います。

    また読むだろうと思います

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    2022年09月23日
  • サバカン SABAKAN

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    ニヤニヤしながら又ある時は声を出して笑いながら読み終えた。いや実に面白い本に出会えた。九州弁も完璧だ。著者の履歴を見て成る程と納得、長崎生まれだった!自分の子ども時代も似たり寄ったりだったな。

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    2022年08月22日
  • サバカン SABAKAN

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    ネタバレ

    映画を観た。さわやかなラスト。繰り返し観られると思う。
    泣いた。子どもから大人に至るまで役者さんすべて素晴らしい。

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    2023年06月10日
  • サバカン SABAKAN

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    まさに80年代の昭和の時代の子供らが主人公。
    ある意味の悪ガキが悪ガキとして通用し、大人や先達がゲンコツを見舞っていた時代の大らかさと繊細な情が長崎を舞台に描かれている。お笑いを散りばめた表題作のサバカンは公共の場で読む事注意。

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    2023年02月12日
  • サバカン SABAKAN

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    ネタバレ

    映画「サバカン」がなかなか良かったので、読んでみました。映画よりもリアルで出来事の辻褄が合う感じがしましたね。映画は演出上の盛り込み過ぎ感やたけちゃんのキャラが若干定まってない感じがしてので、本の方があっさりとして好きかな。季節をまたぐと撮影に時間がかかる=製作費が上がる、なんていう映画の現場の制約もあるのかな、などと邪推してしまいました。
    でも映画の見せ場の「またねー」が無かった!

    長崎弁が心地いい。

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    2022年09月12日
  • サバカン SABAKAN

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    一人の小学生の男の子が主人公の三つの物語。

    それぞれ、友情、恋愛、兄弟愛がテーマになっていました。

    「サバカンSABAKAN」は、「小学生の一夏の思い出」って感じで、物語が颯爽と進むので、読み心地が良かったです。
    学生時代の夏休みって、長い様で、あっという間に終わる。でも、その間で得た経験は濃くて、大人になった今でも心に残っています。
    読みながら、そんな事を思いました。

    「弟と少年ジャンプとプラネットマン」
    弟のために奔走するお兄ちゃん。かっこよかったです。兄弟って、やっぱいいなーと思いました。

    短くて数時間で読める一冊。
    映画化されているので、今度観てみたいですね。

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    2025年11月10日
  • ぼくの姉ちゃんとセックスしてください

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    タイトルを見て、んっ?てなり、二十歳なのに姉ちゃんはもうすぐ死ぬという、表紙の一文を見て、なんとなく内容が想像できた。舞台は九州長崎で方言が身近で、本に入り込む。本好きな姉ちゃんが読んでいた本がノルウェイの森で時代設定が30年くらい前の話か?すごく読みやすく一気読みしてしまう。感動の押し売りではない内容だが、グッとくる。家族の愛情がものすごく伝わってくるのである。出てくる人たちも優しい人たちばかりである。

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    2024年04月20日
  • サバカン SABAKAN

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    映画原作だから読んだが、好みではなかった。
    でも、サバの味噌煮間寿司はどこかでチャレンジしようと思う。

    よくある田舎の、どこにでもいる子供と、ちょっと誇張された大人たちの、わりとなんでもない話を劇的にするのが上手だと思った。

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    2023年06月21日
  • サバカン SABAKAN

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    80年代の子供を描いたノスタルジー溢れる短編。
    どれもサラッと読めて良くも悪くも軽い。
    文中のツッコミ?だけが現代語調なのは意図したものだったのだろうか。

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    2023年05月23日
  • サバカン SABAKAN

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    昭和の懐かしい時代を共有させる、何か脳の深くから引き上げられる作品だった。キン消しのプラネットマン、昔、手に取っていたような気がする。

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    2022年11月13日