サステナビリティ課題は複雑で気候、自然、循環、well-beingといった様々な課題が互いに関連し合っているため、別々に取り組むのでは課題に的確に対処できない。そのため、全体を統合的に捉えて分析し、マテリアルな課題を認識し、課題に対して1番有効な打ち手を、システム思考で検討して実施することが大切であると本書で学ぶことができた。最近の国内外の環境規制の動向や開示動向も解説しており、そこからと統合的にサステナビリティ課題に取り組むことが絡められていて分かりやすかった。企業の事例も最後にまとめており、実践的なところも学ぶことができた。