W・アーヴィングのレビュー一覧

  • アルハンブラ物語

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    アルハンブラ宮殿の現地ガイドさんに教えてもらって、帰りの飛行機で夢中で読んだ。
    アルハンブラ宮殿は庭園も部屋の中も夢のように美しかったが、この本に出てくるスペイン人の信じる夢物語と繋がり、栄華を極めた過去が今に至るまで清らかに受け継がれているように思われて、旅行の印象を強めてくれた。

    著者が外交官という実務家だったのにも親近感が湧いた。(仕事から夢への逃避に憧れるという意味で)

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    2026年01月17日
  • アルハンブラ物語

    Posted by ブクログ

    グラナダに行く予定があったので、その前に読んでみようと思った。初めの方は、著者がどのような旅をしたのかが説明的に書かれていて少し読みづらかった。でも、途中からアルハンブラの伝説の話になってどんどん引き込まれていった。特に3人の王女の話が印象的であった。

    ムーア人に征服されたことは、単なる侵略ではなく文化的に受け入れられていた面もあるのだなと思った。

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    2024年10月26日
  • 古典アメリカ幽霊譚傑作集

    Posted by ブクログ

    英国ヴィクトリア朝と同時期のアメリカの幽霊譚アンソロジー。
    本邦初訳の作品を中心に13篇を収録。
    ・アメリカ史と幽霊譚の年表
    ・19世紀後半のアメリカ(本書関連)
    灰色の騎士 ナサニエル・ホーソーン
      ・・・力づくでニューイングランドの民を抑え込もうとする
     植民地総督と民衆の間に現れた、白髪の古老の戦士とは?
    首吊り島からの客 ワシントン・アーヴィング
      ・・・オランダ系移民の心の拠り所だった酒場は、店を継いだ
     悪党と従者により、ならず者の溜まり場となった。だが、
     首吊りになったかつての仲間の海賊たちの出現で、悲劇が。
    悪魔に首を賭けるな――教訓のある物語 エドガー・アラン・ポオ
      ・・・“悪魔に首を賭けても良い”が常套句の男の運命とは。
     これは総ての放蕩者への教訓?
    訪れ ローズ・テリー・クック
      ・・・私は彼女を愛し裏切られる。彼は私を慈しんでくれた。
     病で臥した私の前に<それ>は訪れ、姿を現してゆく。
     女性同士の恋愛心情が繊細に綴られる。
    無人の小屋――ある幽霊譚 ジェーン・グッドウィン・オースティン
      ・・・道に迷い森の中の廃屋に辿り着いた。彷徨う女性の
     姿に導かれ、そこで見たのは、修羅場と悲劇の幻想。
    太鼓叩きの幽霊 ジョン・ウィリアム・デ・フォレスト
      ・・・悪魔めいた太鼓の音に混乱する男。折しも南北戦争の
     渦中。その音は、冷酷な男の家に死を招いた・・・のか?
    水車小屋の幽霊――テキサスの逸話 クララ・レクラーク
      ・・・この家は幽霊に憑かれている。入居初日から響く
     不可解な音。若妻キャリーに老嬢は幼い頃に目撃した
     男女関係の怖ろしい出来事を語った。
    灰色の男 サラ・オーン・ジューエット
      ・・・農場の廃墟に住みついた灰色の男。一度も笑顔を
     見せたことのない。南部諸州の蜂起の始まりで去ったが
     その姿は戦場にあったという。正体は如何に。
    白い染み――ある絵の話
      ・・・失踪した画家が描いた風景画の朧気な染みは幽霊?
     その地へ向かい、運命と悲恋の真相を知る。
    ロムニー沼地の古屋敷 ヘゼカイア・バターワース
      ・・・煉瓦を中心に巡る怪異は、その地に遺る過去の
     出来事が混ざりあっていた。苦悶する死者の霊魂。
    老アップルジョイの幽霊 フランク・R・ストックトン
      ・・・老アップルジョイ氏はクリスマスの祝い復活のため、
     曾孫のバーサとタッグを組む。幸福溢れるクリスマス幽霊譚。
    吹雪の道 マリー・ヴァン・ヴォースト
      ・・・全米を襲った大豪雪の中、貧しい娘家族の元に
     老夫婦は到着する。だが、エスターは何を見たのか。
    カスバード尼僧の試練 エリザベス・ガーヴァー・ジョーダン
      ・・・かたや母、かたや父が死に瀕している。
     カスバード尼僧は修道院に残り祈りを捧げる。
     そして心は母の側へ。
    ・編者あとがき――幽霊譚から見るアメリカとその歴史

    19~20世紀初頭に書かれた幽霊譚には、清教徒革命派、
    英蘭戦争、海賊、植民地とイギリス本国との対立、
    アメリカ合衆国建国、米墨戦争、南北戦争、未曽有の大豪雪
    などの記憶が刻み込まれている。
    また、地域主義文学や女流作家の出現などがあり、
    その後のパルプ・マガジン勃興期のホラーとは異なる
    味わいを感じさせてくれる。
    アメリカ初期の歴史をも改めて振り返ることが出来たのも
    良かったです。

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    2026年10月09日